eラーニングは、自習型のオンライン・トレーニングを構築するために使用します。eラーニングコースに登録した受講者は、いつでも、どこでも、自分のペースで学習することができます。
ここでは、LMS365でeラーニングコースを作成する方法、作成ページの各フィールドについてご説明します。
作成を開始する
必要なロール:カタログ管理 (コース管理者は作成されたコースを編集、管理することができます。)
コースを作成する前に、LMS365テナントに少なくとも1つのコースカタログを作成する必要があります。 コースの作成時に「アクセスが拒否されました」というメッセージが表示された場合、LMS365アプリの設定に問題がある可能性がありますので、LMS365管理者にお問い合わせください。 同じコースカタログ内の既存のコースをコピーして、コースを作成することができます。詳細については「同一カタログ内のコースのコピー」をご参照ください。 |
eラーニングコースの作成は、LMS365管理センター>トレーニング管理を開き、「+トレーニング作成」ボタンを選択して開始します。
コース設定パネルが開き、コース作成の各ステップ(基本情報、コンテンツ、設定、ユーザー)が提供されます。
コースの設定をする
必要なロール:カタログ管理者 (コース管理者はコースが作成された後、コースの設定、管理ができます。)
eラーニングコースの作成(または編集)は、4つのセクションから構成されるコース設定パネルで行います。
- 基本情報
- コンテンツ
- 設定
- ユーザー
設定パネルの下部には「作成・保存」と「トレーニングの公開」の操作ボタンがあります。
ページ上部のタイムラインからセクションを選択して、4つのセクション間を移動し、情報の記入や編集を行うことができます。
基本情報
「基本情報」セクションでは、コースについての基本的な情報を入力していきます。アスタリスク(*)の付いた項目は入力必須です。
コースのタイプの選択
eラーニングを選択します。トレーニングタイルの上にカーソルを合わせると、コースタイプの簡単な説明が表示されます。
重要! コースの作成後にコースのタイプを変更することはできません。 |
名前とWebアドレス
名前*:コースの名前は、コースカタログ、コースホームページ、このコースが含まれるトレーニングプランで表示されます。名前フィールドには最大128文字まで入力することができます。
コース名が長い場合、コースホームページでは2行に亘って表示します。
Web アドレス*:Webアドレスは名前フィールドに入力すると自動的に生成されますが、手動で変更することもできます。
無効な文字、例えば " # % & * : < > ? \ / { | } ~ とスペースは自動的に除外します。
ピリオド(フルストップ)は、サイトアドレスの途中で連続して使用することができないため、手動で変更する必要があります。また、サイトアドレスをピリオドで開始、終了することもできません。
Web アドレスを確認または編集するには、名前フィールドの右上にある「Web アドレスの編集」 を選択します。
新しいコースは SharePoint コースカタログサイトのルートにページとして作成されるため、URL のトレーニング名に該当する部分を編集します。
コースが作成された後にWebアドレスを編集した場合、変更前のコースURLは利用できなくなります。
Web アドレスフィールドの末尾にあるコピーアイコンを選択して、Web アドレスをコピーできます。Web アドレスはクリップボードに保存されます。
概要説明*
このフィールドを使用してテキストだけの短いコース説明を提供できます。これはカタログのリストビュー、コースホームページに表示されるほか、関連するコースの通知に変数として挿入することができます。
このフィールドは拡張して、テキストの入力作業をよりスムーズに行うことができます。
詳細説明
コースの詳細な説明を追加することができます。
このフィールドが入力された場合、概要説明に代わってコースホームページとカタログのカードビューに表示します。(入力されていない場合は、概要説明を表示します。)
詳細説明はリッチテキストエディタを使ってYouTubeビデオを挿入したり、ビデオ、画像、ファイルをアップロードして、コースの説明をより丁寧にすることできます。
リッチテキストエディタのツールにある「フルスクリーン」アイコンで、テキストフィールドを拡張して入力作業をよりスムーズに行うことができます。
カテゴリー
カテゴリーは、カタログでコースをフィルタリングする際に利用されます。また、コースホームページに表示します。
既存のカテゴリー、サブカテゴリーを追加する場合、フィールドにカテゴリ名を入力をすると、候補のリストが表示されます。
このフィールドではサブカテゴリーを、「親カテゴリー\サブカテゴリー」で表示します。
コースホームページではサブカテゴリーだけで表示します。
新しいカテゴリーを作成するには、フィールドにカテゴリ名を入力し、グレーのドロップダウンに表示された「新しいカテゴリー名(新規作成)」を選択します。
