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August 2022 (v.3.32) 2022/ 8/29

  • 更新

新機能

LMS365のロールと権限

LMS365に新しいロール「指導者」が追加されました。指導者ロールは、「評価」で受講者の成績を評価するユーザーに付与できます。指導者ロールにはコースを管理する権限はありません。トレーニングダッシュボードの「概要」セクションで対象者の評価を承認します。

コースコンテンツ

新しいコンテンツタイプ「評価」が利用可能になりました。コースの作成（編集）パネルのコンテンツセクションからコースに追加することができます。

受講者は LMS365プレイヤーで「評価」の詳細を確認することができます。

指導者は、トレーニングダッシュボードの概要セクションで、担当する受講者の評価を承認することができます。また、LMS365 モバイルアプリやMicrosoft Teams で承認することもできます。

コース管理者とコースカタログの管理者は、「コース進捗」および「受講の進捗を閲覧」から評価を追跡し、管理することができます。

評価はコース完了設定に追加することができます。

インストラクター主導型トレーニング

インストラクター主導型コースに、セッション登録タイプ：「ユーザーを複数のコースセッションに登録する」が追加されました。この登録タイプのコースでは、コース完了設定で出席要件を追加することができます。

受講者はコースホームページで複数のセッションを選択できます。（ウエイトリストに追加する場合も含まれます。）

トレーニングレポートでは、受講者またはトレーニングでグループ化して、受講者が登録されている複数のセッションを一覧で表示します。

コースカタログの作成

新しいコースカタログに、無料のサンプルコースが含まれるようになりました。これらのコースは、必要に応じて公開または削除できます。無料サンプルコースは、Freemiumサブスクリプション（無料トライアル）の最大コース数にはカウントされません。

LMS365管理センター

LMS365管理センターで、チャットボットとライブチャットのオプションが利用できるようになりました。クエスチョンマークのアイコンを選択するとヘルプセンターへ、ページ上部の対話アイコンやヘルプボタンを選択するとチャットボットが起動します。（チャットボットは日本語で表示されますが、対応言語は英語となりますのでご了承ください。）

API管理

評価を管理するエンドポイント

コンテンツタイプ「評価」の導入に伴い、LMS365 API に次のエンドポイントを持つ Assessments セクションが導入されました。

  • GET/odata/v2/Assessments – Returns the list of assessments
  • POST/odata/v2/Assessments – Creates an assessment
  • GET/odata/v2/Assessments({Id}) – Returns the assessment by ID
  • PUT /odata/v2/Assessments({Id}) – Updates the assessment
  • DELETE /odata/v2/Assessments({Id}) – Deletes the assessment
  • POST/odata/v2/Assessments/Approve – Approves the course assessments for a user

ウエイトリストを管理するエンドポイント

LMS365 APIに、次のエンドポイントを持つ Waiting List Requests セクションが導入されました。

  • POST/odata/v2/WaitingListRequests – Creates a waiting list request
  • DELETE/odata/v2/WaitingListRequests({Id}) – Deletes a waiting list request
  • GET/odata/v2/WaitingListRequests – Returns the waiting list requests of specific users
  • GET/odata /v2 /WaitingListRequests({Id}) - Returns the waiting list requests by their ID

変更と改善

コースの作成と管理

管理者は、コースがプロビジョニングされる前に、ラーニングモジュールを作成できるようになりました。

再構築されたラーニングモジュールエディターの導入に伴い、ラーニングモジュールの編集で、ラーニングモジュール内の学習項目が一覧で表示され、ここからコンテンツを管理できます。「ラーニングモジュール編集 （以前のビュー）」を選択すると、従来の方法でラーニングモジュールを管理することができます。

コースホームページ

コースホームページで、登録期限が過ぎたセッションはグレーアウトされ、受講者は選択することができなくなりました。

通知

コンテンツ「評価」導入に伴い、LMS365 管理センターの通知に「指導者を割り当て済み」、「指導者の割り当て解除済み」テンプレートが追加されました。

APIの更新

登録タイプ：「ユーザーを複数のコースセッションに登録する」の導入に伴い、LMS365 APIが更新されました。

  • odata/v2/Courses({Id})/Enroll エンドポイントの説明は、複数セッションの登録タイプが含まれるようになりました。
  • courseSessionId パラメータは非推奨となります。
  • 新しいcourseSessionIdsパラメータが導入されます。これにより、コースセッションのリストへの登録が可能になります。
  • LMS365 API Documentation の Course Session Enrollment Type セクションは、新しい値 EnrollToMultiple = 3 で更新されます。
  • LMS365 API Documentationにおいて、InWaitingListの登録ステータスが非推奨となります。
  • コースセッションAPIエンドポイントに Created at と Modified at プロパティが追加されました。

