Power BI：データ読み込み時のタイムアウトを回避するには

更新 2025年07月16日 06:23

Power BI Desktop でデータを読み込む際に、タイムアウトの問題（エラー408）や Power BI のオーバーロードの問題が発生することがあります。

これは、これは、大量のデータが要求され、サーバーやデータベースがそれを処理して返さなければならない場合に発生します。

ここでは、これらの問題を回避するための推奨事項を紹介します。

地域ベースの Learn365 API エンドポイントを使用する
Learn365 API でリクエストを絞り込み引用する
Power BI で複数のテーブルを1つのテーブルに結合する

地域ベースの Learn365 API エンドポイントを使用する

データの接続を設定する際、Power BI Desktop の「OData フィード」ダイアログで、URL フィールドに地域ベースの Learn365 API エンドポイントを使用します。

各地域のエンドポイントをは次の通りです。

Central US:	https://us-api.365.systems/odata/v2
North Europe:	https://ne-api.365.systems/odata/v2
Japan East:	https://je-api.365.systems/odata/v2
Australia East:	https://au-api.365.systems/odata/v2
Canada Central:	https://ca-api.365.systems/odata/v2
United Kingdom South:	https://uk-api.365.systems/odata/v2
Germany West Central:	https://de-api.365.systems/odata/v2
Switzerland North:	https://ch-api.365.systems/odata/v2
U.S. Government GCC:	https://va-api.usgcc365.systems/odata/v2

Learn365 API でリクエストを絞り込み引用する

Learn365 API で Select パラメータと Filter パラメータを使ってリクエストを実行します。リクエストに成功したら、Response ブロックの「Request URL」フィールドの URL をコピーし、Power BI Desktop で OData フィードダイアログの「URL」フィールドに貼り付けます。

ここでは、テナントで削除されたすべてのコースとトレーニングプランのリストを取得するリクエストを例に、その手順を説明します。

Learn365 API で Select パラメータと Filter パラメータを使ってリクエストを実行する

1．https://api.365.systems にアクセスし、API キーで認証します。

2．Courses セクションに移動し、GET /odata/v2/Courses/IncludedDeleted Returns the list of Courses including courses which have been deleted エンドポイントを選択し、右上の「Try it out」をクリックします。
このリクエストは、削除されたものも含め、テナント上のすべてのコースとトレーニングプランを取得します。

3．以下のパラメータを設定します。