「評価」の作成と管理

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コースに追加できるコンテンツに評価があります。評価では、受講者のパフォーマンスを割り当てられた指導者が確認し、それを承認することができます。

評価は、コース完了に関わるあらゆることを基準にすることができます。

例えば、機械を正しく取り扱うなど、職場で行われる手作業を行うよう指示し、この作業を指導者が評価することができます。

コースの他の学習項目と同様に、コースの完了に必須として設定することができ、進捗の追跡をすることができます。他の学習項目との主な違いは、評価はオフラインでコースコンテンツ外で受講者によって行われ、完了となるには、割り当てられた指導者によって手動で承認される必要があるということです。

ここでは、コースに評価を追加する方法、編集、削除、表示の設定、評価の進捗を確認する方法についてご説明します。

評価の作成

必要なロール:カタログ管理者、またはコース管理者

他のすべての学習項目と同様に、評価はコース設定パネルの「コンテンツ」セクションでコースに追加します。

評価を作成するには、

1. LMS365 管理センター>トレーニング管理画面でコースを選択します。

2.コース管理パネルの「コースコンテンツ管理」を選択します。コースのコンテンツセクションが開きます。

3.「+学習項目の追加」のドロップダウンリストから「評価」を選択します。

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4.「評価の追加」パネルが開きます。フィールドに入力します。アスタリスクが付いたフィールドは入力必須です。

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名前 評価の名前を入力します。指導者として割り当てられたユーザー、およびライン管理者ロールで割り当てられたユーザーのトレーニングダッシュボードの評価セクションと、ライン管理者ダッシュボードの管理アクション「評価」の両方に表示されます。 このフィールドは必須です。

説明:目的、期間、連絡先など、評価についての情報を入力します。説明はコースのホームページおよび学習を開始したときに受講者に表示されます。このフィールドが空の場合、評価には何も表示されません。

説明にはリッチテキストエディタを使用することができます。YouTube、ビデオ、画像などを挿入して、充実した説明を受講者に提供することができます。また、ファイルを添付することもできます。
フルスクリーンアイコンを選択して、テキストフィールドを拡張して編集することができます。

指導者を指定評価を行うユーザーを指定します。テナント内に存在するユーザーまたはこのコースカタログに招待されている外部ユーザーを割り当てることができます。

ライン管理者ロールを選択すると、自動的に各受講者のライン管理者を指導者として割り当てることができます。このフィールドは必須です。

評価には複数の指導者を割り当てることができ、受講者は、そのうちの1人から承認されることにより、評価を完了することができます。

指導者ロールはコースを管理する権限は付与されません。トレーニングダッシュボードの評価セクション、またはライン管理者ダッシュボードの評価で、承認する必要のある評価の参照し、それらを承認します。
指導者として割り当てられたり、取り消されたりした場合、当該ユーザーはメールで通知を受け取ります。

指導者名の表示:受講者に指導者名を表示します。既定ではこのトグルは OFF になっているため、評価の指導者の名前は受講者に表示されません。トグルを ON にして、評価の指導者の名前を受講者に表示することができます。
指導者にライン管理者ロールが割り当てられている場合、受講者はLMS365コースプレイヤーでライン管理者の名前を確認できます。

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5.保存して評価を作成します。

コースに追加されたすべての評価は、自動的にコースの完了に必須としてコース完了の初期設定に追加されます。変更するには、コース管理パネル>コース完了設定に移動して、完了セットの編集を行います。

追加された評価は、コースのホームページでは次のように表示されます。

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個々のユーザーとして指定された指導者については、割り当てられた評価がトレーニングダッシュボードの評価セクションに表示されます。
評価セクションの詳細については「トレーニングダッシュボードの概要と機能」をご参照ください。

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ライン管理者ロールで割り当てられた指導者については、割り当てられた評価がライン管理者ダッシュボードの管理パネルに表示されます。ライン管理者ダッシュボードの評価については「ライン管理者ダッシュボードの概要と機能」をご参照ください。

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フィードバック オプション

指導者は評価に関するフィードバック、受講者に提供することができます。

例えば、評価を承認した際のコメントや、評価を承認できない場合の理由を提供したい場合など、受講者に電子メールを送信することによってフィードバックすることができます。

