フロント ライン ワーカー(現場のスタッフやデスクレスの従業員)のユーザーがトレーニングを受講する前に、Flow365 に追加する必要があります。
Flow365 ユーザー アカウントは、Learn365 管理センターで作成できます。
Flow365 ユーザー アカウントが作成されると、そのユーザーにはログイン情報が記載された Eメール通知が送信されます。必要に応じて、LMS 管理者は、Learn365 管理センターで通知テキストを編集することができます。
目次: |
Flow365 ユーザー アカウントを作成する
必要なロール:LMS 管理者
Learn365 管理センターで Flow365 ユーザーアカウントを作成するには、次の2つの方法があります。
「+ユーザーの作成」を使用して作成する
1.Learn365 管理センターのカタログセレクタで「すべてのコースカタログ」を選択し、開いたページの左側メニューで「ユーザー」を選択します。「ユーザー」ページが開きます。
2. 「+ユーザーの作成」を選択します。ユーザーの作成パネルが開きます。
3.ユーザー作成パネルで、サインイン ID 種類を選択します。
-
メール アドレス:この ID タイプでは「メール アドレス」フィールドは必須です。このタイプの Flow365 ユーザーは、メール アドレスでサインインします。
-
電話番号:この ID タイプでは「電話番号」フィールドは必須です。ただし、Eメールでサインインリンクを受け取るため、ユーザーを作成する際にはメール アドレスも入力してください。このタイプの Flow365 ユーザーは、電話番号でサインインします。
-
ユーザー名:この ID タイプでは「ユーザー名」フィールドは必須です。このタイプの Flow365 ユーザーは、ユーザー名でサインインします。アカウントが作成されると、新しく作成されたユーザーの仮パスワードを示す画面が表示されます。コピー アイコン、またはパスワードのコピーでパスワードをクリップボードにコピーしてこの画面を閉じます。
Flow365 ユーザーは、初回ログイン時に仮パスワードを新しいパスワードに変更する必要があります。
4.以下のフィールドを入力します。
- フルネーム*:Learn365 に表示されるユーザーのフルネームです。
- Eメールアドレス*:ユーザーのメール アドレスはユニークである必要があります。既存のユーザーのものは使用できません。
- 電話番号(サインインIDのタイプが電話番号の場合必須*):ユーザーの電話番号はユニークである必要があります。既存のユーザーのものは使用できません。
- ユーザー名(サインインIDのタイプがユーザー名の場合必須*): ユーザー名はユニークである必要があります。既存のユーザーのものは使用できません。使用できる特殊記号は、アンダースコア ( _ ) とダッシュ ( - ) のみです。ユーザー名の最初は、文字または数字のどちらかである必要があります。
- 役職:ユーザーの役職
- 部署:ユーザーの所属部署
- 管理者: ユーザーのライン マネージャー。指定された場合、ライン マネージャーのラインマネージャー ダッシュボードに Flow365 ユーザーが表示されます。Flow365 ユーザーのライン マネージャーは、Learn365 ユーザーである必要があります。
5.「保存」します。
新しく作成された Flow365 ユーザーには、 サインインに関する情報が記載された Eメール通知が送信されます。
「ユーザーの一括インポート」を使用して作成する
.csvファイルからのインポートにより、Flow365 ユーザーアカウントを作成できます。
事前に、データ構造のサンプルファイルをダウンロードして、.csvファイルを準備します。
1.Learn365 管理センターのカタログセレクタで「すべてのコースカタログ」を選択し、開いたページの左側メニューで「ユーザー」を選択します。「ユーザー」ページが開きます。
2.「ユーザーの一括インポート」を選択します。ファイルのアップロード パネルが開きます。
3.「ダウンロード」を選択してサンプル用の .csvファイルをダウンロードします。ブラウザの設定により、既定の場所に自動的にダウンロードされるか、保存するディレクトリを選択できます。
4.ダウンロードが完了したら、サンプル.csvファイルを開きます。
.csvファイルには以下の情報を記述します。
-
Sign-in identity type:サインインのタイプを指定します。
- Email:Eメールアドレスでサインインするタイプでは必須
- Phone:電話番号でサインインするタイプでは必須
- Username:ユーザー名でサインインするタイプでは必須
- Full name(必須):Learn365 で表示するユーザーの名前。ユーザーは、アカウントを有効化する際に表示名を変更することができます。
