ここでは LMS365 内で SharePoint ページの表示を妨げる特定の制限についてお知らせします。
Sharepoint ページの埋め込み
Microsoft の公式ガイドによると、iFrameで異なるドメインからのSharePointページの読み込みは、意図的に制限されています。これは、HTTPヘッダのX-FRAME-OPTIONSプロパティが SAMEORIGIN に設定されているために起こります。
このセキュリティ対策により、異なるドメインからのページが読み込まれないため、LMS365 など外部システムへの SharePoint ページの埋め込みは妨げられます。LMS365プレイヤーは、異なるドメイン、すなわち *.365.systems からロードされるため、Sharepoint ページを埋め込むことができません。
詳細については、以下のMicrosoftのガイドをご参照ください。
Webサイトのリンク
Webサイトリンクの問題については ラーニングモジュールに関する問題 で取り上げていますが、sharepoint.com や learn.microsoft.com（Microsoft Learning Pathwaysの一部で使用されています）などの Microsoftリソースを含む外部のWebサイトは、iFrame内にコンテンツを埋め込むことができない設定になっていることがあります。この制限はWebサイトの所有者によって設定されるものであり、LMS365の管理者がコントロールできるものではありません。
埋め込むページが表示できるかどうかは、ラーニングモジュールに関する問題で紹介されているサービスのいずれかを使って確認できます。そこで表示されなければ、LMS365プレイヤーでも表示できません。これは、コンテンツの表示には常に同じ方式が採用されているからです。
推奨事項と代替方法
上記の制限から、SharePointのページを直接LMS365プレイヤー内で表示することはできませんが、代わりに次のような方法があります。
- Microsoft Sway、Microsoft Forms、YouTubeなど、埋め込みコードを提供しているリソースから、埋め込み可能なコンテンツを使用する。
- 埋め込むことができないコンテンツは、ラーニングモジュールの「Webサイトリンク」で「新しいタブで開く」オプションを使用します。このオプションをONにすることで、外部リソースへのシームレスなアクセスが可能となります。
また、このような制限に対応するにあたり、お客様が抱える課題も理解しており、以下のサービスをご用意しています。
- 必要な場合は、学習項目の一括更新を行い、推奨プラクティスへのスムーズな移行をお手伝いします。
- テナントに対して有効となる機能をご提供します。この機能により、SharePointのページを新しいタブではなく、ページ中央に新しいポップアップウィンドウで開くことができるため、ユーザーの利便性を向上させることができます。
以下は、この機能が実際にLMS365プレーヤーでどのように表示されるかの一例です。
※お使いのブラウザで lms.365.systems からのポップアップが許可されている必要があります。
ご不明な点やご質問、またラーニングモジュールの一括更新やポップアップウィンドウ機能についてご希望の場合は、サポートまでお問い合わせください。