サブカテゴリーはここから作成することはできません。カタログ設定>カテゴリーで作成します。
ここで作成した新しいカテゴリーは、このコースを保存した場合のみ、このコースと現在のカタログのカテゴリーリストに追加されます。
カテゴリー、サブカテゴリーの詳細については「カテゴリーの作成と管理」をご参照ください。
コースからカテゴリー/サブカテゴリーを削除するには、カテゴリー名にある✖(削除)を選択します。
カテゴリフィールドを空にした場合、コースにはカテゴリー、サブカテゴリーは設定されません。
この場合、カタログのカテゴリーフィルターでは「カテゴリ無し」に含まれます。
タグ
コースにタグを追加して、検索をより便利にすることができます。
ユーザーがこれらのキーワードをコースカタログで検索すると、これらのタグが付いたコースを検索結果に表示します。
タグはコース、トレーニングプランの作成、編集で設定(追加)します。
既存のタグをコースに追加する場合、フィールドにタグ名を入力をすると、候補のリストが表示されます。
新しいタグを作成するには、フィールドにタグ名を入力し、グレーのドロップダウンに表示された「新しいタグ名(新規作成)」を選択します。
ここで作成した新しいタグは、このコースを保存した場合のみ、このコースと現在のカタログのカテゴリーリストに追加されます。
タグの詳細については「タグ: コースカタログレベルで使用されるタグの編集・削除・表示」をご参照ください。
コースからタグを削除するには、タグ名にある✖(削除)を選択します。
タグフィールドを空にした場合、コースはタグ付けされません。
ID
IDは、コースに対する社内のID です。コースホームページと、カタログのカードビューから開くトレーニング情報に表示します。
検索キーワードにこの ID を使用することで、ユーザーは特定のコースを簡単に見つけることができます。
所要時間(標準形式)
コースの所要時間を標準形式 (00d : 00h : 00m) で入力します。
入力した値は、コースホームページとカタログページで「xx日 xx時間 xx分」と表示されます。
最大で 99d : 23h : 59m の値が設定できます。
例: 「05d : 19h : 13m」と設定すると、「5日19時間13分」と表示されます。 「02d : 00h : 45m」と設定すると、「2 日 45分」と表示され、時間は表示されません。 |
「所要期間(標準フォーマット)」は「期間」の置き換えではなく、それぞれがコースホームページの「情報」ブロックに表示されます。
このフィールドに値が設定されない場合、所要時間はコースホームページ、カタログページには表示されません。
期間
期間は、コースホームページとカタログのカードに表示されます。
例えば、「約2時間」、「3つの学習コンテンツ、各35分」など、コースの学習期間を入力します。
「期間」は「所要期間(標準フォーマット)」の置き換えではなく、それぞれがコースホームページの「情報」ブロックに表示されます。
このフィールドが空の場合、期間はコースホームページ、カタログページには表示されません。
サムネイル画像:
この画像は、コースカタログ、トレーニングダッシュボード、コースのプレビューに使用され、コースホームページではバナー画像の左上に表示されます。
サムネイル画像を追加するには「画像の選択」で開いた「コースカタログとサイトイメージ」ライブラリから画像を選択します。
新しい画像をアップロードするには「アップロード」を選択します。画像をアップロードする場合は、200×200px 以上のサイズの画像を使用します。
選択した画像の枠が青色になり、「保存」ボタンが有効になります。保存して選択した画像を適用します。
LMS365 Teamsボットで画像を正しく表示するためには、画像は以下の条件を満たす必要があります。
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コースのサムネイル画像を削除するには、「画像の選択」で「コースカタログとサイトイメージ」ライブラリを開き、現在の画像(青いチェックマークが付いています)の選択を解除します。保存して変更を適用します。
LMS365で作成したすべてのコースとトレーニングプランには、既定のサムネイル画像が適用されます。
「コースカタログとサイトイメージ」ライブラリから画像を削除するには、画像を選択して「削除」ボタンを選択します。この操作は元に戻せません。
コースまたはトレーニングプランのサムネイル画像として使用されている画像は削除できません。
バナー画像:
コースのホームページのバナーに使用する画像を選択します。
コースカタログ管理者は、カタログ設定> LMS設定>「トレーニングバナー画像」で、既定のバナー画像を設定することができます。
ここで設定した画像は、自動的にこのコースカタログで新しく作成するコース、トレーニングプランに適用されます。既定のバナー画像が設定されていない場合、作成するコース、トレーニングプランにはバナー画像がありません。
