目次
はじめに
トレーニングプランにユーザーを登録することで、ユーザーは当該トレーニングプランとそのすべてのコースの受講者となります。ユーザーは様々な方法でトレーニングプランに登録することができます。
ここでは、管理者がユーザーをトレーニングプランに登録する方法と、トレーニングプラン内のコースの登録ロジックについて、具体的な事例を交えて説明します。
重要!:
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登録方法
ユーザー ページから
必要なロール: カタログ管理者
カタログ管理者は、LMS365 管理センターのユーザーページからユーザーをトレーニングプランに登録することができます。
この手順の詳細については、こちらをご参照ください。
トレーニングプラン設定パネルから
必要なロール:カタログ管理者. コース管理者は、トレーニングプランが作成され、トレーニングプラン管理者ロールが割り当てられた後、トレーニングプランの受講者を登録および管理することができます。
トレーニングプラン設定パネルの「ユーザー」セクションから、ユーザーをトレーニングプランに登録することができます。
- トレーニングプラン設定パネルの「ユーザー」セクションの「受講者」タブで、「+受講者登録」を選択します。
- 「ユーザー 検索」フィールドに、登録するユーザーの名前、Microsoft Entra (Azure Active Directory) グループ、Microsoft 365 グループ、メールが有効なセキュリティ グループ、またはセキュリティ グループを入力します。
カンマまたはセミコロンで区切られたリストとして、一度に最大50人の内部ユーザーまたは1,500の文字を入力することができます。
すべてのユーザー、および外部ユーザー以外のすべてのユーザーグループは追加できません。
無効なメールアドレスや認識できないユーザーを入力した場合、問題を修正するまで次に進むことができません。無効なメールアドレスとユーザーは赤色で強調されます。
最大50メールアドレスまたは1,500文字を超えると、該当する情報メッセージが表示されます。この手順を繰り返して、追加のメールアドレスを入力することができます。
Microsoft Entra(Azure AD)を追加した場合、グループ内のすべてのユーザーがカウントされます。 - 「登録」を選択します。
すべてのユーザーを登録するには数分かかることがあります。この間、登録済受講者のリストでは、ユーザーの名前はグレーアウトしており、非アクティブとなります。
登録されたユーザーとグループは、追加された順番に関係なく、アルファベット順に表示されます。登録されたグループには、タイトルの横の括弧内にユーザー数が表示されます。
受講者の名前とグループタイトルがアクティブになると、「メッセージの送信」オプションと「登録を取り消す」 オプションが利用できるようになります。
これらの変更は自動的に保存されます。
Microsoft Entra(Azure AD)グループを通じて
必要なロール:Microsoft 365 グローバル管理者は、Microsoft Entra (Azure Active Directory) グループ内のユーザーを管理できます。コースおよびカタログ管理者 は、Microsoft Entra グループをトレーニングプランに登録することができます。
Microsoft Entraグループがトレーニングプランに登録されると、グループの現在のメンバーは元より、後からグループに追加されるユーザーも自動的にトレーニングプランに登録されます。
Microsoft Entraグループをトレーニングプランに登録することで、特定の役割を持つ全員を自動的に同じトレーニングに登録することができます。ユーザーに役割が割り当てられると、関連する Microsoft Entra グループに追加されます。例えば、管理職、新入社員、あるいは特定の部署のMicrosoft Entraグループがある場合、該当するトレーニングにこれらのグループを登録することができます。
Microsoft 365 グローバル管理者ロールを持つユーザーは、Microsoft Entraグループ内のユーザーの管理を担います。Microsoft 365 グローバル管理者がユーザーを Microsoft Entra グループに追加すると、そのユーザーはグループが登録されているすべてのコースやトレーニングプランに自動的に登録されます。ユーザーが Microsoft Entra グループから削除されると、そのグループが登録されているすべてのコースやトレーニングプランからユーザーの登録は自動的に解除されます。