- Email address(必須):サインインの通知を送信するユーザーのメールアドレス
- Phone number (Sign-in identity typeが「Phone」の場合必須です):ユーザーの電話番号
- Username (Sign-in identity typeが「Username」の場合必須です):ユーザー名
- Job title(オプション):ユーザーの役職名
- Department(オプション):ユーザーの所属部署
注記: ユーザーの電話番号、Eメールアドレス、ユーザー名はユニークでなければなりません。よって、既存のユーザーのものは使用できません。 |
例
例えば、3人のユーザーをインポートします。
- John Doe:Sign-in typeは「Email」。メールアドレス「johndoe@test.com」。
- Kattie Smith:Sign-in typeは「Phone」。メールアドレス「ksmith@test.com」、電話番号「+5555555」
- Robert Stanford:Sign-in typeは「Username」。a miner from the West(西部の鉱山労働者 )で、メールアドレス「rstanford@test.com」。
この場合、.csvファイルのは次のようになります。
Sign-in identity type;Full name;Email address;Phone number;Username;Job title;Department
Email;John Doe;johndoe@test.com;;;;
Phone;Kattie Smith;ksmith@test.com;+5555555;;;
Username;Robert Stanford;rstanford@test.com;;robert_stanford;Miner;West
5.手順4で説明した構造で .csvを記述します。.csvファイルの準備ができたら、インポートを開始します。
6.Learn365 管理センター>すべてのコースカタログの「ユーザー」に移動します。
7.「ユーザーの一括インポート」を選択します。ファイルのアップロードパネルが開きます。
8.ファイルのアップロード パネルで、「CSVファイルのアップロード」を選択します。
9.用意した.csvファイルを選択します。アップロードファイルパネルに選択したファイルが表示されます。間違ったファイルを選択した場合は、✖ アイコンでパネルから削除できます。
10.「アップロード」を選択します。インポートするユーザーの選択パネルが開き、リストに読み込まれたユーザーが表示されます。
.csvファイルでエラーが発生した場合、パネルの上部にエラーメッセージが表示され、問題があるデータの側に警告アイコンが表示されます。アイコンにカーソルを合わせると、エラーの詳細情報が表示されます。
インポート処理中にエラーが発生した場合など、処理を取り消す場合は、「破棄」を選択します。
エラーがある場合は、エラーメッセージに従ってファイルの情報を修正し、再度ファイルをアップロードしてください。次の手順に進んでエラーのないユーザーのみをインポートし、後で修正することもできます。
11.読み込まれたユーザーのリストから、作成するユーザーアカウントを選択し「インポート」を選択します。
.csvファイルにサインイン ID タイプ「ユーザー名」のユーザーが含まれている場合、仮パスワードのダウンロード画面が表示されます。「CSV をダウンロード」を選択して、インポートしたユーザーの仮パスワードを含む .csv ファイルをダウンロードします。
ユーザーアカウントが作成されると Learn365 管理センター>すべてのコースカタログの「ユーザー」ページ、「承諾済み」ステータスで表示されます。
新しく作成された Flow365 ユーザーには、 サインインに関する情報が記載された Eメール通知が送信されます。
Flow365 ユーザー用の通知
新しく作成された Flow365 ユーザーには、サインインに関する情報とサインインリンクが記載された Eメール通知が送信されます。
- サインイン ID の種類「メール アドレス」で作成した場合:ユーザーはメール アドレスと仮パスワードでサインインします。初回ログイン時、仮パスワードを新しいパスワードに変更する必要があります。
- サインイン ID の種類「電話番号」で作成した場合:ユーザーは電話番号とサインイン時に受け取るワンタイムコードでログインします。
- サインイン ID の種類「ユーザー名」で作成した場合:ユーザーはユーザー名と仮パスワードでサインインします。初回ログイン時、仮パスワードを新しいパスワードに変更する必要があります。
ログイン後、Flow365 ユーザーは、Flow365 にアクセスできます。
