ユーザーがコースやトレーニングプランに正常に登録されると、ユーザーは受講者となり、トレーニングのコンテンツを開始することができます。
ここでは、受講者がトレーニングを開始する方法と、学習コンテンツを受講する際の「ユーザーインターフェイス」についてご説明します。
トレーニングプランはコースで構成されているため、ここでの説明は、トレーニングプランにも適用されます。
コース/トレーニングプランを開始する
学習コンテンツの受講は、トレーニングホームページに移動し、コースの場合は「コンテンツ」セクション、トレーニングプランの場合は「トレーニングプランコース」セクションから開始します。
コース/トレーニングプランを開始するには、
1.トレーニングのホームページに移動して、該当のコンテンツを選択します。
Microsoft Teamsでのコースホームページ
モバイルアプリでのコースホームページ
トレーニングプランについては、該当するコースを選択してください。選択したコースのホームページへ移動します。
SharePoint Webページでのトレーニングプランホームページ
モバイルアプリでのトレーニングプランホームページ
2.受講者は、次の方法でコンテンツを開始することができます。
a.コースの場合、コースホームページの情報セクションに「コース起動」ボタンがあります。このボタンを選択するとLMS365 プレイヤーが開き、各コンテンツを開始できます。初めて起動した場合は、コースの概要が表示されます。
b.各コンテンツ(またはコース)の「開始」ボタンを選択して受講を開始します。
表示されるアクションボタンは、選択したコンテンツ(トレーニングプランの場合は選択したコース)のステータスによって異なります。
:コンテンツは未だ開始されていません。受講者は受講を開始します。
: コンテンツは開始されましたが、完了していません。受講を続けることができます。
:コンテンツには前提条件があります。先行のすべてのコンテンツが完了するまでは、開始できません。
:コンテンツの試行は失敗しました。再度試行することができます。
:コンテンツは完了しています。
:評価に関する情報を確認することができます。(このボタンは未開始の評価に表示されます。)
MS365 プレイヤー
受講者がアクションボタン、または「コース起動」ボタンを選択すると、LMS365 プレイヤーが開きます。
コースのコンテンツが開始されていない場合、コースの最初のコンテンツが表示されます。コースの概要は左ナビゲーションから表示することができます。
ここでは、「開始」と「スキップ」の2つのボタンが表示されます。
「開始」を選択すると、コンテンツの受講が開始になると同時に、コース開始となります。
「スキップ」を選択すると、次のロックされていないコンテンツに移動します。
ユーザーは左ナビゲーションでコンテンツを選択し、そのコンテンツに移動して開始することもできます。(ロックされたコンテンツや学習項目には移動できません)。
コンテンツ/学習項目が開始されると、画面には「次へ」「前へ」ボタンが表示されます。
「次へ」を選択すると次のコンテンツ/学習項目に進み、「前へ」を選択すると前のコンテンツ/学習項目に戻ります。
受講者はすでに完了したコンテンツ/学習項目に戻ることもできます。コンテンツ/学習項目がクイズの場合、試行回数が残っていれば、再度クイズに挑戦したり、クイズのレビューオプションが有効になっている場合は、回答を確認することもできます。
コースにあるすべてのコンテンツが完了すると、コースステータスに次のメッセージが表示されます。
管理者が評価オプションを有効にしている場合は、このトレーニングを評価します。
受講者は、ここで完了したコンテンツのレビューや、未完了のコンテンツ/学習項目を受講することもできます。
(コンテンツがコース完了に必須ではない場合、未完了であってもコースは完了となります。)
コース完了に必須と設定されたコンテンツを完了していない場合、次のメッセージが表示されます。
「▷コースにある未完了の項目の先頭に戻る」またはフッター右の「再開」ボタンを選択して、未完了の学習項目に移動します。
「コースへ戻る」または上部にある
アイコンで、コースホームページに戻ることができます。
コースのコンテンツには、「コンテンツパッケージ」「クイズ」「ラーニングモジュール」「外部アプリ」「評価」があります。
