LMS365をサイトコレクションアプリカタログで使用するには(他のサイトでLMS365Webパーツを表示しない)

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LMS365は、SharePoint Onlineの機能である、新しいサイトコレクションアプリカタログの使用をサポートします。この機能は、2018年5月にMicrosoftによりリリースされました。
SharePoint管理者は、SharePointアプリの分散化と適用範囲を制限するためにサイトコレクション固有のアプリカタログを構成できます。これにより、テナント内のすべてのサイトでグローバルに利用できなくなります。この機能を組み込むことにより、LMSが設定されているサイトコレクションにのみWebパーツを表示できるようにLMS 365を設定できます。

サイトコレクションアプリカタログの構成と使用についての詳細はサイトコレクションのアプリカタログを使用する をご参照ください。

LMS365は、コースカタログと呼ばれる特定のLMSサイトコレクション内で使用することを目的として設計されています。そのため、LMS365コースカタログWebパーツ、LMS365トレーニングダッシュボードWebパーツ、LMS365コースホームページWebパーツなどLMS365固有のWebパーツにアクセスできるSharePoint環境ではユーザーの混乱を招く可能性があります。

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Office365テナントにおけるSharePointアプリの標準構造は、中央のアプリカタログサイトにアプリをインストールして、SharePointテナントのすべてのサイトですべてのアプリが入手(利用)できます。これは、SharePoint環境の他の領域で使用できるように、アプリのそれぞれのSharePoint Webパーツの紹介を兼ねているためです。

ただし、LMS365アプリがインストールされているサイトコレクション以外でLMS365Webパーツを使用することはサポートされていません。

これらのWebパーツは、それらが含まれているサイトコレクションまたはサブサイトから相対情報を取得します。そのため、LMS365アプリがインストールされていないサイトでWebパーツを利用しようとすると、次のようなエラーが発生します。

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このような状況を避けるため、サイトコレクションアプリカタログ機能を利用して、LMS365アプリがインストールされているサイトコレクションでのみWebパーツのみを表示するように構成することができます。これは事実上、LMS365アプリファイルがそれぞれのサイトコレクションアプリカタログに追加されているサイトコレクションでのみ、アプリのインスタンスが使用できることを意味します。つまり、アプリとそのWeb パーツは、LMSがインストールされている特定のサイトコレクションのみを対象範囲とします。

特定のサイトコレクションのみを対象範囲とするようにLMSを構成するには、以下の手順で行います。

これらの手順は、正しく機能するために、LMSがインストールされているすべてのサイトコレクションで実行する必要があります。

ステップ1:中央のアプリカタログサイトでLMS365を無効にする

ご注意ください:これを実行すると、アプリが新しく作成されたサイトコレクションアプリカタログに追加されるまで、LMSインスタンス全てが使用できなくなります。そのため、これはLMSを使用していないときに実行してください。

1.SharePoint管理センター>その他の機能>アプリセクションの「開く」ボタンをクリック>開いた画面で「アプリカタログ」 を選択し中央のアプリカタログサイトに移動します。SharePoint用アプリを選択します。

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2.LMS365アプリの編集ボタンをクリックします。

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3.「エンドユーザーには、サイトに追加するオプションとしてこのアプリが表示されます。」の有効チェックボックスを外し、保存します。

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4.LMS365 Webパーツは表示されなくなり、アプリは通常使用できなくなります。

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ステップ2:新しいサイトコレクションアプリカタログで使用するためにLMS365のコピーをダウンロードする

LMS365は、SharePoint環境上の単なるアプリではなく、Azure、SQL、Graph APIなどの複数のテクノロジーを組み合わせたものです。そのため、最初にLMS365 Cloud一式を一元的にインストールする必要があります。その後、サイトコレクションアプリカタログを介してサイトコレクションベースでアクセスできるように構成します。

LMS365の標準インストールでは、アプリをMicrosoft App Source経由でインストールする必要があるため、中央のアプリカタログサイトにインストールします。LMSがインストールされている特定のサイトコレクションで使用するには、アプリファイルのコピーをダウンロードする必要があります。

アプリファイルのコピーのダウンロードは、以下の手順で行います。

1.中央のアプリカタログサイのからSharepoint用アプリを選択し、LMS365アプリを選択します。リボンメニューで「ファイル」を選択し、「コピーをダウンロード」をクリックします。同様に、LMS365 Access Appも「コピーのダウンロード」を行います。

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2.LMS 365.sppkgファイルのダウンロードプロンプトが表示されます。ファイルをダウンロードし、コンピュータに保存します。アプリケーションが表示される特定のサイトコレクションアプリケーションカタログにファイルをアップロードします。

3.今後作成するサイトコレクションにファイルをアップロードするためLMS 365.sppkgファイルをコンピュータの安全な場所に保存することをお勧めします。また、LMSを正常に機能させるには、ファイルを一元的に保存する必要があるため、アプリケーションカタログの中央サイトのLMS 365.sppkgファイルは削除しないでください。

ステップ3:コースカタログ(サイトコレクション)のサイトコレクションアプリカタログを作成し、LMS365.sppkgファイルを追加する

LMS365アプリの範囲を LMSがインストールされている特定のサイトコレクションに限定するには、LMSアプリを含めるサイトコレクションごとにサイトコレクションアプリカタログを作成する必要があります。