Microsoft Entra または Microsoft 365 グループを使用してユーザーをコースやトレーニングプランに登録する方法については、こちらを参照してください。
LMS365 APIを通じて
LMS365 API を使用して、ユーザーをトレーニングプランに登録することができます。詳しくはこちらを参照 してください。
トレーニングプランの登録ロジック
一般的な流れ
受講者がトレーニングプランに登録されると、自動的にすべてのコースに登録されます。
例 トレーニングプラン「LMS365を始めよう」には3つのコースがあります。このトレーニングプランに登録すると、受講者は自動的にトレーニングプランを構成する3つのコースすべてに登録されます。このトレーニングプランから登録解除すると、受講者は自動的に3つのコースすべてから登録解除されます。 |
- 受講者がトレーニングプランに登録されても、同じコースを含む他のトレーニングプランに自動的に登録されることはありません。
- 受講者が、トレーニングプランの一部であるコースに既に個別に登録されている場合、その受講者はトレーニングプランに自動的に登録されることはありません。
- 受講者がコースを完了し、その後、この完了したコースを含むトレーニングプランに登録されると、このコースのステータスは完了になります。受講者がトレーニングプランに登録されるまでは、既に個別に完了したコースも含め、受講者はコースのステータスを見ることができません。トレーニングプランに登録後、個別に完了しているコースは、トレーニングプラン内で完了ステータスを維持します。
トレーニングプランにコースが追加される一般的なシナリオ
シナリオ#1
受講者は、トレーニングプランの一部のコースを受講中または完了しています。トレーニングプランのステータスは 「受講中」 です。管理者はこのトレーニングプランにコースを追加します。
受講者はこのコースに個別に登録されてはいません。
その結果:
- 追加されたコースは、トレーニングプランの完了に必須として自動的に設定されます。トレーニングプランを完了するには、受講者はこの追加されたコースを完了する必要があります。管理者は、トレーニングプラン設定パネルの「コース」セクションから「完了必須」の設定を変更することができます。このトレーニングプランにおける受講者の進捗ステータス(受講中)は変更されませんが、トレーニングプランの進捗率は、完了に必要なコース数の更新に応じて再計算されます。
- 受講者には、追加されたコースがトレーニングプランのホーム ページにトレーニングプランの1つとして表示されます。コースはロックされ、次のメッセージが表示されます。:「このコースは、あなたが登録するまでロックされています。」
- 受講者は、新しく追加されたコースに登録するまでそのコースに関するメール通知を受け取ることはありません。
- 受講者は、次のいずれかの方法で追加されたコースに登録する必要があります。:
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- トレーニングプランの他のコースを完了すると、自動的にこのコースに登録されます。
- カタログまたはコース管理者は受講者を手動でこのコースに登録することができます。
- コースのホームページから各自で登録します。各自で登録する場合、現在のトレーニングプランのホームページで該当するコースのタイトルを選択し、コースのホームページに移動してください。これ以降、コースのタイプによって登録と通知フローが変わります。
- 受講者が追加されたコースに正常に登録されると、eラーニング コースの場合は 「コース登録の確認」通知、講師の指導によるトレーニングの場合は 「講師の指導によるトレーニングへの登録の確認」通知 と選択したセッションについて「講師の指導によるトレーニングの開催について: 予定への招待状 」 を受け取ります。
シナリオ#2
受講者は、トレーニングプランの一部のコースを受講中または完了しています。トレーニングプランのステータスは 「受講中」 です。管理者はこのトレーニングプランにコースを追加します。
受講者はこのコースに個別に登録されています。
その結果:
- 受講者は、このコースに対する既存の登録と、学習の進捗を維持します。