割り当てられた指導者の1人が評価を承認すると、受講者は「評価レビュー済み」通知を受け取ります。通知には指導者が評価を承認した日付と時刻が表示されます。さらに、この通知には、評価を承認する際に提供されたフィードバックが表示されます。

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コースからの評価を管理する

必要なロール:カタログ管理者、またはコース管理者

コースのコンテンツセクションから、評価を含むコースに追加された学習項目を管理することができます。

1.LMS365 管理センター>トレーニング管理でコースを選択します。

2.コース管理パネルの「コースコンテンツの管理」を選択し、コースのコンテンツセクションを開きます。

3.評価を選択します。アクションパネルが開き、次の4つのオプションが利用できます。

  • 受講者の詳細を閲覧
  • 評価の編集
  • 評価の非表示/表示する
  • 評価の削除

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受講者の詳細を閲覧

このオプションでは現在コースに登録されている受講者、評価の進捗、評価が承認された日を確認することができます。

コースに登録されていない受講者の評価の進捗を表示するには、その受講者をコースに再登録する必要があります。

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名前: 現在コースに登録されている受講者の名前が表示されます。既定ではアルファベット順で表示されます。列の名前を選択して、A-Z または Z-A でソートすることができます。

ステータス:受講者の進捗を表示します。
「開始していません」: 評価はまだ承認されていません。「完了」: 評価は承認され完了しています。
列の名前を選択して、A-Z または Z-A でソートすることができます。

完了:指導者が評価を承認した日時。未承認の評価は空欄です。

評価の進捗パネルのメニューバーには、3つのオプションがあります。

______.png :評価の進捗をダウンロードすることができます。ダウンロードされたレポートには、現在登録されている受講者の進捗が含まれます。(ステータスでフィルタリングされている場合は、その受講者のみ)
_________.png  :進捗ステータス「すべて」「開始していません」「完了」でフィルタリングできます。既定は「すべて」です。

「検索」フィールド:特定の受講者を見つけることができます。検索は、受講者の名前のみで実行されます。

また、評価の進捗パネルでは、完了ステップの評価の進捗を削除することができます。

評価を完了した受講者を選択し、アクションパネルの「受講者の進捗を削除」を選択します。
確認メッセージが表示されます。削除すると、受講者の最後の試行が削除されます、削除した試行は元に戻すことはできません。

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評価の編集

評価の編集では、すべてのフィールドの値を変更することができます。必要な変更を行い保存します。

評価の設定の変更(更新)されても、指導者と受講者には通知されません。

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評価の非表示

このオプションでは、評価をコースホームページまたはLMS365プレイヤーの学習コンテンツに表示せず、受講者が利用できないようにします。

「評価の非表示」を選択すると、確認メッセージが表示され、「隠す」を選択すると評価は非表示となります。

現在の評価の表示ステータスはタイトルの横に表示されます。詳しくは「コースコンテンツの作成・管理の概要」の学習項目の非表示をご参照ください。

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評価を非表示にすると、このオプションは「評価を表示する」に変わります。「評価を表示する」を選択すると、評価は学習コンテンツとしてコースホームページやLMS365プレイヤーに表示され、受講者は利用できます。

コースの受講(前提条件)、または完了するために必須と設定されている学習項目を非表示にした場合、受講者は受講の継続、コースを完了することができません。

評価の削除

このオプションでは、コースから評価を完全に削除することができます。

「評価を削除」を選択すると、確認メッセージが表示されます。「削除」ボタンを選択すると削除されます。コースから削除された評価は元に戻すことができません。

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評価の進捗を管理する

評価の進捗は「トレーニング管理」と「ユーザー」画面で管理することができます。

トレーニング管理画面で管理する

必要なロール:カタログ管理者、またはコース管理者

トレーニング管理で受講者の評価の進捗を表示、管理するには

1.LMS365 管理センター>トレーニング管理でコースを選択します。コース管理パネルが開きます。

2.コース管理パネルの「コースの進捗」を選択します。

3.コースの進捗パネルで、受講者名を展開すると、評価を含むコースのすべての学習項目の進捗が表示されます。

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評価のステータスは「未開始」:進捗率0%、 または「完了」:進捗率100%です。
指導者、コース管理者、またはコースカタログ管理者によって承認された評価は「 完了」 、承認されていない評価は「開始していません」となります。そのため、評価では「受講中」ステータスはありません。