コースカタログまたはコース管理者は、コースの作成(編集)時にバナー画像を変更することができます。
バナー画像を追加するには「画像の選択」で開いた「バナー画像」ライブラリから画像を選択するか、「アップロード」で使用する画像をアップロードします。
選択した画像の枠が青色になり、「保存」ボタンが有効になります。「保存」ボタンで選択した画像を適用します。現在適用されている画像には、青いチェックマークが付いています。
アップロードする画像の幅は1236px 以下で、PDF、SVG、PNG、JPEG フォーマットを使用してください。
LMS365 のコース・トレーニングプランホームページのバナー画像のサイズは「1204x228」で、アスペクト比は「5.28:1」になります。
ページはデバイスにレスポンシブ対応(レイアウト、デバイス、使用される画面サイズによって拡大縮小)しているため、バナー画像のサイズも変化します。
レスポンシブ対応に関する原則については、「SharePoint の最新のページでの画像のサイズ変更と拡大縮小」をご参照ください。
コース(トレーニングプラン)の設定パネルでアップロードされたすべての画像は、このコースで使用しない場合でも、コースカタログで共有するバナー画像ライブラリに保存され、カタログ内のすべてのコース、トレーニングプランのバナー画像として使用できます。
コースのバナー画像を削除するには、「画像の選択」でバナー画像ライブラリを開き、現在の画像(青いチェックマークが付いています)の選択を解除します。保存して変更を適用します。
「バナー画像」ライブラリから画像を削除するには、画像を選択して「削除」ボタンを選択します。この操作は元に戻せません。
コースまたはトレーニングプランのバナー画像として使用されている画像は削除できません。また、テナントの既定のバナー画像が選択された場合、削除オプションは無効になります。
コンテンツ
「コンテンツ」セクションでは、コースコンテンツの追加と管理をします。
コースにコンテンツを追加するには、「+学習項目の追加」をクリックし、ドロップダウンメニューから、追加する学習項目のタイプを選択します。
- コンテンツパッケージ
- クイズ
- ラーニングモジュール
- 外部アプリ
- 評価
コースに追加したすべての学習コンテンツはコンテンツセクションに表示され、ここから管理することができます。
詳細については「コースコンテンツ:コース内のコンテンツの概要と作成・管理」をご参照ください。
コンテンツセクションには次の情報が表示されます。
- 名前:学習項目の名前。この名前はコースホームページのコンテンツセクションに表示されます。
- 表示アイコン: 学習項目が、ユーザーに表示されているかどうかを示します。
- タイプ:学習項目のタイプ(ラーニングモジュール、クイズ、コンテンツパッケージ、外部アプリ、評価)
- 公開:学習項目が公開されているかどうかを示します。
- アイテム数:学習項目を構成する要素の数。
- コース完了:学習項目がコース完了に必須であるかどうかを示します。既定では、コースに追加されたすべての学習項目はコースの完了に必須として設定されます。この設定は、コース作成後に変更することができます。コースの完了設定については、コース完了設定の作成と管理をご参照ください。
- 進捗:コースの作成中は、プログレスバーはグレー表示です。コースが作成されると、プログレスバーに受講者の進捗度が反映されます。
- 前提条件(ロックアイコン):受講者が先行する学習項目をすべて完了するまで、次の学習項目の受講を制限する仕組みです。これにより、管理者は受講者が学習項目を受講する順序をコントロールすることができます。ロックアイコンをクリックして、ロック/ロック解除します。詳細については、「コースコンテンツ:コース内のコンテンツの概要と作成・管理」をご参照ください。
既定では学習項目はコースに追加された順番で配置されます。学習項目の順序を変更する方法については「コースコンテンツ:コース内のコンテンツの概要と作成・管理」をご参照ください。
設定
「設定」セクションでは、承認フロー、CEU、再受講、Viva Learningとの共有、認定証、スキル、期限、地域の設定など、コースに付属する設定を行います。
承認フロー: コースへの登録の流れを、次の3つの中から1つ選択します。
-
自動承認:ユーザーがコースの受講を選択すると、システムによって登録が自動的に承認されます。 既定では、自動承認が設定されています。
-
ライン管理者による承認:ユーザーがコースの受講を選択すると、登録の申請がユーザーのライン管理者に送信され、ライン管理者は申請を承認、または却下します。
ユーザーのライン管理者は、Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) で設定します。詳細については、「LMS365でライン管理者を設定するには」をご参照ください。
-
管理者の承認:ユーザーがコースの受講を選択すると、登録の申請がコース管理者に送信され、コース管理者は申請を承認、または却下します。
カタログ管理者も同様に登録の申請を承認、または却下することができます。