ＵＩ変更と改善

ラーニングモジュールエディターのデザインが変更され、機能が強化されました。

再構築されたラーニングモジュールエディタは、従来のものと同じ機能を維持しつつ、アイコンやアクションの名称を変更し、次のように整備されました。

  • ２つのセクションがあります。コンテンツ：ラーニングモジュールに学習項目を追加します。詳細：ラーニングモジュールの名前、説明を設定します。
  • マルチメディア、その他の埋め込みコード、Microsoft Formsは「マルチメディアや他の埋め込みコードを挿入」に統合されました。新しく導入されたプレビューウィンドウで、挿入した埋め込みコードやマルチメディアの結果をプレビューすることができます。
  • コンテンツエディタは「コンテンツの作成と書式設定」に名称変更されました。コンテンツのテキストフィールドは、フルスクリーンアイコンを選択することで拡張できます。
  • クイズは「クイズの選択」に名称が変更されました。管理者は現在のコースだけでなく、コースカタログに共有されるクイズを追加することができます。
  • コンテンツパッケージは「コンテンツパッケージの選択またはアップロード」に名称が変更されました。ドラッグ＆ドロップでラーニングモジュールにコンテンツパッケージを追加できます。
  • 外部アプリは「外部アプリの追加」に名称が変更されました。管理者は、ラーニングモジュールに直接外部アプリを追加することができます。
  • 理解完了確認は「読了と理解の確認を作成」に名称が変更されました。
  • ドキュメントファイルリンク「ドキュメントやファイルにリンクを追加」に名称が変更されました。
  • WebページのＵＲＬは「Web サイトのリンク/URL を追加」に名称が変更されました。
  • ドキュメントセクションは「ファイルの選択またはアップロード」に変更されました。「ドキュメントライブラリへ」アイコンは「ラーニングモジュールドキュメントへ移動」リンクに置き換えられました。
  • ラーニングモジュールの作成と公開のプロセスは、コースやトレーニングプランと同様です。

削除された学習項目を識別するための新しいアイコンが導入されました。

ラーニングモジュール内の学習項目が利用できなくなった、または削除された場合、学習項目はグレーアウトし、感嘆符付きの三角形のアイコンが表示されます。以前のビューでは、（利用不可）が表示されます。

受講者の進捗を閲覧の学習項目アイコンのデザイン変更

ラーニングモジュール＞「受講者の進捗を閲覧」の学習項目のアイコンデザインが変更されました。アイコンにカーソルを合わせると種類を表示します。

コンテンツセクションのアクションリンク

「＋学習項目の追加」ドロップダウンリストのアクションリンクの名称が変更され、２つの新しいアクションリンクが追加されました。

  • コンテンツパッケージの追加：コンテンツパッケージに変更
  • クイズの追加：クイズに変更
  • ラーニングモジュール作成：ラーニング モジュールに変更（このリンクで、新しいラーニングモジュールエディタが開きます。）
  • ラーニングモジュール（以前のビュー）：以前のラーニングモジュールエディタが開きます。
  • 外部アプリの追加：外部アプリ に変更
  • 評価：このリンクは、学習項目に「評価」タスクを追加することができる新しいリンクです。

コースホームページ

受講者がセッションのウエイトリストに追加されたことを示す「待機中」アイコンが導入されました。このアイコンは、コースホームページのセッションの下に表示されます。

「ユーザーを複数のコースセッションに登録する」タイプのインストラクター主導型コースでは、受講者がコースから登録を解除されたとき、ウエイトリストから削除されたとき、または承認申請がキャンセルされたときに、これらに関連するメッセージがコースホームページの情報セクションに表示されます。

ライセンスからサブスクリプションに名称変更

LMS365 全体で、ライセンスはサブスクリプションに名称変更されます。

受講承認パネルの機能改善

受講承認パネルが次の改善されました。

  • インストラクター主導型コースの登録タイプが表示されるようになりました。
  • 「ユーザーを複数のコースセッションに登録する」タイプの導入に伴い、インストラクター主導型コースでは「コースセッション」列が表示されるようになりました。セッションリンクをクリックすると、受講者が選択したセッションのリストを表示します。

ウエイトリストパネル

「ユーザーを複数のコースセッションに登録する」タイプの場合、ウエイトリストパネルにセッションリンクが表示されます。ユーザーがウエイトリストに追加されたセッションを確認できます。

修正

  • API経由でコースセッションを作成する場合、開始日よりも早い終了日を設定することが可能でした。
  • APIメソッドPOST /odata/v2/Usersを使用してLMS365ユーザーを作成する際、接頭辞（i:0#.f|membership|）が原因で処理に失敗することがありました。
    現在は、API 経由で LMS365 のユーザーを作成する場合、この接頭辞を無視して処理します。
  • Microsoft Teams でコースを閲覧する際、URLにポーランド語のアルファベットの発音記号が含まれていると、コースが再生されない。
  • すべてのセッションに登録タイプ、および複数のセッションに登録で、受講者が３つのセッションに登録されているコースのトレーニングレポートで、コースの各セッションの受講者数が、正しくカウントされない場合がある。
  • 受講者がすべてのセッションに登録されたインストラクター主導型コースのトレーニングレポートで、コースの各セッションが正しくカウントされない場合がある。
  • コースの進捗状況を表示する際、小数点以下を四捨五入していないため、コースの進捗に表示される進捗値と、受講者の進捗に表示される進捗値が異なる場合がありました。
  • インポートツールで認定証をインポートする際、不正な登録ステータスが割り当てられていました。
  • アップロードされたファイル名に「＋」文字が含まれるSCORMファイルは、LMS365プレイヤで読み込みすると404エラーになることがある。
  • コースの基本情報の詳細説明にテーブルを追加した場合、テーブルに適用されるボーダーがUIに表示されない。また、ラーニングモジュールを追加すると、説明が改行されず、１行に表示される。

まれに起こる問題：

  • コースカタログの作成中に問題が発生した場合、通知パネルのメッセージの代わりに、進行中の回転インジケータが表示される。
  • Microsoft Teams を通して iPad でコースのビデオを起動した場合、再生できない。コースの起動を選択すると、コースホームページに戻ってしまう。
  • 複数のバージョンのSCORMが存在する場合、ユーザーがSCORMの試行を継続できない場合がある。

特定のケースに起こる問題：

  • 特定のケースで、バナー画像の選択に、重複した画像が表示されている。