コンテンツのうち、評価はLMS365プレイヤーで完了することができません。評価の受講については、「評価を受ける」セクションをご参照ください。
ラーニングモジュールの進め方
ラーニングモジュールには、コンテンツパッケージ、クイズ、各種ファイル、マルチメディア、確認メッセージ、外部アプリ、Webサイトのリンクやファイルなどを含めることができます。
ラーニングモジュールが開始されていない場合、開始ページが開き、左ナビゲーションが展開され、ラーニングモジュール内の学習項目が表示されます。(ラーニングモジュールが既に開始されている場合は、最初の未完了の学習項目が開きます。)
「開始」を選択すると、ラーニングモジュールの最初の学習項目が開始され、同時にコースが開始となります。
「スキップ」を選択すると、ラーニングモジュールの次の学習項目に移動します。
ラーニングモジュール内の学習項目を移動するには、フッターのナビゲーションボタン、または左ナビゲーションで学習項目を選択します。
ラーニングモジュール内のクイズやコンテンツパッケージに失敗(不合格)し、試行回数が残っていない場合、受講者はそれらをやり直すことはできません。
この場合、ラーニングモジュールは失敗となり。未完了となります。
受講者がラーニングモジュールを完了するには、コース管理者またはコースカタログ管理者に連絡し、サポートを受ける必要があります。
ラーニングモジュールには、視聴した教材の内容を理解したか確認を求めるメッセージが含まれていることがあります。
受講者が理解したことを確認しなければ、ラーニングモジュールを完了することはできません。
確認のチェックボックスを選択すると、「次へ」ボタンが有効になり、受講者は先に進むことができます。
確認方法が承認の場合、受講者は自分の認証情報の入力を求められます。パスワードを入力してサインインするとチェックボックスに✓が付きます。
クイズの試行
クイズはコースのコンテンツ、またはラーニングモジュールの学習項目として含まれています。
ナビゲーションの許可の設定により異なります。
ナビゲーションを許可するオプションが ON の場合:
受講者は、フッターの「次へ/前へ」ボタンか、左ナビゲーションで設問を選択して、設問間を移動することができます。
左ナビゲーションにクイズ内の設問が表示され、受講者が回答した設問には、左ナビゲーションで青い丸が付きます。
「クイズ中にスコアを表示」オプションが ON の場合でも、受講者の得点は表示されません。(こおnオプションは無効になります。)
時間制限が設定されている場合、制限時間が経過すると回答は自動的に送信されます。
送信ボタンで回答を提出すると、クイズの終了画面にリダイレクトされます。
未回答の設問があると、それを知らせるメッセージが表示されます。
「キャンセル」を選択すると、設問にリダイレクトされ、回答できます。
回答が送信されると得点が計算され、得点が合格に達していた場合、クイズは完了となります。得点が足りない場合は不合格となります。試行回数が残っている場合は、再度クイズを試行することができます。レビューオプションが設定されている場合、受講者は自分が回答した設問のみを確認することができます。
レビューオプションで「回答の正解、または不正解を表示」が選択されている場合、左ナビゲーションで設問の 正解/不正解/未回答を確認できます。
ナビゲーションを許可するオプションが OFF の場合:
フッターの「次へ」ボタンで移動して、設問順に回答を進めます。
「クイズ中にスコアを表示」オプションが ON の場合、設問で獲得した得点が表示されます。
レビューオプションが設定されている場合、設問に回答し「次へ」を選択すると、設問のフィードバックが表示されます。(設問にフィードバックが設定されている場合のみ)
最後の設問に回答後「次へ」を選択すると、クイズの終了画面にリダイレクトされます。
時間制限が設定されている場合は、制限時間が経過すると自動的にクイズの終了画面にリダイレクトされます。
得点が計算され、得点が合格に達していた場合、クイズは完了となります。得点が足りない場合は不合格となります。試行回数が残っている場合は、再度クイズを試行することができます。レビューオプションが設定されている場合、設問の回答を確認することができます。
以下は、「ナビゲーションを許可する」オプションがいずれの場合も適用されます。