コースに承認が必要なフローが設定されている場合、登録の申請が承認/却下されるまで、コースホームページには「承認待ち」ステータスが表示されます。
コースの「登録解除を許可しない」オプションが OFF に設定されている場合、ユーザーは申請が承認、または却下される前に申請をキャンセルすることができます。ユーザーは、コースホームページの情報ブロックにある「登録承認のキャンセル」ボタンを選択し、キャンセルメッセージを入力します。
コース管理者、ライン管理者、カタロ管理者は、受講承認の管理パネルで、ユーザーからのメッセージを見ることができます。
コースへの登録、登録解除についての詳細は、「コース・トレーニングプランへの登録と解除」をご参照ください。
CEU(継続教育ユニット)
LMS365 継続教育ユニット (CEUs) では、コースを完了した受講者に、学習の取り組みに応じたCEU数を付与し、学習の到達度を数値化することができます。
コースにCEUsを適用するには、このフィールドに整数、または小数点以下2桁までの値を入力します。
コースカタログに表示
コースをコースカタログに表示するかどうかを設定します。既定では ON(表示する)になっています。
このオプションを OFF に設定すると、コースはコースカタログホームページに表示されません。
トレーニング管理ページでは、該当するコースに アイコンが付いています。
ユーザーは、受講に関する通知などに記載のダイレクトリンクからコースにアクセスできます。
登録解除を許可しない
このオプションは、コースとトレーニングプランにおける受講者の登録解除を制限できます。
既定では、OFF(登録解除を許可します)になっています。
ON に設定すると、コースに登録されたユーザーは、自ら登録を解除することはできません。
任意の再受講
任意再受講オプションは、コースの教材を何度も反復したり、得点を上げたり、有効期限が切れた認定証やスキルを更新する目的で、受講者がトレーニングを再受講することを制限するものです。
既定では、ON(再受講を許可します)になっています。
OFF に設定すると、受講者はコースを再受講することはできませんが、コースの内容をレビューすることはできます。
このオプションの使用方法と、再受講の詳細については「コースとトレーニングプランの再受講」をご参照ください。
必須として表示
このオプションは、受講者に受講必須のコースであることを示すことができます。
既定では、OFF になっています。
ON に設定すると、トレーニングダッシュボードではコースが必須として示されます。
また、フィルターを利用して「必須」のコースをフィルタリングできます。
レポートでは、必須として設定されたコースのコース要件列に「必須」と表示します。
トレーニング対象者
このオプションは、コースホームページおよびコンテンツへのアクセスを、特定の受講者に制限できます。
既定では、OFF になっています。
このオプションをONにすると「対象者」フィールドが表示されます。
ここに個別のユーザー、または Microsoft Entra ID (Azure Active Directory)、Microsoft 365 グループを追加します。一度に最大50人のユーザーまたは1500のシンボルを、カンマ、セミコロンで区切って入力できます。
フィールドに入力したアドレス数が上限に達した場合、超過したアドレスは自動的にリストから削除され、情報メッセージで通知します。
コースの対象者が設定されると、すでに登録されているユーザー、セッションインストラクター、カタログ管理者、コース管理者、対象者フィールドに設定されてユーザーのみが、このコースを閲覧および受講することができます。
また、LMS365グローバル設定>LMS設定>限定公開オプションを併用して、コース、トレーニングプランのコースカタログへの表示を制御します。詳細については「限定した受講者に トレーニングを公開するには」をご参照ください。
Viva ラーニング に表示
このオプションは、コースを Viva Learning に表示にするかどうかを制御します。
既定では ON に設定されており、コースは Viva Learning に同期されます。
トレーニング管理ページのフィルタでは、この設定によるフィルタリングができます。トレーニング管理ページのフィルタについては「トレーニング管理:概要と機能」をご参照ください。
期限
このオプションは、登録されたユーザーがコースを完了しなければならない日時を設定します。
既定では、OFF になっており、受講の期限はありません。
ON に設定されると、「期日として設定」オプションとして2つのフィールドが表示されます。
-
登録後の日数:コースを完了するまでの日数を指定します。受講者がコースに登録された日時、またはコースが公開された日時が考慮されます。
受講者が登録された時点でコースが既に公開されている場合、受講者の登録日からカウントダウンが開始されます。受講者が登録されたコースがまだ公開されていない場合、コースが公開された時点からカウントダウンが開始されます。
