ライン管理者ダッシュボードを活用するためには、組織の階層を設定する必要があります。
ライン管理者ダッシュボードはMicrosoft Graph APIを使用して管理関係を取得するため、Azure Active Directoryに管理者情報が設定されている必要があります。
組織の管理者を設定するには次の2つの方法があります。
Exchange 管理センターからユーザーの管理者を指定する
1.管理者としてMicrosoft365にログインし、「Exchange 管理センター」を開きます。
2.左側のメニューの 受信者>メールボックスの一覧で管理対象(部下)となるユーザーを選択します。開いたサイドバーで「組織」タブ >「組織情報の管理」をクリックします。
3.「組織を編集する」パネルの、「マネージャー」フィールドにこのユーザーのライン管理者(上司)を設定します。
4.[保存]をクリックして設定を保存します。
Microsoft 365 Exchange の管理センターでユーザーの管理者を指定する場合、メールボックスの一覧に表示されているユーザーのみをライン管理者として割り当てることができます。 |
ライン管理者として割り当てられたユーザーは、LMS365管理センター>ユーザーページの管理者列に表示されます。
Azure Active Directoryからユーザーの管理者を指定する
1.管理者として Azure ポータルにログインし「Azure Active Directory」に移動します。
2.左側のメニューの ユーザー>ユーザー一覧で管理対象(部下)となるユーザーを選択します。
3.開いた画面で「編集」ボタンをクリックします。
「ジョブ情報」セクションにある、「管理者」フィールドにユーザーのライン管理者(上司)を設定します。
4.フィールド上部の「変更」をクリックすると「マネージャーの選択」パネルが開きます。検索またはリストから選択して「選択」ボタンをクリックします。
ライン管理者の更新には最大48時間かかることがあります。 よくあるケースとして、ローカルの Active Directory と Office 365 を同期させていることがあります。その場合、ローカルのActive Directoryで組織階層を設定し、同期時にAzure Active Directoryに変更が反映される仕組みになっています。 Office 365 の SharePoint 管理センターでユーザープロファイルのマネージャーを設定しても、Azure Active Directoryに変更は反映されません。 SharePoint Online は、ユーザーとグループをユーザー プロファイル アプリケーションにインポートするために、Active Directory Import timer job を使用します。 AD インポートでは、SharePoint Online Directory Store からユーザー プロファイル アプリケーションに変更が同期されます。 詳細は「SharePoint 管理センターから SharePoint Online ユーザー プロファイルを管理する」をご参照ください。 Azure Active Directory で組織階層が設定されると、LMS365のアプリケーションと同期されます。 既定では、1時間に1回同期が実行されます。同期が完了すると、ライン管理者ダッシュボードに部下が表示されるようになります。 また、ダッシュボードWebパーツを配置したサイトには、部下は少なくとも閲覧者権限があることをご確認ください。 |