サイトコレクションのアプリカタログの構成と管理については、以下のリンクを参照してください。
サイト コレクションのアプリ カタログを使用する

ご注意ください:SharePointアプリを特定のサイトコレクションに範囲を限定するように設計されているため、この手順は、LMSをインストールして利用する各サイトコレクションで実行する必要があります。これは、今後作成するコースカタログサイトにおいても同様です。新しく作成した各コースカタログサイトにてこの手順を行った後、新しく作成したコースカタログにてステップ4を行います

1.SharePoint Online管理シェルで、管理者として、次のコマンドを実行し、テナントをサブドメイン名に置き換えます。
Connect-SPOService -Url https://TENANT-admin.sharepoint.com

2.Office 365 グローバル管理者アカウントでログインします。

3.すでにLMSがインストールされているサイトコレクションごとに次のコマンドを実行し、TENANTをテナントサブドメインに、SITEをLMSコースカタログサイトに置き換えます。

$site = Get-SPOSite https://TENANT.sharepoint.com/sites/SITE
Add-SPOSiteCollectionAppCatalog -Site $site

4.今後、新しくコースカタログを作成した場合、上記1〜3を行います。

5.作業中のサイトコレクションの[サイトコンテンツ]に移動します。新しいSharePoint用アプリの一覧が表示されます。LMS365アプリは反転表示(グレー表示)されています。[SharePoint用アプリ]をクリックします。

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6.SharePoint用アプリライブラリで、[アップロード]ボタンをクリックするか、コンピューターからライブラリにドラッグ&ドロップして、ステップ2でダウンロードした LMS365.sppkg ファイルをアップロードします。

7.MS365の信頼ポップアップが表示されます。「このソリューションを組織内のすべてのサイトで利用できるようにする」オプションをチェックしてから「[展開」ボタンをクリックしてください。

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これらは意に反するように思われますが、Microsoft社はこのステートメントの正しい構成情報をまだ更新していません。この場合、集中管理されたアプリカタログではなく、サイトコレクションアプリカタログにアップロードするため、実際には組織全体でなく、サイトコレクションのすべてのサブサイトからアプリにアクセスできるようにしています。

これにより、LMS365のすべてのコースは、コースカタログサイトコレクショサブサイトとして作成されるため、コースクリエイターで作成されたコースは、コースに必要なコースWebパーツを持つことができます。

8.展開が完了すると、LMSサイトが正常に動作し、LMSがインストールされていないサイトにはLMS 365のWebパーツが表示されなくなります。LMS365 Access Appについても、これらの手順を行います。

ステップ4:新しく作成したコースカタログの設定をする

ステップ1〜3を実行した後に新しいコースカタログを作成した場合は、新しく作成されたコースカタログのLMSを適切に使用するため、追加の設定を行う必要があります。

これは、LMS365グローバル管理センターが中央のアプリカタログに保存されているLMS365.sppkgファイルに依って正しく機能するために行います。

新しく作成したコースカタログをサイトコレクションアプリカタログで使用するように構成する場合、次の2つのオプションがあります。

オプション1:新しいコースカタログを作成する前に、中央のアプリカタログでLMSアプリを一時的に有効にし、新しく作成したコースカタログで手順3を実行した後、再度無効にします。

  1. ステップ1の3に戻って、「エンドユーザーには、サイトに追加するオプションとしてこのアプリが表示されます。」の有効を✔します。
  2. LMS365でコースカタログを作成します。
  3. 必要応じてステップ3の手順を行い、次にステップ1を手順通り行います。

オプション1は、手順が簡単で、管理する上でも負担が少ないため推奨される方法です。ただし、「エンドユーザーには、サイトに追加するオプションとしてこのアプリが表示されます。」が有効となっている間はテナント全体にLMSアプリが表示されます。変更を行う際は、適宜計画を立てて行ってください。

オプション2:アプリを一元的に無効にしたまま、新しく作成したコースカタログで Web パーツを手動で構成する。

  1.  LMS365でコースカタログを作成します。
  2. ステップ3を手順通り行います。
  3. 新しく作成したCourse Catalogのサイトコレクションアプリカタログでアプリの使用が可能になったら、アプリファイルを新しいサイトコレクションに追加します。これを行うには、 「サイトのコンテンツ」 に戻り、「+新規」 > 「アプリ」 を選択します。

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  4. 自分のアプリ「アプリの追加」ページで、LMS365を追加します。「MS365を信頼するか」ポップアップが表示されます。 「信頼する」を選択します。

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  5. アプリをサイトに追加したら、コースカタログとトレーニングダッシュボードページを設定する必要があります。これを行うには、各ページに移動し、標準のSharePoint編集モードを使用してそれぞれのWebパーツを追加します。

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オプション2は、ステップ1の3で実行した設定を保持し、中央のアプリカタログサイトでLMS365を無効にしておくという利点がありますが、管理作業の負担が大幅に増えます。

さいごに

SharePoint Onlineの新しいサイトコレクションアプリカタログ機能を利用することで、LMS365のインストールを含め、SharePointのサードパーティアプリをより簡単に見つけ出すことができます。注意すべき点として、正しく機能させるには、作成する新しいコースカタログごとにステップ3ステップ4を実行する必要があります。ここで説明した手順で何らかの問題が発生した場合は、サポートにご連絡ください。また、これら手順を実行中にエラーが発生した場合はお知らせください。