コースの進捗ダッシュボード:概要と機能

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コースの進捗ダッシュボードは、特定のコースの進捗状況の概要を表示するものです。
この画面から、コースの受講者の進捗に関する詳細なデータを含むレポートをダウンロードすることもできます。

ここでは、コースの進捗ダッシュボードの概要と、ダッシュボードから受講者の進捗を管理するための機能についてご説明します。

コースの進捗ダッシュボードへのアクセス方法

必要なロール:カタログ管理者、またはコース管理者

コースの進捗ダッシュボードは、以下の場所から開くことができます。

  • LMS365 管理センター>トレーニング管理でコースを選択、コース管理パネルの「コースの進捗」から

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  • コースホームページの コース管理>コース管理パネルの「コースの進捗」から

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これにより、次のようなダッシュボードが開き、選択したコースの学習状況の概要が表示されます。

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コースの進捗ダッシュボードの概要

コースの進捗ダッシュボードには、現在のコースの受講者の進捗状況に関する情報が表示されています。
ダッシュボードは概要・検索とフィルター・受講者の詳細で構成されています。

1.選択したコース進捗の概要では、受講者の進捗をまとめたグラフが表示されます。
「レポートの出力」で、コースの進捗を示すデータをExcel形式のレポートとしてダウンロードすることができます。
展開ボタンで、このセクションを折りたたむことができます。

概要のデータの読み方については、「コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方」で詳しくご説明しています。

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2.チャートの下には、ダッシュボードの検索とフィルタリングツールがあります。

再読み込み______.pngコースの進捗ダッシュボードを更新して、最新情報を表示します。

検索フィールド:受講者の名前、または名前の一部を入力して特定の受講者を検索できます。

すべてフィルター_________.png選択した文字から始まる名前の受講者をフィルタリングすることができます。

各列のタイトルを選択して、列の情報を昇順/降順に並べ替えることができます。
ユーザーは、名前ではなく、Azure Active Directory に設定されているユーザー名でフィルタリングされます。

1つ、および複数のセッションに登録するタイプのインストラクター主導型コースでは、セッションフィルターが使用できます。名前が付いたセッションについては、名前のほか、開始日、終了日、セッションの時間が表示されます。
ドロップダウンリストから目的のセッションを選択して、そのセッションに参加している受講者を見つけることができます。既定値は「すべてのコースセッション」です。この場合、何れのセッションにも登録されていない受講者を含む、コースのすべての受講者が表示されます。

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3.現在コースに登録している受講者の詳細な進捗と、進捗を管理するためのツールを備えています。

各列のデータやダウンロードしたレポートの読み方については、「コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方」で詳しくご説明しています。

コースの各学習項目の進捗を確認するには、受講者名を展開します。
コースの完了に必要な学習項目には印がついています。

コースの進捗ダッシュボードでは、ラーニングモジュール、コンテンツパッケージ、クイズ、および評価の個々の進捗を追跡することができます。クイズとコンテンツパッケージが、ラーニングモジュールに含まれている場合、それらもこのパネルに表示されます。
ラーニングモジュール内の他のコンテンツの進捗は、ここでは追跡できません。これらのコンテンツは、コースのコンテンツセクション>該当するラーニングモジュールの「受講者の進捗を閲覧」から追跡できます。

コースの進捗は、進捗率が最も高いコース完了セットに従って計算されます。
コースに複数のコース完了セットが設定されている場合、完了必須マークが付く学習項目は、受講者の必須項目の進捗により変わります。この場合、受講者の進捗率が最も高い完了セットの学習項目に付きます。

例:
コースには セット1(必須項目aとb),セット2(必須項目cとd)の2つの完了セットがあります。
受講者の「セット1」の必須項目の進捗率は 50 %、「セット2」の必須項目の進捗率は70 % です。
この場合、セット2の進捗率(70%)がセット1の進捗率(50%)よりも高いため、セット2の必須項目cとdに完了必須マークが付きます。

必須項目の進捗が変わると、それに応じてが付く学習項目も変わります。

コースの進捗ダッシュボードの機能

コースの進捗ダッシュボードでは、コースの進捗に関する情報を提供するほか、受講者の進捗を管理するための次の機能を備えています。

  • 編集(受講者の進捗や完了ステータスの変更)
  • ユーザーの進捗の削除と試行の削除
  • 再受講(受講者の進捗のリセット)
  • 認定証を閲覧(認定証の管理)
  • レポートの出力

編集(受講者の進捗や完了ステータスの変更)

受講者名の右端にある編集 ______.png を選択すると、管理者は受講者の進捗を確認・変更することができます。

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開いたパネルには、ここから管理できるすべての学習項目のリストが表示されます。完了ステータスは手動で変更することができます。

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1つ、および複数のセッションに登録するタイプのインストラクター主導型コースで、「セッション登録なしでの受講登録を許可する 」オプションが ON になっている場合、セッションの出席がコース完了に必須であるかどうかにかかわらず、受講者がセッションに登録することなくコースに登録されると、このパネルには出席状況のフィールドは表示されません。

