ここでは、Microsoft 365 グローバル管理者による LMS365 アプリと Web パーツのインストールについて説明します。
1.サーバーソフトウェアの要件
LMS365アプリは、Microsoft 365 SharePoint Online環境内で動作するように開発されています。SharePointは、チームワークを促進するためのコンテンツを作成、編集、共有することができるダイナミックなプラットフォームです。SharePointについてはこちらの「SharePoint Serverを使用する前に」をご覧ください。
2.ベストパフォーマンスの実践
LMS365に制限はありませんが、SharePointの制限により1コースあたりの個別の登録数は最大5,000ユーザーとなっています。詳しくは「Microsoft 365 SharePoint のサービス制限」についてをご覧ください。
3.クライアントの動作環境
明確な制限はありませんが、Microsoft OnlineやLMS365を快適にご利用いただくために、以下のブラウザの最新版をご利用ください。詳しくは、「Web版OfficeおよびOfficeアドインを利用できるブラウザ」をご覧ください。
OS | ブラウザタイプ |
Windows 10 | Microsoft Edge, Mozilla Firefox, Google Chrome |
Windows 8, 8.1, or 7 (SP1) | Microsoft Edge, Mozilla Firefox, Google Chrome |
Mac OS X (Sierra 10.12 and later) | Microsoft Edge, Apple Safari 10+ or Google Chrome |
Linux | Mozilla Firefox or Google Chrome |
iOS | ブラウザの代わりに LMS365 モバイルアプリを使用することをお勧めします |
Android |
Microsoft と LMS365 による Internet Explorer 11 と Edge Legacy のサポート終了に関する情報については、「LMS365 Internet Explorer 11 サポート終了のお知らせ 」をご覧ください。
4.LMS365アプリのインストール
- 米国政府のクラウドを利用しているテナントの場合、インストーラのURLの場所を除いてインストール手順は同じです。URLは、LMS365の担当者がインストールする際にのみ開示されます
- LMS365のインストールプロセスが完了し、最初のコースカタログが作成されると、すべてのツールが含まれたLMS365アプリケーションが自動的にアプリカタログに追加されます。
4.1.前提条件
作業を開始する前に、以下の前提条件が整っていることを確認してください。
- SharePoint がインストールされている。
- アプリカタログサイトが作成されている。アプリカタログサイトの作成については こちらの「アプリカタログを使用したアプリの管理>アプリカタログの作成」をご参照ください。
- ユーザーには、少なくともアプリカタログの「所有者」権限とSharePointルートサイトコレクションの「閲覧」権限が必要です。
4.2.インストール
インストールの手順
1.Microsoft App Source:
https://appsource.microsoft.com/ja-jp/product/web-apps/elearningforce.lms365_spfx に移動します。「無料試用版」をクリックして、Microsoft365のグローバル管理者アカウントでサインインします。
- フォームに情報を入力します。必要に応じて事前入力されたフィールドを変更できます。
- Microsoftのアクセスを許可するボックスを選択します。チェックボクスを選択してMicrosoftにアクセス許可を付与します。
- 「続行」を選択します。これで、Microsoft 365テナントにLMS 365をインストールし、LMS365のプロビジョニングプロセスを開始します。
2.サインインして、LMS365のアクセス権を承諾します。
※ お使いのブラウザやブラウザの設定によっては、同じアクセス許可に2回同意するように求められる場合があります。
個人情報保護への取り組み、情報セキュリティ、GDPR遵守への取り組みを含むデータの取り扱いについてはこちらに掲載しています。
発行者確認済み(青色のバッジ )としてマークされているアプリケーションは、Microsoft Partner Network アカウントを使用する IDの確認プロセスが完了していることを発行者が確認し、発行者がこのMPNアカウントをアプリケーションの登録に関連付けていることを意味します。
アプリケーションの認証許可の詳細については、トラストセンターの「アクセス許可と認証」でご確認いただけます。
LMS365は、自動的にLMS365アプリをコースカタログサイトにインストールします。このアプリはLMS365アプリを正しく動作させます。たとえば、コースやトレーニングプランの管理、ラーニングモジュールへのドキュメントのアップロードなどの権限を付与します。
3.「Get Started」をクリックしてLMS365のインストールを開始します。
4.テナントに必要な地域を選択します。「Japan East」を選択します。
リージョンの設定は、最初の1度のみで後から変更はできません。(お客様による変更はできません。)株式会社ソフィアよりライセンスを購入されるお客様は「Japan East」のみがサポート対象となります。 「Japan East」以外のリージョンをご利用になりたい場合は、別途ご相談ください。
5.「Next」ボタンをクリックします。確認画面が表示されます。
6.「Yes, I am sure. Please proceed!」をクリックしてプロビジョニングを開始します。(選択が誤っていた場合「No, I am not sure. Please take me back!」で戻って別の地域を選択することができます。)
直前にアプリカタログ作成された場合、新しいパッケージが展開されに利用できるようになるまで、最大で20分ほどかかります。
注記:アプリカタログが作成されていない場合は、以下の画面が表示されます。
画面の指示に従い必要な操作を行った後、、以下のページに戻って更新すると、インストール作業が続行されます。
しばらくするとプロビジョニングが開始され、以下のような画面が表示されます。
通常、プロビジョニングには5~7分かかります。
7. LMS365アプリの使用を開始する前に、ライセンスの有効化が必要となります。
ライセンスを有効にする前にLMS365アプリを使用すると正常に動作しません。LMS365での作業を開始する前にライセンス(トライアル版も含む)を有効にしてください。
5.次のステップ(学習を開始する前に)
LMS365のインストールが完了したら、すぐに製品の使用を開始できます。
LMS365は、できるだけ素早く簡単にセットアップして使用できるようにデザインされています。ここでは、LMS365で学習を開始する前に準備しておくことをいくつかご紹介します。
1)すべてのユーザーに必要なアクセス権があることを確認する
お客様ご自身でLMS 365をインストールされた場合でも、当社のインストールサービスをご利用の場合でも、すべてのユーザーに必要なアクセス権があることを確認することをお勧めします。
たとえば、管理者全員にLMSへの適切なアクセス権が与えられていますか。権限がありすぎたり、不足していたりしませんか。受講者にアクセス権が付与されていますか?
LMS365のロールと権限についての詳細はこちら「LMS365のロールと権限」をご参照ください。
すべてのユーザーに適切なアクセス権が与えられているかわからない場合は、Microsoft365のグローバル管理者に連絡して、アクセスが適切であることを確認してください。
2)ソリューションの設定
ガイドをご参照のうえ「LMS管理者の割当て」「テナントレベルでの一般設定」「コースカタログの作成と設定」を行います。
3)トレーニングの作成
LMSの基本的な使用方法は簡単です。トレーニング用のコースカタログを作成します。次にそのカタログにコースやトレーニングプランを作成します。作成したコースにコンテンツを追加するとトレーニングが完成します。
- コースカタログの作成については「コースカタログの作成と管理」
- コース・トレーニングプランの作成については「コースの作成」「トレーニングプランの作成」
- コースへのコンテンツの追加については「コースコンテンツ管理」
- コースカタログへのアクセス権の付与については「コースカタログの受講者管理」