-
指定日:特定の日時を指定します。
受講者は、受講の期限に関する2つの通知メールを受け取ります。
- 「コース受講期限のお知らせ」:登録したコースの期限日が近づいていることを通知します。
- 「コース受講期限超過の連絡」:コースの期日が過ぎた時点で、コースを完了していない受講者に受講期限が過ぎたことを通知します。
eラーニングコースに関連する通知については「eラーニングコースの通知」をご参照ください。
コースの受講期限は、コースホームページとトレーニングダッシュボードの情報セクションに表示されます。
認定証:
コースを完了した受講者に認定証を発行します。
既定では、OFF になっており、ユーザーはコースを完了しても認定証を受け取りません。
ON に設定すると、「認定証テンプレート」フィールドと「認定証の有効期限」トグルが表示されます。
- 認定証テンプレート:ドロップダウンリストから使用するテンプレートを選択します。コースの作成中に認定証テンプレートを作成することはできません。
認定証テンプレートの詳細については、「認定証:コース/トレーニングプランの認定証の作成と管理」をご参照ください。
- 認定証の有効期限:認定証の有効期限を設定するには、このオプションをON にします。既定では、OFF になっており、認定証には有効期限がありません。ON に設定すると、「有効期限として設定」の2つのオプションが表示されます。
-
- 完了後の日数:認定証の有効期限をコース完了後の日数で指定します。各受講者の認定証の有効期限は受講者がコースを完了した日に基づいており、カウントダウンは受講者のコース完了日から開始されます。
- 指定日:特定の日時を指定します。
スキル
コースを完了した受講者に、スキルを付与します。
既定では、OFF になっており、受講者がコースを完了してもスキルは付与されません。
ON に設定すると、「スキル」フィールドと「スキルの失効」トグルが表示されます。
- スキル:ドロップダウン リストからスキルを選択します。コースの作成中にスキルを作成することはできません。スキルとスキルレベルセットの作成、管理、削除については「スキルとスキルレベルセット:作成・管理・削除」をご参照ください。
-
スキルの失効:付与したスキルに有効期限を設定します。既定では OFF になっており、コースのスキルには有効期限がありません。このオプションをONにすると「失効日として設定」の2つのオプションが表示されます。
- 完了後の日数:スキルの失効日を、受講者がコースを完了した日時からの経過日数で指定します。各受講者のスキルの失効日は受講者がコースを完了した日に基づいており、カウントダウンは受講者のコース完了日から開始されます。
- 指定日:特定の日時を指定します。
コースカタログまたはコース管理者がコースや トレーニングプランのスキル設定を変更しても、すでにコースやトレーニングプランを完了した受講者は影響を受けません。(スキルの情報は更新されません) 認定証の有効期限が設定されている場合、スキルの失効日を設定することはできません。スキルの失効日は認定証の有効期日となります。 |
地域の設定
コースの地域設定には、タイムゾーン、地域、週の最初(開始)の曜日、始業時間、終業時間の設定あります。既定では、コースカタログの地域の設定を継承します。
- タイムゾーン:コースセッション、通知、レポートで使用するタイムゾーンを設定します。ドロップダウンリストで使用するタイムゾーンを選択してください。既定のタイムゾーンは、現在のコースカタログから継承されます。
-
地域:数字、日付、時間のフォーマット、コースの通知と認定証で使用する言語を設定します。
選択した地域により、自動的に「週の最初の曜日」が設定されます。既定のロケールは、現在のコースカタログの地域の設定から継承されます。 -
週の最初の曜日:週の最初の曜日を設定できます。ドロップダウンリストから曜日を選択します。既定では、コースの 「地域」設定に応じて自動的に設定されますが、手動で変更することもできます。
この設定は、ランキングボードの「今週」のランキング、課題の「今週中」の基点に使用されています。 -
始業時間:業務開始時間を設定します。既定は「8:00」に設定され、1時間単位の12時間フォーマットです。ドロップダウンリストから時間を選択してください。
課題・評価オプションが使用されている場合、ここで設定した時間が新しい課題の「公開日」に使用されます。 -
終業時間:業務終了時間を設定します。既定は「17:00」に設定され、1時間単位の12時間フォーマットです。ドロップダウンリストから時間を選択してください。
課題・評価オプションが使用されている場合、ここで設定した時間が新しい課題の「期限」に使用されます。
ユーザー
「ユーザー」セクションでは、コースの受講者と管理者を設定します。
ユーザーセクションは「受講者」と「管理者」の2つのセクションに分かれています。既定では「受講者」セクションを表示します。
- 受講者:ユーザーをコースに登録/登録解除したり、コースに登録したユーザーにメールの送信ができます。
