LMS365 May 2023 Release が完了し,すべてのお客様にご利用いただけるようになりました。
今回のリリースの主なポイント
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監査証跡(Audit trail)
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管理者による再受講
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コースの進捗パネル(コースの進捗ダッシュボード)
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Microsoft Viva Learningとの連携
監査証跡(Audit trail)
監査証跡に記録できるイベントが追加されました。
より詳細なトレーニング活動を記録することにより、受講者の成績について信頼性と正確性を確保します。
トレーニングについては、コンテンツやセッションがいつ作成されたか、コースに追加されたコンテンツにいつ、どのような変更が行われたか、また、受講者がいつ、どのような方法でトレーニングに登録・登録解除されたかを記録します。
受講者の学習活動の詳細、例えば、受講者がいつトレーニングを開始・完了したか、受講者はコースコンテンツにどのように取り組んだか、受講者の活動記録やトレーニングがいつ消去されたか、受講者のスキルがいつ付与・取り消しされたかを記録します。
管理者に関連する記録は、コースカタログの作成、更新、削除、コースカタログへのユーザーの招待と削除です。また、外部トレーニング記録のインポート、APIキーの生成・更新・失効などが記録されます。
管理者による再受講
複数の受講者を一括してコースやトレーニングプランの再受講を実行することが可能になりました。
管理者は、受講者がすでに完了したコースについて再受講を必要とする場合(例えば、コンプライアンス・トレーニングで、内容が更新され、新しいガイドラインに沿ったコースを再度受講する必要がある場合など)、対象の受講者を一括して再受講にすることができます。
これまで、「再受講」は個々の受講者に対してそれぞれ操作する必要がありました。
今回のリリースでコース/トレーニングプランの進捗パネルに新しいアクションパネルが導入され、管理者はここから、複数の受講者に対して一括して「再受講」を実行することができます。
コースの進捗パネル(コースの進捗ダッシュボード)
コースの進捗ダッシュボードでの作業をさらに効率化するため、新しいフィルタリングオプションを追加しました。
新しいフィルターにより、管理者は、トレーニングのステータス、トレーニングの完了日、認定証の有無に基づいて、受講者を絞り込むことができます。
フィルターアイコンは既定で表示されています。
例えば、前項でご紹介した「再受講」を行う場合、管理者は、完了日フィルターで特定の日付以前にコースを完了した受講者を絞り込み、対象の受講者を一括して再受講にすることができます。
Microsoft Viva Learningとの連携
Viva LearningでLMS365のコース完了率の確認ができるようになりました。
LMS365とMicrosoft Viva Learningの統合は継続的に進められており、Microsoft Graph の”Course Activity Sync employee learning API”を使用することで、LMS365のコース登録とアクティビティはViva Learningと同期しています。
今回のリリースで、LMS365は新たに受講者のトレーニングの進捗率をViva Learningに送信します。
これにより、受講者はViva Learning.からLMS365コースの進捗を明確に把握することができます。