LMS365モバイルアプリは、モバイルデバイスでの学習を可能にします。受講者は、パーソナライズされたコースやトレーニングプランにすばやくアクセスして、オンラインだけでなく、オフラインで学習を進めることができます。
ここでは、LMS365モバイルアプリの概要と、アプリをオンライン・オフラインで使用する方法について説明します。
LMS365モバイルアプリは「カタログ」「ダッシュボード」「通知」「設定」に分かれています。これらは画面下部に表示され、タップして切り替えることができます。
モバイルアプリを起動すると、受講者には「ダッシュボード」のトレーニングセクションにリダイレクトされ、進捗状況が「予定」となっているコース・トレーニングが表示されます。
1.カタログ
「カタログ」タブは、モバイル版のコースカタログです。
ここにはコースカタログに公開されているすべてのコースとトレーニングプランが表示されます。ユーザーは、画面の上部のセレクターから利用するコースカタログを選択します。
※ コースカタログを利用するためには、ユーザーはコースカタログがインストールされているサイトの所有者、閲覧者、管理者、受講者グループのいずれかに追加されていなければなりません。
画面上部のセレクターを展開し、表示されたリストからコースカタログを選択してコースカタログを移動できます。
選択したコースカタログに公開されているコースとトレーニングプランが一覧で表示されます。一覧は自動的に更新されます。
評価の表示オプションが有効で、コースカタログ設定のコースランキング上位の表示が有効に設定されている場合は、リストの一番上からランキング上位のコースとトレーニングプランが順番に表示されます。
トレーニングを検索するには「検索」フィールドを使用します。検索フィールドに入力したワードが、タイトル、説明、カテゴリー、タグ、連絡先に含まれるトレーニングが表示されます。
また、画面の右上に表示されるフィルターを使用したフィルタリングができます。
フィルターでは次の絞り込みが可能です。
カテゴリ:各カテゴリの括弧内の数は、そのカテゴリを持つトレーニングの数です。カテゴリが5つ以上ある場合、「さらに表示>」 をタップしてすべてを表示します。フィルターに既定で表示するカテゴリの数は変更することができます。
トレーニングタイプ:コースのタイプによるフィルタリングができます。「e ラーニング」「インストラクター主導型」「トレーニングプラン」
セッション開催日:開始日と終了日を指定すると、インストラクター主導型コースをセッションの開始日と終了日でソートして表示します。アクティブなセッションがないコースは、この結果には表示されません。
セッションタイプ:オンサイトまたはバーチャル
次の場合「コースセッション日付」フィルターは表示されません。
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検索フィールドに値を入力したり、フィルタリングオプションを選択すると、各フィルタリングセクションの横に「リセット」ボタンが表示されます。パネルの下部には、「全てをリセット」が表示されます。
フィルター設定はリセットされるまで、またはLMS 365アプリが閉じるまで保持されます。 |
フィルターを閉じるには、右上のフィルターアイコンをタップするか、パネルの外側の任意の場所をタップします。
コースとトレーニングプランは、トレーニングカードに表示されます。トレーニングカードの矢印アイコンをタップすると、トレーニングに移動できます。
トレーニングカードの情報アイコンをタップすると、そのトレーニングの詳細情報を見ることができます。
「コースの詳細」オプションが有効になっている場合は、トレーニングカードにトレーニングタイプ、期間、開始日、終了日、場所、連絡先、説明が表示されます 。(表示される情報はトレーニングタイプと設定により異なります。)
インストラクター主導型タイプのコースでは、次の情報が表示されます。
- 開始日にはセッションの開始日が表示されます。受講者が登録タイプ「受講者を個別に各セッションに登録する」のコースで複数のセッションに登録されている場合、または「受講者を一括して全てのセッションに登録する」のコースである場合「複数の日付」と表示されます。
- 場所はセッションが開催される場所を表示します。受講者が登録タイプ「受講者を個別に各セッションに登録する」のコースで複数のセッションに登録されている場合、または「受講者を一括して全てのセッションに登録する」のコースである場合「複数の場所」と表示されます。
「コースの詳細」オプションが非表示に設定されている場合、情報アイコンをタップするとトレーニングのページにリダイレクトされます。 |
2.ダッシュボード
「ダッシュボード」タブは、モバイル版のトレーニングダッシュボードです。
LMS365管理者は、管理センターでモバイルアプリの「ダッシュボード」タブに表示するセクションを設定することができます。
ユーザーは画面の上部のセレクターから利用可能なセクションを選択して表示します。
概要:トレーニングの登録や進捗の状況をグラフィカルに表示します。ライン管理者には「マイチームトレーニングステータス」でメンバーの登録や進捗の状況を表示します。
トレーニング:受講者が登録しているコースとトレーニングプランを表示します。
認定証:受講者の持つすべての認定証を表示します。
スキル:受講者の持つすべてのスキル(有効、失効、予定)とそのレベルを表示します。
受講履歴: 受講者のパーソナル・サマリー(登録しているトレーニング、認定証、スキル)を表示します。