- 管理者:ユーザーをコース管理者として割り当て/割り当てを解除することができます。また、連絡先をして、コース管理者をコースホームページに表示するかどうかを設定します。
受講者
ユーザーをコースに登録する
1. 「+受講者登録」を選択します。
2.開いたパネルの「ユーザーの検索」フィールドに、コースに登録するユーザー、Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) グループ、Microsoft 365 グループ、メールが有効なセキュリティグループ、セキュリティグループの名前、またはメールアドレスを入力します。
カンマまたはセミコロンで区切り、一度に最大 50 人の内部ユーザーまたは 1,500 文字を入力できます。
「すべてのユーザー」と「外部ユーザー以外のすべてのユーザー」は追加できません。
無効なメールアドレス、認識できないユーザーが入力された場合、赤で表示されます。次に進むためには、これらのメールアドレスを修正するか、フィールドから削除します。
入力したメールアドレスが、検索可能な上限である50件または1500文字を超えている場合は、メッセージが表示されます。この手順を繰り返して、追加のメールアドレスを入力することができます。
3.入力が完了したら、「登録」を選択します。
追加されたユーザー、グループは受講者となり、「登録済受講者」に表示されます。
登録されたユーザー、グループは追加された順番に関係なく、アルファベット順に表示されます。コース作成後、登録したグループ名の横に、このグループ内のユーザー数を表示します。
登録済受講者では、次の情報を表示します。
- 名前:Microsoft Entra ID(Azure Active Directory)のユーザーアカウントに記載されているユーザーの名前。既定では姓のアルファベット順に表示します。
- Eメール:Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) のユーザーアカウントに記載されているユーザーのメールアドレス。Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) のユーザーアカウントにメールアドレスが記載されていない場合、この列は空欄です。メールアドレスは、受講者へのメール送信に使用します。
- 部署:Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) のユーザーアカウントに記載されているユーザーの部署。
各列名をクリックしてソートすることができます。また、検索フィールドを使ってユーザー、グループを検索できます。ユーザー名、メールアドレス、部署名の一部を入力して、条件に一致した受講者を表示します。
受講者をコースから登録解除する
1.コースから登録解除する受講者を選択します。
2.開いたアクションパネルで「受講解除」を選択します。
アクションパネルには「メッセージの送信」オプションが表示されます。このアクションは、コースが作成されるまで利用できません。コースが作成されると、カタログ管理者、およびコース管理者はこれを利用して、コースに登録されている受講者にメールメッセージを送信することができます。また、コース管理パネルの「受講者にメール」でもメールメッセージを送信できます。 詳細については、「eラーニングコースの管理」をご参照ください。 |
管理者
管理者セクションではユーザーにコース管理者ロールを割り当てたり、割り当てを解除することができます。
既定で、コースを作成したユーザーが、自動的にそのコース管理者として割り当てられます。
管理者を割り当てる
1.「+管理者の追加」を選択します。
2.開いたパネルの「ユーザー検索」フィールドに、管理者を割り当てるユーザー、Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) グループ、Microsoft 365 グループ、メールが有効なセキュリティグループ、セキュリティグループの名前、またはメールアドレスを入力します。
「すべてのユーザー」と「外部ユーザー以外のすべてのユーザー」は追加できません。
無効なメールアドレス、認識できないユーザーが入力された場合、赤で表示されます。次に進むためには、これらのメールアドレスを修正するか、フィールドから削除します。
入力したメールアドレスが、検索可能な上限である50件または1500文字を超えている場合は、メッセージが表示されます。この手順を繰り返して、追加のメールアドレスを入力することができます。
3.入力が完了したら、「追加」を選択します。
コース管理者として割り当てられたユーザー、グループは「追加済管理者」に表示されます。
追加された管理者、グループは追加された順番に関係なく、アルファベット順に表示されます。コース作成後、追加したグループ名の横に、このグループ内のユーザー数を表示します。
追加済管理者では、次の情報を表示します。
