目次
注記:
現時点では、組織の LMS 管理者が SharePoint と Teams の新しい UI の利用を有効に設定している場合にのみ、受講者はラーニング パスを生成できます。この場合、受講者はトレーニング ダッシュボードの「ベータ版プレビュー」トグルをオンにして、新しいユーザー エクスペリエンスを試すことができます。設定されていない場合、受講者はトレーニング ダッシュボードの現在の UI を引き続き使用し、新しい UI が既定になるまでラーニング パスを生成できません。
AI が生成するラーニング パスは、受講者に体系的で文脈に沿った学習を提供します。AI を使用すると、受講者が入力した目標とプロフィール情報に基づいて、パーソナライズされたラーニング パスが生成されます。
この方法では、まず受講者が学習目標を入力します。AI はその目標をもとに受講者に最適なラーニング パスを定義し、関連するトレーニングを追加します。
ラーニング パスの詳細と、それがどのように受講者の個別の学習過程をサポートするかについては、こちらを参照してください。
ここでは、AI-powered アシスタンス(AI コーチ兼アシスタントの Orbie)を活用して、受講者がトレーニング ダッシュボードの「マイ トレーニング」セクションでパーソナライズされたラーニング パスを効率的に作成する方法について説明します。
AI-powered 機能におけるデータ管理、プライバシー確保、セキュリティ維持については、こちらを参照してください。
注記:
- Azure OpenAI サービスのコンテンツ フィルタリングを採用し、有害、攻撃的、または潜在的に危険なコンテンツの生成を検出・防止しています。そのようなコンテンツが検出された場合、AI サービスはそのコンテンツの生成を拒否し、管理者に通知します。
- 技術の性質上、AI によって生成されるコンテンツには誤りがある場合があります。生成されるコンテンツの品質向上のため、弊社は AI 関連の機能を継続的に開発しています。
ラーニング パスを生成できるように AI アシスタンスを有効にする
必要なロール:LMS 管理者または Microsoft 365 グローバル管理者
受講者が AI アシスタンスを使ってラーニング パスを作成できるようにするには、Learn365 管理センター>グローバル設定> LMS 設定> AI 機能で、AI 拡張機能を有効にする必要があります。組織で AI 拡張機能をご利用中の場合、このオプションはすでに有効になっている可能性があります。
さらに、「ラーニング パス」トグルをオンにする必要があります。
Learn365 の AI-powered アシスタンス機能を有効にする方法については、こちらを参照してください。
AI が生成するラーニング パスの対象トレーニング
トレーニング ダッシュボードの「マイ トレーニング」セクションには、受講者がアクセスできるテナント上のすべてのカタログのトレーニングが表示されます。同様に、Orbie は受講者がアクセスできるすべてのカタログからトレーニングを検索します。これには、LinkedIn Learning、Go1、OpenSesame、Udemy Business からインポートされたトレーニングも含まれます。
Orbie は、受講者が登録されているトレーニングや、すでに完了しているトレーニングを把握しています。
以下のトレーニングは、AI が生成するラーニング パスへの追加対象となります。
- すべての登録ステータスのトレーニング
- 必須ではないトレーニング
- 受講者がコース管理者ではないトレーニング
以下のトレーニングは、AI が生成するラーニング パスへの追加対象にはなりません。
- 削除されたトレーニング
- 削除されたカタログに含まれるトレーニング
- 受講者がアクセス権を持たないトレーニング
- 非公開のトレーニング
- 終了したトレーニング
- 受講者がコース管理者であるトレーニング
Orbie が AI でラーニング パスを作成する仕組み
Orbie は、受講者が入力した目標と、所属部署、役職、所在地などのプロフィール情報をもとに、必要なテーマをすべてカバーする最適な学びの過程の枠組みを定義します。続いて、Orbie は、コースとトレーニング プランのプロパティ (タイトル、詳細説明、カテゴリ、タグなど) から一致する内容を検索します。
受講者が入力した目標に関連するトレーニングがない場合は、潜在的なコンテンツ ギャップを示すプレースホルダー (提案) タイルがラーニング パスに追加されます。
注記:
プレースホルダー タイルは、受講者が検討してラーニング パスに追加できる可能性のある仮のトレーニングを提案するものです。プレースホルダー タイルには架空のトレーニング タイトルが表示されており、実際に受講者がアクセスできるトレーニングを指しているわけではありません。ただし、受講者はこれらの提案をインスピレーションの源として活用し、実際の関連するトレーニングを検索してラーニング パスに追加することができます。この方法でトレーニングを追加すると、該当するプレースホルダーは実際のトレーニングに置き換えられます。
AI を使ってラーニング パスを作成する
注記:
各受講者は、AI を利用したラーニング パスを 1 日あたり最大 15 個まで生成できます。ラーニング パスのクエリは、Learn365 管理センターの左ナビゲーション パネルおよびグローバル設定の「AI 使用状況」セクションで追跡される AI リクエスト数には含まれません。また、組織の月間リクエストの上限にもカウントされません。
受講者は、AI を利用したラーニング パスを必要なだけ保持することができます。
必要なロール:受講者
1.トレーニング ダッシュボード>マイ トレーニングに進みます。「マイ トレーニング」ページが開きます。
2.ページを下にスクロールして、「マイ ラーニング パス」セクションを表示します。
ここには、受講者がこれまでに生成したラーニング パスが表示されます。
3.「新しいラーニング パス」を選択します。
表示されるオプションは、組織で設定されている機能によって異なります。
4.ポップアップ メニューから、「Orbie で生成」を選択します。「ラーニング パスの生成」ダイアログが開きます。
5.「何を学習・達成したいですか。」フィールドに学習目標を入力します。10 ~ 500 文字の範囲で入力可能です。
たとえば、以下のようなプロンプトを入力することで、特定の学習目標に合ったトレーニングを含むラーニング パスを生成できます。
- タイム マネジメントのスキルを向上させたい。
- コミュニケーション能力をさらに高めたい。
- 問題解決能力を高めたい。
- AI を活用してソフトウェア テストの日常業務を効率化する方法を学びたい。
具体的な学習目標を入力すると、関連性の高いトレーニングが見つかる可能性が高まります。
6.「生成」または「キャンセル」を選択します。
ラーニング パスの生成にかかる時間は、入力したクエリの複雑さや、受講者がアクセス可能なトレーニングによって異なります。
受講者が入力した内容が不十分であったり、Orbie が学習目標に合ったコースやトレーニングプランを見つけられなかった場合は、メッセージが表示されます。その場合、受講者は学習目標を変更してもう一度試す必要があります。
「生成」を選択した結果:
- AI が 1 つ以上のセクションで構成されるラーニング パスを生成します。
- 各セクションに、eラーニング コース、集合トレーニング、トレーニング プラン、トレーニング プレースホルダーのタイルが含まれます。
- 利用可能なすべてのカタログから、関連性のあるトレーニングが該当するセクションに追加されます。利用可能なトレーニングがない場合は、プレースホルダー (提案) タイルがラーニング パスに追加されます。
- 生成されたラーニング パスには既定のタイトルと説明が付き、これらは編集が可能です。
- 生成されたラーニング パスを閲覧、操作できるのは、受講者本人のみです。管理者、ライン マネージャー、その他のユーザーは、受講者のラーニング パスにアクセスできません。
- 受講者はラーニング パスを閲覧、編集することや、ラーニング パスから直接トレーニングに登録し、受講することができます。
ラーニング パスは、「マイ ラーニング パス」セクションにカード形式で追加されます。カードには、タイトル、ラーニング パス全体の進捗 (ラーニング パス内のすべてのトレーニングの進捗に基づく)、ラーニング パスに含まれるコースとトレーニング プランの数が表示されます。
受講者は、「マイ ラーニング パス」セクションでラーニング パスを選択することで、そのラーニング パス ページにアクセスできます。このページでは、各コースやトレーニング プランの進捗を個別に確認することができます。ラーニング パスはタイムライン形式で表示され、学習過程を視覚的に理解することができます。
次のステップ
Learn365 で AI を使ってコンテンツを生成する際には、生成されたラーニング パスが具体的なニーズや期待に合っているかを受講者自身で確認することを強くお勧めします。
AI を使ってラーニング パスを生成した後も、受講者はトレーニングの追加・削除や、プレースホルダーを実際の関連するトレーニングに置き換えるなどして、ラーニング パスを継続的に構築できます。これにより、学習の過程全体を通じて、内容の関連性と適切性を維持することが可能です。また、ラーニング パスから直接トレーニングに登録し、受講することもできます。
追加情報
- 手動でラーニング パスを作成する方法については、こちらを参照してください。
AI がサポートする言語
AI-powered アシスタンスは、Microsoft がサポートする言語を理解します。 生成されるコンテンツは、提供したコンテンツ (ソース) と同じ言語にすることも、異なる言語にすることも可能です。
複数の言語でコンテンツ (ソース) を提供した場合や、コンテンツ (ソース) の提供が不十分な場合、AI は予期しない言語でコンテンツを生成することがあります。
ご意見・ご質問について
AI-powered 機能を利用する際のご質問やご意見、コンプライアンスやプライバシーに関するご質問がございましたら、 Learn365 サポート にお問い合わせください。
また、AI-driven 機能拡充に関するご提言、ご提案、ご意見がございましたら、Learn365 サポートまたは担当者にお寄せください。
Learn365 で AI-powered 機能に関する問題が発生した場合は、Learn365 サポート にご連絡ください。