CEU:受講者のCEU(獲得済み、予定)を表示します。
ランキング:トレーニングの完了、取得した認定証、取得したCEUの数に基づいて、テナント内の受講者をランキングで表示します。
各セクションの詳細については、モバイルアプリ ダッシュボードタブをご参照ください。
既定では、LMS365アプリを起動すると、ダッシュボードの「トレーニング」セクションが表示されます。
個々のトレーニングは、トレーニングカードで表示されます。トレーニングカードには、3点メニューと、トレーニングの種類や設定に応じた複数のアクションアイコンがあります。
トレーニングカードから次のことができます。
- トレーニングカードのタイトル、または矢印アイコンをタップするとトレーニングページに移動します。
トレーニングの説明、情報、セッション(セッションベースのコースの場合) 、およびコンテンツが表示されます。セッションベースのコースでは、情報アイコンが表示され、セッション情報ページでトレーニングが開かれます。
- トレーニングカードの右下隅にある縦の3点メニューをタップすると、コースのタイプと設定に応じて使用可能なアクションが表示されます。
コースの場合:コースの表示、リクエストのキャンセル、セッションの詳細、コースからの登録解除、
トレーニングプランの場合:トレーニングプランの表示、コースのリスト、受講の解除、トレーニングプランからの登録解除。
3.通知
通知タブには、ユーザーが過去 1ヶ月に受信したすべての通知が表示されます。ここには「すべてのコース」と「未読」の2つのセクションがあります。
● 通知の設定は、LMS365管理センターでコースカタログ管理者が設定します。 ● 受講者またはインストラクターとして受信した通知が表示されます。 ● メールボックスを持たないユーザー(非ライセンスユーザー)は、LMS365モバイルアプリ内で通知を受け取ります。 ● モバイルアプリがオフラインモードの場合、通知を利用することはできません。ユーザーがコースタイトルをタップすると、オフラインモードでは通知が利用できない旨メッセージが表示されます。 |
ユーザーが LMS365 モバイルアプリにログインしている場合、プッシュ通知を受け取ります。ユーザーが複数のデバイスでアプリにログインしている場合、すべてのデバイスで通知を受け取ります。
プッシュ通知は、ユーザーがアプリの設定で無効にすることができます。
すべての通知は、カードで表示されます。未読の通知には、通知カードの左上にメインテーマの色と同じ色の小さな円マークが表示されます。
通知カードには、件名、通知日、通知内容の一部が表示されます。
- レターアイコンをタップして、通知を既読/未読にします。
- ごみ箱のアイコンをタップして、通知を削除します。確認メッセージは表示されません。この操作は取り消すことができませんのでご注意ください。
通知カードをタップすると、通知が開きます。右上にある3点メニューをタップすると、利用可能なアクションが表示されます。
検索アイコンをタップして、表示された通知の中から特定の通知を見つけることができます。
検索は、通知の件名と本文で実行されます。検索フィールドに検索ワードを入力すると、フィルタリングが実行されます。
フィルタリングは、ページが更新されたり、ユーザーが別のタブやセクションに切り替えても適用されます。このフィルタリングをリセットするには、検索ワードを削除します。
4.設定
設定タブには、ユーザーのアバターとユーザー名が表示され、その下には次の情報と設定が表示されます。
同期:Web版と最後に同期した日時を表示します。同期アイコンをタップして、手動で同期することもできます。
オンライン:インターネットの接続やサーバーとの同期状態を「はい/いいえ」で示します。
ダウンロードコースの完了: このオプションを有効にすると、ダウンロードしたコースは完了後、すべてシステムによって自動的に削除されます。
ダウンロードコースの公開終了:このオプションを有効にすると、ダウンロードしたコースの公開が終了すると、すべてシステムによって自動的に削除されます。
言語:LMS365 モバイルアプリで使用する言語を選択します。既定の言語は、LMS365 管理センターでコースカタログ管理者が設定します。
リンクを開く場所:LMS365 モバイルアプリでリンクやトレーニングコンテンツを開く際、アプリ内ブラウザまたはシステムデフォルトブラウザのどちらで開くかを選択します。デフォルト設定ではアプリ内ブラウザでコースコンテンツとリンクを開きます。
コースコンテンツ、通知からのリンク、情報およびヘルプページからのリンクを開く際、デバイス側の既定のブラウザを使用したい場合には、[システムの既定ブラウザー]を選択します。
※セッション詳細からのリンクは、ここで選択したオプションにかかわらずアプリ内ブラウザで開かれます。
情報:管理者によってこのアプリに関する情報が提供されている場合、その内容を表示します。
ヘルプ:管理者によって設定されたリンクにリダイレクトされます。設定されていない場合、LMS365のヘルプページが開きます。
ログアウト:LMS365 モバイルアプリからログアウトします。確認メッセージが表示され、ログアウトすると、インターネットに接続しなければ、ダウンロードしたトレーニングにアクセスできなくなることが通知されます。
ユーザーがサインアウトした後も、システムはそのユーザーのログイン名を記録しています。そのため、ユーザーが次回サインインする際には、パスワードの入力と、必要に応じてテナントの選択を行います。 |
最後に、現在のアプリケーションのバージョンが表示されています。