コース進捗ダッシュボードで受講者のステータスを確認する

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各コースは、受講者が段階的に学習を進めることができるように、いくつかの学習項目で構成されています。受講者は自分のペースで学習を進めることができます。

コース管理者は、各段階における受講者のステータスを追跡し、学習の進捗を把握することができます。
ここでは、特定のコースの特定の受講者のステータスを表示する方法と、各ステータスについてご説明します。

受講者のステータスを表示する

コースの受講者のステータスは、次の手順で表示できます。

1.LMS365 管理センター>トレーニング管理でコースを選択します。

2.コース進捗 _______.png を選択するか、 選択したコースのコース管理パネルで「コースの進捗」を選択します。

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このコースに登録されている各ユーザーの進捗が記載された「コースの進捗ダッシュボード」が開きます。
ここでは「ステータス」列に、受講者の現在のコースのステータスが表示されています。

コースに含まれる学習項目のステータスは、受講者の名前を展開して表示します。

コースの進捗ダッシュボードの詳細については、以下をご参照ください。

コースの進捗ダッシュボード:概要と機能

コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方

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ステータスの説明

ステータスには 「完了」「開始していません」「受講中」と、完了したコースが再受講された場合「前回の完了」があります。ステータス列には、現在のコースのステータスが反映されています。

完了

次のような場合、コースのステータスは「完了」になります:

  • コースの完了に必須と設定されているすべてのコンテンツ(学習項目)が正常に完了された場合。(コース完了設定とコースの学習項目の完了状態が一致している)
  • インストラクター主導型コースの場合、コンテンツ(学習項目)に加え、セッションの出席率がコース完了に必要な出席率と一致している場合。(コースにコンテンツがない場合、必要な出席を満たした場合)
    登録が必要なセッションの数が定められている場合、受講者は必要な数のセッションに出席する必要があります。

登録された出席率と進捗の計算については「セッションの出席登録・追跡・レポート」をご参照ください。

セッションの出席率が、コースの進捗の計算でどのように計算されるかについては、
コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方」をご参照ください。

複数のセッションに登録するタイプのコースで、必須のセッション数が定義されている場合、コースの進捗とステータスは、登録されているセッションの数だけでなく、必要な出席率も満たしているかに左右されます。

登録されたセッションが必須の数よりも少ない場合、コースは常に「受講中」となり、必要な数のセッションに登録しない限り、受講者は完了できません。

  • 管理者によって手動で「完了」に設定された場合。手動によるコースの完了でご確認ください。
  • 管理センター>「ユーザー」画面で外部トレーニングをインポートした場合。(ステータスは「完了」、進捗は 100%)
  • ステータスが「完了」のコースには、「開始していません」「受講中」の学習項目が含まれる場合があります。これらの学習項目はコースの完了に必須でない(が付いていない)、つまりどのコース完了セットにも含まれていません。
    以下の画像に示すように、これらの学習項目はコースの完了に影響しません。

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手動によるコースの完了

コースを手動で完了した場合のコースの進捗:

  • セッションの出席状況を含め、コースの学習項目を手動で完了させず、コースを手動で完了した場合、コースの進捗の100%になりますが、学習項目は現在の値を保持します。

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  • コース内の個々の学習項目を手動で完了すると、コースの進捗はそれに応じて再計算され、進捗が100%に達しない場合ステータスは「受講中」になります。
    手動で完了した学習項目の進捗は100% になります。

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  • コースのすべての学習項目を手動で完了すると、コースは自動的に完了になります。
    コースの進捗とすべての学習項目の進捗は100%になります。

    例外として、「複数のセッションに登録する」タイプで、完了に必須のセッション数が定義されているインストラクター主導型コースにおいて、受講者が必要なセッション数に登録されていない場合、すべての学習項目と出席状況を手動で完了しても、コースのステータスは「受講中」となります。

1つ、または複数のセッションに登録するタイプのインストラクター主導型コースで、「セッション登録なしで受講を許可する」オプションが有効な場合、受講者はいずれのセッションにも登録されていないことがあります。そのため、出席状況フィールドは表示されず、手動で受講の管理をすることができません。
この場合、受講者の出席状況の進捗は0%で、ステータス「開始していません」となりますが、セッションの出席がコース完了に必須かどうかに関わらず、手動でコース完了することに影響はありません。

  • 一部の学習項目を手動で完了し、他の学習項目の進捗はそのままにした状態で、コースを手動で完了すると、コースの進捗と手動で完了した学習項目の進捗は100%となり、その他の学習項目は現在の進捗を保持します。

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前回の完了

コースを完了した後に再受講した場合、ステータスの隣に _____.png アイコンが表示されます。
アイコンにカーソルを合わせると、そのコースを最後に完了した日を確認できます。

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前回の完了日は、コースの進捗レポートの「前回完了」でも追跡できます。
詳細については「コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方」をご参照ください。

受講中

次のような場合、ステータスは「受講中」に設定されます:

  • eラーニングコースを開始したが、コースの完了に必須の学習項目のすべてを正常に完了していない場合。
    例えば、いくつかの学習項目は完了し、他の学習項目は開始していない場合や、学習項目のステータスが「失敗」になっているような場合です。

  • コースのすべての学習項目のステータスが「失敗」の場合。それらを正常に完了するまでコースのステータスは「受講中」になります。
    受講者がすべての試行に失敗し、新しい試行を行うことができない場合、管理者は受講者の進捗を手動でリセットする必要があります。

    管理者はコースのステータスが「完了」となる要件を定義することができます。
    詳しくは「コース完了設定の作成と管理」をご参照ください。
  • セッションの出席が必須で、コンテンツ(学習項目)がないインストラクター主導型コースでは、受講者が少なくとも1つの必須セッションに出席が登録され、出席の進捗がコースの完了に必要な値に満たない場合「受講中」となります。
    ただし、コースの完了に必須のセッションがすべてに「設定されていません」「欠席」「欠席(連絡あり)」のいずれかが設定されている場合、コースのステータス「開始していません」となります。

コースの完了に必要なセッション数が定義されている場合、受講者が必要な数のセッションに登録されていないと、コースと出席状況の進捗は100%になりません。従って、ステータスは完了にはならず、「受講中」となります。

例:

コースの完了には3つのセッションの出席が必要ですが、受講者は2つのセッションにしか登録していません。登録した2つのセッションには出席していますが、コースと出席状況の進捗は0%で、ステータスは「受講中」となります。

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  • セッションの出席が必須で、コンテンツ(学習項目)があるインストラクター主導型コースでは、コース内の少なくとも1つの学習項目が開始されている、および/または 少なくとも1つの必須セッションに出席が登録されており、受講者の出席「合計」の値が「必須」の値に満たない場合、ステータスは「受講中」となります。

複数のセッションに登録するタイプのコースで、必須のセッション数が定義されている場合、コースの進捗とステータスは、登録されているセッションの数だけでなく、必要な出席率も満たしているかに左右されます。

登録されたセッションが必須の数よりも少ない場合、コースは常に「受講中」となり、必要な数のセッションに登録しない限り、受講者は完了できません。

  • 1つ、または複数のセッションに登録するタイプのインストラクター主導型コースで、セッションの出席が必須、「セッション登録なしでの受講登録を許可する」が ON の場合:
    受講者がセッションに登録していない場合でも、コースの進捗は、セッションの出席を含めたコースの完了に必須の学習項目の平均として計算します。

受講者がセッションに登録していない場合、必須の学習項目をすべて完了してもコースのステータスは「受講中」となり、出席状況のステータス「開始していません」となります。
コースを完了するにはコース管理者またはカタログ管理者が手動で「完了」にするか、受講者が必要なセッションに出席する必要があります。

例:

受講者は学習習項目を完了していますが、セッションに登録していません。
その結果、コースのステータスは「受講中」、各学習項目は「完了」、出席状況は「開始していません」となります。
コースの完了にはセッションの出席が必要です(が付いています)。受講者は、必要なセッション数に登録しなければ、このコースを進めることができません。

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登録された出席率と進捗の計算については「セッションの出席登録・追跡・レポート」をご参照ください。

セッションの出席率が、コースの進捗の計算でどのように計算されるかについては、
コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方」をご参照ください。

開始していません

eラーニングコースでは、次のような場合、ステータスは「開始していません」に設定されます:

  • コースに登録された受講者が、まだコースを開始していない場合。
  • コース管理者が受講者の進捗を削除した場合。
  • コース管理者が再受講 _______.pngでコースの進捗をリセットし、受講者が受講を開始していない場合。
    この場合、_____.pngアイコンにカーソルを合わせて、最終完了日を確認できます。

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インストラクター主導型コースでは、次のような場合、ステータスは「開始していません」に設定されます:

  • コースに学習項目があり、セッションの出席が必須と設定されている場合:
    どの学習項目も進捗がなく、コースの完了に必要なすべてのセッションの出席に「設定されていません/欠席/欠席(連絡あり)」のいずれかが設定されている。
  • コースに学習項目があり、セッションの出席が必須と設定されている場合:
    1つ、または複数のセッションに登録するタイプのコースで「セッション登録なしでの受講登録を許可する」オプションが有効になっており、受講者は必要なセッションに登録しておらず、どの学習項目も進捗がない。
  • コースに学習項目がなく、セッションの出席が必須と設定されている場合:
    コースの完了に必要なすべてのセッションの出席に「設定されていません/欠席/欠席(連絡あり)」のいずれかが設定されている。
  • コースに学習項目があり、セッションの出席が必須でない場合:
    どの学習項目も進捗がなく、すべてのセッションの出席に「設定されていません/欠席/欠席(連絡あり)」のいずれかが設定されている。

登録された出席率と進捗の計算については「セッションの出席登録・追跡・レポート」をご参照ください。

セッションの出席率が、コースの進捗の計算でどのように計算されるかについては、
コースの進捗ダッシュボードとレポートの読み方」をご参照ください。