クイズには、さまざまなタイプの設問を含めることができます。
ここでは、LMS365で利用できる設問のタイプと、それらの設問の作成についてご説明します。
設問を作成する場所
LMS365では、次の場所から設問の作成を開始することができます。
- LMS365管理センター>コンテンツ>クイズから、クイズの作成(または編集)で設問を追加する。
- コースの作成(または編集)のコンテンツセクションでクイズに設問を追加する。
- 設問プールの作成から設問を作成し、設問プールに追加する。
何れかを選択すると、クイズエディター/設問プールエディターが表示されます。クイズに追加する設問のタイプを選択します。各設問タイプの作成フォームが開きます。
設問のタイプ
クイズ(/設問プール)エディターから、設問のタイプを選択します。
設問には次のタイプがあります。
- 単一選択問題:複数の選択肢の中から、1 つを選択する問題です。正解は1つしか設定できません。
- 複数選択問題:複数の選択肢の中から、正解を2つ以上選択する問題です。複数の正解を設定します。
- 正誤問題:答えが「はい」または「いいえ」の問題です。
- 組み合わせ問題:左と右を正しい組み合わせにする問題です。
- 自由記述:テキストエリアに何かを入力することで全て正解となる問題です。受講者が何か入力すると、回答済とみなされ、獲得ポイントが設定されている場合はそのポイントが付与されます。
- 領域選択問題:画像内の特定の領域を選択する問題です。
- 並べ替え問題:正しい順番に並べ替える問題です。
- 記述問題:空蘭にテキスト入力する問題です。複数の正解を設定できます。
- 穴埋め問題:文章中の空欄になっている箇所に、テキスト入力、またはリストから選択する問題です。
設問フォーム
設問フォームには次のフィールドがあります。利用できるフィールドは、設問のタイプによって異なります。
タイプ
既定では、このフィールドは、クイズ(/設問プール)エディターで選択した設問タイプに応じて自動的に入力されます。新しい設問を作成する場合は、ここで設問タイプを変更することができます。設問作成後はタイプを変更することはできません。
タイトル
設問のタイトルを入力します。同じタイトルの設問を複数作成することができます。
設問のタイトルは、LMS365 プレイヤー のブレッドクラムやLMS365 モバイルアプリの画面上部に表示されます。
設問文
テキストフィールドに、質問の内容を入力します。リッチテキストエディターでは、テキストの編集、フォントの変更、レイアウトの変更、リスト、リンク、画像、メディアコンテンツの追加が可能です。
アップロードしたすべてのアイテム (ビデオ、画像、ドキュメントなど) は、SharePoint サイトア セットライブラリに保存されます。受講者はこのライブラリへのアクセス権を持っている場合のみ、クイズ受験中にアップロードされたビデオとドキュメントを閲覧することができます。アップロードされた画像を表示するには、追加のパーミッションは必要ありません。既定では、受講者はこのライブラリへのアクセス権を持っています。サイトコレクション内にある別のサイトにアップロードされたアイテムを使ってクイズを再利用する場合、アクセス権が異なる場合があります。クイズが作成されたサイトのサイトアセットライブラリ設定でアクセス権を確認することができます。 |
回答の選択肢
単一選択問題:少なくとも2つの選択肢を用意し、そのうちの1つが正しい答えになります。
既定では、3つの選択肢が用意されています。「+選択肢を追加」で選択肢を増やすことができます。選択肢を入力し、正解のラジオボタンを選択します。
アイコンで入力した答えを消去できます。 アイコンで使用して選択肢を削除します。
答えが空白の場合、設問を保存することはできません。
複数選択問題:
設問に対して複数の選択肢を用意し、複数の選択肢を正しい答えとして設定します。
既定では、3つの選択肢が用意されています。「+選択肢を追加」で選択肢を増やすことができます。選択肢を入力し、正解のチェックボックスを選択します。
アイコンで入力した答え消去できます。 アイコンで使用して選択肢を削除します。
答えが空白の場合、設問を保存することはできません。
正誤問題:
「設問文」に入力された問題に対して、正解のラジオボタン「はい」または「いいえ」を選択します。
組み合わせ問題:
左の項目と右の項目を正しい組み合わせにします。
回答の選択肢では、例えば、左の欄に文の冒頭、右の欄に文の後半を入力して、1つの文が完成し正解となります。
既定では、3つの選択肢が用意されています。「+選択肢を追加」で選択肢を増やすことができます。選択肢を入力し、正解のチェックボックスを選択します。
アイコンで入力した答えを消去できます。 アイコンで使用して選択肢を削除します。
答えが空白の場合、設問を保存することはできません。
自由記述:
自由記述ででは、回答の選択肢セクションは表示されません。この設問は、受講者は回答を自由に記述することができます。受講者が何か入力した場合、常に回答されたものとみなされ、設定されたポイントが加算されます。
画像内領域選択問題:
回答の選択肢の「画像を選択」ボタンから、出題に使用する画像を選択、またはローカルデバイスからアップロードします。画像を選択して「保存」を選択します。