時間制限とプレイヤーにタイマーを表示するオプションが ON の場合、設問の左上にタイマーが表示されます。
「時間制限」オプションが ON の場合でも、「プレイヤーにタイマーを表示する」オプションが OFF の場合、受講者にタイマーは表示されません。タイマーはバックグラウンドで動作します。
制限時間が過ぎると、受講者は終了画面にリダイレクトされます。
タイマーが動作している途中で設問の回答を止めたり、他の学習項目に移動しても、タイマーは停止しません。受講者はがクイズに戻った際、制限時間が経過していると試行は終了となります。 |
「設問のポイントを表示」オプションが ON の場合、設問に設定されたポイントが表示されます。
合格/不合格 いずれの場合でも、試行回数が残っている場合は、クイズを再試行することができます。
合格した受講者が再試行した場合、クイズを完了するには再度合格する必要があります。
コンテンツパッケージの試行
コンテンツパッケージはコースのコンテンツ、またはラーニングモジュールの学習項目として含まれています。
コースのコンテンツがコンテンツパッケージ1つのみで、コンテンツパッケージの「目次を表示」オプションが無効となっている場合、既定ではコースシラバスは表示されません。コースシラバスを表示するには画面右上の「目次」ボタンを選択します。 |
ご使用のコンテンツパッケージで「回答のレビュー」オプションがサポートされている場合は、回答のレビューができます。
管理者が、コンテンツパッケージの「受講者の統計情報を表示する」オプションを ON にしている場合、
「統計を見る」を選択して、SCORMに関連するデータを見ることができます。
主な指標となる統計値や、所要時間などが表示されます。
統計を閉じるには、フッターにある「結果」ボタンまたは、コースシラバスの学習項目を選択します。
管理者が、コンテンツパッケージの「ナビゲーションコントロールを表示」オプションを ON にしている場合、フッターに表示される「一時停止」ボタンで試行を一時停止することができます。
評価を受ける
コンテンツの「評価」とは、指定された指導者によって受講者のパフォーマンスを評価することです。
評価は、コース完了に関わるあらゆることを基準にすることができます。
例えば、機械を正しく取り扱うなど、職場で行われる手作業を行うよう指示され、受講者はこの作業を行い指導者はこれを評価します。
コースに評価が含まれている場合、他のコンテンツと同じようにコースシラバスに表示されますが、LMS365プレイヤーでは評価の説明や、条件など評価に関する情報が表示されるのみで、ここで完了することはできません。評価は指導者の承認によって完了します。
指導者の名前が記載されている場合、名前を選択して指導者にメールで連絡をすることができます。
評価のステータスは、次のようになります。
未開始: 評価をまだ行っていない、または評価を行ったがまだ指導者によって承認されていない
完了: 評価を行い、指導者によって承認された
コースを完了する
コース内のコンテンツは、コースの完了に必須として設定されているものがあります。
受講者がコースを完了するには、これらのコンテンツをすべて完了する必要があります。
コースの完了に必須のコンテンツに「評価」が含まれている場合、受講者は評価が承認されるまでコースを完了することができません。
コンテンツがコースの完了に必須であるかは、コースホームページで確認できます。
完了に必須のコンテンツにはタイトルの横に情報アイコン が付いています。
このアイコンが付いていないコンテンツは、未完了であってもコースの完了には影響しません。
完了が必須のコンテンツがすべて完了すると、コースは自動的に「完了」となります。
受講者は、コースを完了するために特別な操作を行う必要はありません。
受講者はコースステータスページにリダイレクトされ、コースについて評価することができます。
後でコースホームページで行うこともできます。
この評価はコースの完了とは関係ありません。(任意で行います)
プレイヤーのコースステータス画面で「コースを完了しました」メッセージが表示された時点で、コースはすでに完了となっています。
「コースへ戻る」 オプションを選択して受講を終了します。
トレーニングプランの場合、完了に必須のコースをすべて完了すると、トレーニングプランは完了となります。