評価の進捗を変更するには、その評価の現在の進捗や目的に応じて、次のいずれかの方法で行います。

A.「開始していません」の評価の場合:

受講者名の右端にある編集アイコン ______.pngを選択します。選択した受講者の進捗が表示されます。受講者のコース内のすべての学習項目の進捗を編集することができます。評価を選択し、そのステータスを「完了」に変更できます。保存して変更を適用します。

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B.完了した評価の場合:

受講者名の右端にある編集アイコン ______.pngを選択します。選択した受講者の進捗が表示されます。受講者のコース内のすべての学習項目の進捗を編集することができます。評価を選択し、そのステータスを「開始していません」に変更できます。保存して変更を適用します。

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C. 完了した評価の場合:

受講者名を展開し、評価の右側にある試行の削除  を選択し、受講者の評価の試行を削除できます。

試行を削除する場合、確認メッセージで「すべての試行」または「最後の試行」 のいずれかを選択することができますが、評価には1つの試行しかないため、結果は同じです。

「削除」で選択した進捗を削除します。削除された評価の進捗を元に戻すことはできません。

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D. 完了した評価の場合:

受講者名の右側に進捗削除  を選択します。

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進捗を削除するパネルが開き、表示されている学習項目の進捗を削除して、「未開始」にリセットすることができます。パネルには、ユーザーが何らかの進捗(受講中、完了、失敗)を持つ学習項目のみが表示され、既定では完了した項目がすべて選択されています。進捗を削除しない項目はチェックボックスを外します。「削除」を選択します。この操作は元に戻すことはできません。警告や確認メッセージは表示されませんので、ご注意ください。

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ユーザー画面で管理する

必要なロール:カタログ管理者

1.LMS365 管理センター>ユーザー に移動し、ユーザーを選択します。ユーザーパネルが開きます。

2.ユーザーパネルの「受講の進捗を閲覧」を選択します。

3.受講者の進捗パネルで、コース名を展開すると、評価を含むコースのすべての学習項目の進捗が表示されます。

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評価のステータスは「未開始」:進捗率0%、 または「完了」:進捗率100%です。
指導者、コース管理者、またはコースカタログ管理者によって承認された評価は「 完了」 、承認されていない評価は「開始していません」となります。そのため、評価では「受講中」ステータスはありません。

評価の進捗を変更するには、その評価の現在の進捗や目的に応じて、次のいずれかの方法で行います。

A.「開始していません」の評価の場合:
コース名の右端にある編集アイコン ______.pngを選択します。コース内のすべての学習項目の受講者の進捗が表示されます。評価の「開始していません」ステータスを「完了」に変更します。保存して変更を適用します。

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B.完了した評価の場合:

コース名の右端にある編集アイコン ______.pngを選択します。コース内のすべての学習項目の受講者の進捗が表示されます。評価の「完了」ステータスを「開始していません」に変更します。保存して変更を適用します。

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C. 完了した評価の場合:

コース名を展開し、評価の右側にある試行の削除 を選択し、受講者の評価の試行を削除できます。

試行を削除する場合、確認メッセージで「すべての試行」または「最後の試行」 のいずれかを選択することができますが、評価には1つの試行しかないため、結果は同じです。

「削除」で選択した進捗を削除します。削除された評価の進捗を元に戻すことはできません。

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D. 完了した評価の場合:

コース名の右側にある進捗削除 を選択し、進捗を削除します。

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進捗を削除するパネルが開き、表示されている学習項目の進捗を削除して、「未開始」にリセットすることができます。パネルには、ユーザーが何らかの進捗(受講中、完了、失敗)を持つ学習項目のみが表示され、既定では完了した項目がすべて選択されています。進捗を削除しない項目はチェックボックスを外します。「削除」を選択します。この操作は元に戻すことはできません。警告や確認メッセージは表示されませんので、ご注意ください。

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