お知らせ:セッションベースのコース、およびコースとトレーニングプランの管理ページが統合されます

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LMS365 April 2022 release(4月18日予定)では、LMS365でのトレーニングの作成・管理のユーザーエクスペリエンスを向上させるアップデートの導入が予定されています。

クラスルームとウェビナータイプのコースは「インストラクター主導型」タイプのコースに統合され、コースとトレーニングプランがコースカタログの同じ場所で管理されるようになる予定です。

これにより、LMS365でのトレーニングの作成と管理のインターフェースが簡易化され、受講者はコースカタログで自習型の「Eラーニング」と、セッションベースの「インストラクター主導型」を簡単に区別することができるようになります。

ここでは、これらの変更の詳細と、これらの変更がお客様にとってどのような影響を与えるかについてご説明します。

 


1.クラスルーム&ブレンド研修とウェビナーの統合

LMS365は、クラスルームやウェビナーなどのコースを提供しています。

これにより、コース作成者は現在「クラスルーム&ブレンド研修」と称されるコースタイプを選択し、オンラインセッションのみのコース、物理的な場所でのセッションのみのコース、オンラインと物理的な場所でのセッションを組み合わせたコースのいずれかを作成することができます。

つまり、このコースタイプでは、物理的な場所、オンライン、または両方など、あらゆるタイプのインストラクター主導型トレーニングを実施できます。

そこで、よりシンプルで直感的に管理できるユーザーインターフェースを提供するため、現在2つあるセッションベースのコースタイプを1つに統合します。

この変更により「ウェビナー」タイプのコースは作成することができなくなります。

「クラスルーム&ブレンド研修」が「インストラクター主導型」に改名され、このコースタイプでセッションを含むすべてのタイプのトレーニング(物理的な場所、オンライン、または両方など)を提供します。

※この変更は、今後数カ月間にわたって予定されている「セッションベースのコースの改善」のうちの1つとなります。

2.コースとトレーニングプランの管理

現在、コースとトレーニングプランは、コースカタログの別々の場所(コース一覧・トレーニングプラン一覧)で作成・管理されています。

管理者にコースカタログにあるすべてのトレーニングの全体像をわかりやすく示し、トレーニングの作成と管理の手順を簡単にするために、コース一覧とトレーニングプラン一覧を「トレーニング管理」 と称する1つのインタフェースに統合します。

リリース以降、コースカタログ内のすべてのトレーニングはこのページから作成、および管理されます。

このページには、現在のコースカタログにあるすべてのコースとトレーニングプランが一覧表示されます。

3.ユーザーインターフェースに与える影響

コースカタログ内のすべてのトレーニングを作成・管理するためのインターフェースが1つになり、セッションベースのコースタイプが1つになることにより、管理者と受講者の両方にとってよりシンプルなユーザーインターフェースとなります。

トレーニングを作成する際、管理者は1つのユーザーインターフェイスから、eラーニングコース、インストラクター主導型(セッションベース)のコース、トレーニングプランを作成することができるようになります。

この変更に伴い、トレーニング一覧のフィルターが更新され、管理者はすべてのトレーニングからeラーニング、インストラクター主導型、トレーニングプランでフィルタリングして表示できます。

受講者は、コースカタログでこの変更の影響を受けます。コースカタログのフィルタとトレーニングカードに新しいコースタイプの名が表示されます。

新しいフィルタが追加され、受講者は、物理的な場所とオンライン会議のセッションを含むコースで並び替えができるようになります。

4.LMS365 API やカスタムソリューションに与える影響

このアップデートにより、LMS365のAPIに破壊的な変更が加えられることはありません。

LMS365 APIで作成されたカスタムソリューションは、現在と変わらず機能し、LMS365APIでウェビナーとクラスルーム&ブレンド研修の両方のタイプのコースを作成することができます。
ただし、LMS365のユーザインターフェイスでは、これらのコースはすべてインストラクター主導型として表示されます。

アップデート後しばらくの間は「インストラクター主導型」タイプのすべてのコースをクエリするためには、「クラスルーム&ブレンド研修」と「ウェビナー」両方のクエリが必要となります。

トレーニングプランのAPIに変更はありません。

5.LMS365の通知に与える影響

2022年4月リリース前に作成されたウェビナータイプのコースについては、少なくとも3ヶ月の猶予期間があり、リリース後もウェビナータイプのコースに関連する通知は送信されます。

2022年4月リリース前に作成されたクラスルーム &ブレンド研修タイプのコース、および2022年4月リリース以降に作成するすべてのセッションベースのコースについては、現在の「クラスルーム & ブレンド研修」に関連した通知が送信されます。
ただし、これらの通知テンプレートに表示されている名前は 「クラスルームトレーニング」 に変更され、一部の変数が変更されます。これまでの変数は、2022年4月のリリースから3カ月の猶予期間中も引き続き使用できます。

大事な点は、猶予期間終了後、コースタイプ「ウェビナー」の通知テンプレートが削除されることです。したがって、2022年4月リリース後、コースタイプ「クラスルーム&ブレンド研修」に関連する通知テンプレートを確認して、これらのテンプレートが組織内のあらゆるセッションベースのトレーニング(物理的な場所、オンライン会議、または両方) に対応できるかを確認してください。

トレーニングプランの通知に変更はありません。

注記:

通知テンプレートにカスタマイズされたフィールドがある場合、これらのフィールドは新しいLMS365リリースで更新されません。したがって、カスタマイズしたフィールドによっては、既定の通知テンプレートに導入される変更が反映されない場合がありますので、通知テンプレートを確認することをお勧めします。また、2022年4月のリリースから猶予期間が経過すると、以前の変数は機能しなくなるため、カスタマイズされたテンプレートに新しい変数を適用してください。

6.現在のセッションベースのコースに与える影響

2022年4月のリリース前に作成されたクラスルーム&ブレンド研修とウェビナーのタイプのコースは、すべて「インストラクター主導型」のトレーニングとして表示されることになります。これらのコースに与える影響は、名称変更のみです。

つまり、現在作成されているセッションベースのコースは、リリース後もこれまで通り動作します。

7.今後の予定

前述の通り、コースタイプ「ウェビナー」の通知テンプレートは、2022年4月のリリース後、3ヶ月の猶予期間を経て削除される予定です。代わりに、「インストラクター主導型」コースの通知テンプレートが、すべてのセッションベースのコースで使用される予定です。

APIでは1つのコースタイプのみのクエリで、すべてのセッションベースのコースをクエリするソリューションを作成する予定です。