選択した画像で正解となる領域を指定します。
並び替え問題:
正しい順番に並べ替える設問です。
回答の選択肢で、説明文の質問に対して、答えを入力し、正しい順番に並べます。つまり、ここで設定した順番が正解となります。
受講者には、設定した答えがランダムに表示されます。
既定では、3つの選択肢が用意されています。「+選択肢を追加」で選択肢を増やすことができます。選択肢を入力し、正解のチェックボックスを選択します。
アイコンで入力した答えを消去できます。 アイコンで使用して選択肢を削除します。
答えが空白の場合、設問を保存することはできません。
記述問題:
空のフィールドにテキスト入力して回答します。回答と正解との一致率を定義し、それに応じたポイントを設定することができます。各解答欄は50文字までに制限されており、それ以上入力することはできません。
回答が正解と100% 一致した場合「獲得ポイント」に設定されたすべてのポイントが付与されます。例えば、正解率が10% の場合、獲得ポイントの10% が付与されます。
必要に応じて、答えに「正規表現」を使用することができます。
正規表現とは、例えば1~5までの数字であれば正解とする場合に、答えの欄に[1-5]と設定することで、1から5までの半角数字であれば全て正解となります。正規表現の詳細については「正規表現言語 - クイック リファレンス」をご参照ください。
アイコンで入力した答えを消去できます。 アイコンで使用して選択肢を削除します。
答えが空白の場合、設問を保存することはできません。
例:
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穴埋め問題:
文章中の空欄になっている箇所に、テキスト入力、または選択して回答する問題です。
穴埋めする箇所を、括弧[]で括ります。選択肢を提供する場合は、括弧の内をパイプ記号 | で区切り、すべての選択肢を括弧内に入力します。正解は、括弧内の最初に配置します。
選択肢はドロップダウンリストでランダムに表示されます。
例: SharePoint Online は、[Microsoft|Apple]① がビジネス向けに提供しているサービスの1つです。ファイル・情報共有サービスで、[クラウド]②上でファイルの[保管]②や[共有]②ができます。※この場合、①はドロップダウンリストが表示され、「Microsoft」が正解となります。②は空欄が表示されますので、受講者は回答をテキスト入力します。ドロップダウンリストは毎回ランダムに並び替えられます。 |
選択肢のランダム化
次の設問タイプでは、このオプションを ON にして、受講者に提供する回答の選択肢をランダム表示することができます。
- 単一選択問題
- 複数選択問題
- 組み合わせ問題:左側の列のみがランダム化されます
獲得ポイント
このフィールドには0から2147483647の間の値を入力できます。既定値は1です。
このフィールドが空の場合、設問は保存できません。
受講者がクイズに設定されている「クイズの合格スコア」のパーセント値は、クイズにあるすべての設問の合計点数と連動しています。受講者の得点は、クイズに回答している間に獲得したポイントに基づいて計算されます。
各設問の「獲得ポイント」フィールドに、正しく回答した場合に与えられるポイント数を入力してください。
ポイント数は各設問ごとに任意の値を設定できます。たとえば、クイズの合格スコアが100%未満に設定されており、正解率が低い設問には1ポイント、正解率が高い設問には10ポイントとすることで、受講者は正解率が低い設問が不正解でもクイズに合格することができます。
設問に正しく回答した場合でもポイントを与えない場合は0を入力してください。
クイズのすべての設問のポイントが0に設定されている場合、受講者は不正解でもクイズに合格することができます。
クイズの「設問のポイントを表示」オプションが ON の場合、受講者のLMS365 プレイヤーに各設問で獲得できるポイント数が表示されます。
クイズの「クイズ中にスコアを表示」オプションが ON の場合、受講者はクイズの回答に応じて、クイズの合計ポイント(満点)と、現在獲得したポイントを確認することができます。
タグ
設問プールからクイズに設問を追加する際、フィルタリングに使用するタグを設定できます。
フィードバック
正解のフィードバック
正解のフィードバックフィールドには、受講者が設問に回答し「次へ」で次の設問に移動する際、前の回答が正しい場合に表示するメッセージを入力します。メッセージの入力には、リッチテキストエディタを使用することができます。
一部正解のフィードバック
一部正解のフィードバックは、記述問題タイプでのみ利用できます。 |
一部正解のフィードバックフィールドには、受講者が設問に回答し「次へ」で次の設問に移動する際、前の回答が部分的に正しい場合に表示するメッセージを入力します。メッセージの入力には、リッチテキストエディタを使用することができます。
不正解のフィードバック
不正解のフィードバックフィールドには、受講者が設問に回答し「次へ」で次の設問に移動する際、前の回答が正しくない場合に表示するメッセージを入力します。メッセージの入力には、リッチテキストエディタを使用することができます。
重要! |
すべての項目に入力後、「保存」を選択して設問の作成を完了します。