- 名前:Microsoft Entra ID(Azure Active Directory)のユーザーアカウントに記載されているユーザーの名前。既定では姓のアルファベット順に表示します。
- Eメール:Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) のユーザーアカウントに記載されているユーザーのメールアドレス。Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) のユーザーアカウントにメールアドレスが記載されていない場合、この列は空欄です。
- 部署:Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) のユーザーアカウントに記載されているユーザーの部署。
-
トレーニングホームページに表示:コースのホームページに連絡先として表示するコースの管理者を設定できます。既定では、追加されたすべてのコース管理者はコースホームページに連絡先として表示されます。アイコンをクリックして表示/非表示を切り替えます。
- 青いアイコン:コース管理者はコースホームページに表示されています。
- グレーアイコン:コース管理者はコースホームページに表示されていません。
各列名をクリックしてソートすることができます。また、検索フィールドを使って、追加された管理者を検索することができます。ユーザー名、メールアドレス、部署名の一部を入力して、条件に一致した管理者を表示します。
管理者の割り当てを解除する
1.コース管理者の割り当てを解除するユーザーを選択します。
2.開いたアクションパネルで「割当ての解除」を選択します。
コース管理者ロールの割り当てが解除されると、次のようになります。 ● ユーザーのロールがコース管理者のみである場合、割当てを解除するとこのコースを管理することはできません。解除後、トレーニング管理ページにリダイレクトされ、ユーザーが管理権限を持つコースのみが表示されます。 |
コースの公開を設定する
コースの公開設定は、どのセクションからもパネルの右下で設定できます。
展開ボタンを選択して、公開パネルを開き、コースの公開を管理します。既定では、コースは公開されていません。
「トレーニングの公開」トグルが OFF の場合、コースのステータスは「未公開」となり、コースカタログには表示されませんが、カタログ管理者とコース管理者は LMS365管理センターからコースを管理することができます。
「トレーニングの公開」トグルを ON にすると、コースの公開設定が有効になり、開始日時に現在の日付と時間が自動的に入力され、ステータスが「公開」に変更されます。
開始、終了日時は、コースの公開時期に合わせていつでもを変更できます。また、空欄のままにすることもできます。トレーニングの公開トグルで ON/OFF を切り替えるか、コースの開始日、終了日を修正してください。
コースに設定された開始日時、終了日時により、システムが自動的にステータスを更新します。
- 未公開:トレーニングの公開トグルは OFF に設定されており、コースカタログに表示されていません。
- 予定済:トレーニングの公開トグルは ON に設定されており、開始日に今後の日時が設定されています。コースはコースカタログに表示されていません。
- 公開終了:トレーニングの公開トグルは ON に設定されており、開始日時、または終了日時に設定された日時が既に過ぎています。コースはコースカタログに表示されていません。
- 公開:トレーニングの公開トグルは ON に設定されており、適切な開始日時、終了日時が設定されています。コースはコースカタログに表示されます。
コースの作成を完了する
設定した内容を保存しコースを作成するには、パネルの左下にある「作成」または作成ボタンを展開し「作成して閉じる」を選択します。
- 作成:コースのプロビジョニングが開始されます。コース設定パネルは開いたままになるので、引き続き、プロビジョニング中も設定やコンテンツの追加など作業を続けることができます。
- 作成して閉じる:コースのプロビジョニングが開始され、コース設定パネルを閉じて、LMS365管理センターのトレーニング管理ページにリダイレクトされます。
必須のフィールドに入力がされていない場合、該当するセクションに赤いエクスクラメーションマークが付き、赤いポップアップ通知が表示されます。
「作成」または「作成して閉じる」を選択した後、コースの作成と進捗状況が表示されます。
トレーニング管理ページでは、コースがまだ作成中であることを示す回転ホイールが表示されます。これを選択すると、プロビジョニングステータスを見ることができます。プロビジョニングについては「トレーニング管理:概要と機能」をご参照ください。
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コースが作成されると、「作成」ボタンは「保存」ボタンになります。
eラーニングコースの編集・管理・削除については、eラーニングコースの管理をご参照ください。