- 追加されたコースは、トレーニングプランの完了に必須として自動的に設定されます。トレーニングプランを完了するには、受講者はこの追加されたコースを完了する必要があります。管理者は、トレーニングプラン設定パネルの「コース」セクションから「完了必須」の設定を変更することができます。
- このトレーニングプランにおける受講者の進捗ステータス(受講中)は変更されませんが、トレーニングプランの進捗率は、完了に必要なコース数の更新に応じて再計算されます。
- 受講者には、追加されたコースがトレーニングプランのホーム ページにトレーニングプランの1つとして表示されます。
- 受講者が、追加されたコースを完了するまで、そのコースに関するメール通知を受け取ることはありません。
シナリオ#3
受講者がトレーニングプランを完了した後、管理者がこのトレーニングプランにコースを追加します。受講者はこのコースに個別に登録されています。
その結果:
- 受講者は、このコースに対する既存の登録と、学習の進捗を維持します。
- このトレーニングプランにおける受講者の進捗ステータス(完了)に変更はありません。
- 受講者には、完了したトレーニングプランの1つとして、トレーニングプランのホームページに追加されたコースが表示されます。
- 受講者は、新しく追加されたコースやトレーニングプランの進捗に関する通知を受け取ることはできません。
- 受講者が追加したコースをトレーニングプランの外側またはトレーニングプラン内において完了した場合、「コース完了の確認」通知が受講者に送信されます。
- 受講者が追加されたコースを完了する必要がある場合、カタログまたはコース管理者は、「進捗のクリア」オプション、「再受講」オプション、またはトレーニングプランの進捗の編集を通じて、受講者のトレーニングプランの進捗をリセットする必要があります。詳しくはこちらを参照 してください。 通知フローは、選択したオプションによって異なります。
シナリオ#4
受講者がトレーニングプランを完了した後、管理者がこのトレーニングプランにコースを追加します。受講者はこれらのコースに個別に登録されてはいません。
その結果:
- 受講者は、新しく追加されたコースやトレーニングプランの進捗に関する通知を受け取ることはできません。
- このトレーニングプランにおける受講者の進捗ステータス(完了)に変更はありません。
- この受講者は、追加されたコースに自動的に登録されることはありません。
-
追加されたコースは、トレーニングプランの完了に必須として自動的に設定されます。管理者は、トレーニングプラン設定パネルの「コース」セクションから「完了必須」の設定を変更することができます。
- 受講者には、追加されたコースがトレーニングプランのホームページに表示されます。
- コースはロックされ、次のメッセージが表示されます。:「このコースは、あなたが登録するまでロックされています。」
- 受講者がトレーニングプランの一部として追加されたコースを完了する必要がある場合、カタログまたはコース管理者は、「進捗のクリア」オプション、「再受講」 オプション、またはトレーニングプランの進捗の編集を通じて、受講者のトレーニングプランの進捗をリセットする必要があります。詳細はこちらをご参照ください。通知フローは、選択したオプションによって異なります。
- 受講者が追加コースに登録する必要がある場合、以下のいずれかの方法で登録することができます。:
- トレーニングプランの他のコースを完了すると、新しく追加されたコースに自動的に登録されます。
- カタログまたはコース管理者は受講者を手動でこれらのコースに登録することができます。
- コースのホームページから各自で登録します。各自で登録する場合、現在のトレーニングプランのホームページで該当するコースのタイトルを選択し、コースのホームページに移動してください。これ以降、コースのタイプによって登録と通知フローが変わります。
注記:
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シナリオ#5
受講者がトレーニングプランを完了した後、管理者がこのトレーニングプランにコースを追加します。受講者は、トレーニングプランに追加される前に、トレーニングプランの外で追加されたコースを完了しています。
その結果:
- 受講者のトレーニングプラン完了ステータスは変更されません。
- 追加されたコースの完了ステータスは変更されません。
- 受講者は、トレーニングプランの進捗に関するメール通知を受け取ることはできません。
- 受講者はコースの進捗に関するメール通知を受け取ることはできません。
- 受講者は、トレーニングプラン内からこれらのコースを確認することができます。