Eメール通知のテキストとフォーマットはカスタマイズすることができます。
1.Learn365 管理センター>すべてのコースカタログの「ユーザー」に移動します。「ユーザー」ページが開きます。
2.メール テンプレートから、次のいずれかを選択します。
-
メール アドレスでサインイン:Eメールアドレスでサインインする Flow365 ユーザーの通知を編集します。
-
ユーザー名でのサインイン:ユーザー名でサインインする Flow365 ユーザーの通知を編集します。
- 電話番号でサインイン:電話番号でサインインする Flow365 ユーザーの通知を編集します。
Eメール通知テンプレートパネルが開きます。
パネルには、件名と本文の2つの必須フィールドがあります。オプションのCcフィールドで、この通知を受け取るその他のユーザーを指定することができます。
重要! Eメール通知には個人情報が含まれるため、Ccフィールドには認証されたユーザーのみを含めるようにしてください。 |
本文は、リッチテキストエディタを使用し、メディア、画像、またはローカルコンピュータのファイルを挿入することができます。リッチテキストエディタの省略メニュー >フルスクリーン
でテキストフィールドを広げることができます。
Learn365 プロフェッショナルまたは Learn365 セレクト サブスクリプションのお客様は、リッチテキストエディタにスペルチェック、アクセシビリティチェッカー、PowerPaste機能が含まれています。
テンプレートでは、以下の変数を使用することもできます。
- {FULL NAME}:Learn365 に表示されるユーザーのフルネーム。
- {SIGN-IN HYPERLINK}:Flow365 ユーザーが初めてサインインする際に使用するリンク。
- {EMAIL ADDRESS} (メール アドレスで サインインのみ):ユーザーのEメールアドレス。
- {TEMPORARY PASSWORD}(メール アドレス、ユーザー名で サインインのみ):Flow365 ユーザーがサインインに使用する仮パスワード。
- {PHONE NUMER}(電話番号でサインインのみ):ユーザーの電話番号
- {USERNAME}(ユーザー名でサインインのみ):Flow365 ユーザーのユーザー名
注記: Eメール通知には必ず以下を含める必要があります。
これらが含まれていない場合、Flow365 ユーザーはサインインできません。 |
3.「保存」を選択し、確認ダイアログで再度「保存」を選択して変更を適用します。
変更を元に戻すには、メール通知テンプレートパネルで、「テンプレート リセット」を選択し、確認ダイアログで「既定値に戻す」を選択します。
メール通知テンプレートパネルを「保存」して、既定値に戻します。
サインイン用のリンクとQRコード
「サインイン リンク」オプションから、サインインページへのリンクのコピーまたは QRコードのダウンロードができます。
ユーザーはこのリンクまたはQRコードを使って Flow365 アカウントにログインできます。
1.Learn365 管理センターのカタログセレクタで「すべてのコースカタログ」を選択し、開いたページの左側メニューで「ユーザー」を選択します。「ユーザー」ページが開きます。
2.「 サインインリンク」を選択します。サインイン リンクパネルが開きます。
3.リンクをクリップボードにコピーするには「サインイン リンクのコピー」を、QRコードをPDFファイルとしてダウンロードするには「QRコードのダウンロード」を選択します。
このリンクまたはQRコードをユーザーに提供し、ユーザーはサインイン IDタイプメール(メール アドレス、電話番号、またはユーザー名)に応じてログイン方法を選択し、認証情報を入力することで、Flow365 アカウントにログインできます。
Flow365を使用する
ユーザーがログインすると、トレーニング ページにリダイレクトされ、利用可能なトレーニングのリストが表示されます。トレーニングは、トレーニングのステータス(未開始、完了など)別に表示されます。
ログアウトするには、右上の「サインアウト」で行います。
Flow365 ユーザーがパスワードを忘れた場合、ログイン画面で「パスワードを忘れた場合」を選択してパスワードをリセットできます。このオプションは、サインイン ID 種類「メール アドレス」を使用して作成されたユーザーのみ利用できます。LMS 管理者は、Learn365 管理センターで、サインイン ID 種類「ユーザー名」の Flow365 ユーザーのパスワードをリセットできます。
Flow365 ユーザーは、Learn365 モバイルアプリにもアクセスできます。
アプリのインターフェースは、Learn365 ユーザーと若干の違いがあり、Flow365 ユーザーは、ダッシュボード(トレーニングあり、カタログなし)、通知、設定タブが利用できます。