コース完了トグルは、学習項目のステータスやこれらの学習項目が完了に必須であるかどうかにかかわらず、コースを完了として確定することができます。

コース完了のトグルを「はい」にすると:

  • コースは学習項目のステータスおよびこれらの学習項目が完了に必須であるかどうかにかかわらず、完了として設定されます。
  • 完了日フィールドが開き、完了日を手動で設定することができます。既定では、現在の日付が設定されます。
  • コースに CEU が設定されている場合、CEUフィールドが表示されます。ここでは、コース完了時に受講者が獲得する CEU の数を確認および変更することができます。

変更を保存する場合は「保存」を選択し、破棄する場合はパネルを閉じます。

ユーザーの進捗の削除と試行の削除

コース管理者は、受講者のコース内の個々の学習項目の試行、およびコースの進捗を削除することができます。

コースの進捗ダッシュボードでは、ラーニングモジュール、コンテンツパッケージ、クイズ、および評価の個々の進捗を追跡することができます。クイズとコンテンツパッケージが、ラーニングモジュールに含まれている場合、それらもこのパネルに表示されます。
ラーニングモジュール内の他のコンテンツの進捗は、ここでは追跡できません。これらのコンテンツは、コースのコンテンツセクション>該当するラーニングモジュールの「受講者の進捗を閲覧」から追跡できます。
コースを手動で「完了」としても、学習項目が「完了」とされていない場合、試行の削除はありません。

受講者の学習項目の試行を削除するには

1.学習項目の右側にある  (試行の削除)を選択します。開始していない学習項目では利用できません。

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2.確認ダイアログで、削除する試行を選択します。

  • すべての試行:すべての試行ステータスが削除され、この学習項目のステータスは「開始していません」になります。
  • 最後の試行:受講者がこの学習項目を複数回試行している場合、「前回のステータス」を削除します。

学習項目が「評価」の場合、評価には1つの試行しかないため、何れを選択しても同じ結果になります。

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インストラクター主導型コースの「出席状況」を選択すると、受講者が登録したすべてのセッションの出席が削除されます。
ステータスは「開始していません」に変更されます。これは、どのセッション登録タイプにも適用されます。

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受講者のコースの進捗を削除するには

1.受講者名の右側にある (ユーザーの進捗の削除)を選択して、受講者の既存の認定証、付与されたスキル、およびセッションの出席を含む受講者のコースの進捗を削除できます。
この場合、コースとコース内の学習項目のステータスは「開始していません」に変更されます。

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2.開いたパネルで、削除する項目を選択します。

パネルには、「受講中・失敗・完了」のステータスを持つ学習項目のみが表示されます。
既定では、既に完了した学習項目が選択されています。開始していない学習項目は表示されません。
リストにあるすべての学習項目を選択するには、列名[名前]のチェックボックスを選択します。

進捗を削除しない学習項目のチェックを外し「削除」ボタンを選択します。

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管理者がコースを手動で「完了」した際、その中の学習項目を「完了」としていない場合は、削除する学習項目はありません。この場合、削除を選択するとコースの進捗が削除されます。
コースのステータスは、以下の場合に更新されます。

  • 受講者がコースの完了に必要な学習項目の1つを再試行した場合
  • 管理者がコースの完了設定を更新した場合
  • コースの完了に必須の学習項目の1つが削除された場合

再受講(受講者の進捗のリセット)

受講者が、完了したコースを再度受講する必要がある場合、再受講 _______.png で進捗をリセットすることができます。

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確認ダイアログで、「再受講」または「キャンセル」を選択します。

進捗をリセットすると、コースのステータスは「開始していません」になりますが、受講者が既に完了していた場合、前回の完了日は記録されています。
ステータスの横にある _____.png アイコンにカーソルを合わせると、最終完了日を確認することができます。詳細については「コースとトレーニングプランの再受講」をご参照ください。

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認定証を閲覧(認定証の管理)

コース完了時に認定証を取得すると、受講者名の右側に ______.pngアイコンが表示されます。
このアイコンから受講者が取得した認定証の閲覧、ダウンロード、削除を行うことができます。

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開いたパネルに、受講者すべての認定証のリストが表示されます。

リストには、認定証のステータス(有効、期限切間近、期限切れ)、発行日、有効期限が表示されます。

ダウンロード__________.pngを選択すると、認定証をローカルデバイスにダウンロードすることができます。

認定証を削除するには、________.pngアイコンを選択します。

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レポートの出力

「レポートの出力」を選択すると、コースの進捗に関するデータが記載されたExcelファイルのレポートがダウンロードできます。
レポートの情報は、お使いのブラウザの言語が LMS365 でサポートされている場合、その言語で表示されます。サポートされていない場合、英語で表示されます。

コースの進捗ダッシュボードとレポートのデータについては「コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方」をご参照ください。

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