LMS365 January 2022 Releaseが完了し、すべてのお客様にご利用いただけるようになりました。
今回のリリース予定:
1.LMS365のコースとトレーニングプランの構成
現在、LMS 365でコースまたはトレーニングプランが作成されるとSharePointサブサイトも作成されます。しかしながら、最新のMicrosoftのアップデートにより、SharePointでサブサイトを作成することがより難しくなったことから、この方法は一部のお客様にとって課題となっていました。
この課題を解決し、将来的にサブサイトが変更された場合に備えて最適な準備を行うために、今回のリリースから、コースとトレーニングプランはサブサイトに依存しなくなります。新しいコースとトレーニングプランは、SharePointコースカタログサイトのルートにページとして作成します。
この変更は主にバックグラウンドに反映され、受講者の操作性はほとんど変わりません。ただし、このリリース以降に作成されるコースとトレーニングプランでは、コースとトレーニングプランのナビゲーション、およびコースとトレーニングプランのホームページのいくつかの要素の管理方法が変更されました。
詳細については、以下をご参照ください。
お知らせ:コースとトレーニングプランがSharePointのサブサイトに依存しなくなります
2.地域の設定
地域設定を設定するための手順がよりシンプルになりました。
今回のリリースでは、コースカタログ、コース、トレーニングプランの地域の設定をより簡単に設定できるようになりました。
地域の設定はLMS365管理センターで直接設定できるようになり、コースカタログ、コース、トレーニングプランで通知、認定証、レポート、ダッシュボードに使用する地域の設定を管理者が簡単に行うことができます。
コースカタログの場合、地域の設定は、設定>LMS設定の「地域の設定」で行います。コースカタログ管理者は、該当するコースカタログのタイムゾーン、地域、および週の最初の曜日を設定します。
コースとトレーニングプランの地域の設定は、コース・トレーニングプランの作成(編集)パネルの「設定」セクションで行います。ここでは、コース管理者(およびカタログ管理者)が、該当するコース・トレーニングプランのタイムゾーン、地域、週の最初の曜日、1日の始業時間と終業時間を設定できます。
既定では、コースとトレーニングプランはコースカタログの地域設定を継承します。
3.セッションベースのトレーニング
「受講者を個別にセッションに登録する」タイプのコースでの受講者管理オプションを改善しました。
コースおよびコースカタログ管理者は、特定のセッションを指定することなく、受講者をこのコースに登録できます。これにより、受講者は自分でセッションを選択できるようになり、管理者はコースおよびトレーニングプランの作成(編集)パネルの 「ユーザー」セクションを使用して、「受講者を個別にセッションに登録する」タイプのコースに受講者を登録できます。
受講者は、コースのホームページから登録するセッションを選択できます。
または、コースセッションの選択に関するメール通知(有効になっている場合)を使用します。
登録されたすべての受講者は「ユーザー」 セクションで表示して管理できます。管理者は全体像を把握し、コースに登録されているすべての受講者を管理することができます。
管理者は、引き続き特定のセッションに受講者を登録できます。この操作では、受講者はコースにも登録されます。また、管理者は引き続き各セッションから受講者を管理できます。
LMS365エンドポイントが更新され、特定のセッションを選択しなくても、APIを介して「受講者を個別にセッションに登録する」タイプのコースに受講者を登録できます。
4.コースとトレーニング・プランのバナー画像
LMS 365管理センターでコースやトレーニングプランのバナー画像を管理できるようになりました。
コースとトレーニングプランに専用のサブサイトがなくなると、コースカタログ管理者以下のロールのユーザーは、コースとトレーニングプランのホームページのSharePointのページ編集オプションにアクセスできなくなります。これは、コース管理者がSharePointのコースやトレーニングプランのホームページのページ編集オプションにアクセスできない可能性があることを意味します。このような場合、コースやトレーニングプランのホームページをSharePointから編集することはできません。
コース管理者によるコースやトレーニングプランのバナー画像管理を可能にするため、バナー画像はLMS365コースのホームページのWebパーツに配置し、コースとトレーニングプランの作成(編集)インターフェイスから管理します。
コースやトレーニングプランのサムネール画像は、現在と同様にコースの作成(編集)インターフェイスから管理され、バナー画像の左上隅に表示します。
コースやトレーニングプランにバナー画像が設定されていない場合、コース・トレーニングプランのホームページにはバナーが表示されず、サムネイル画像のみが表示されます。
2022年1月のリリースより前に作成したコースとトレーニングプランでは、これまで通り当該コースまたはトレーニングプランのSharePointサイトからバナー画像を管理します。
バナー画像の選択を行うための新しいオプション:
設定>LMS設定に、新しい設定「トレーニングバナー画像」がオプションが追加されます。コースカタログ管理者がコースカタログレベルでライブラリにバナー画像をアップロードし、これらの中からカタログ内のコースとトレーニングプランの既定のバナー画像を選択できます。
これにより、コース管理者は、コースやトレーニングプランに企業ブランドに沿ったバナー画像を設定することができます。
既定のバナー画像は、コース・トレーニングプランの作成(編集)パネルで、個々のコース・トレーニングプランに対して変更または削除できます。
5.UIの改善
登録申請を処理するページが新しくなりました
新しいデザインではビジュアルの軽量化とスペースの拡大により、情報と利用可能なアクションが明確になり、全体的に使いやすくなっています。
コース管理者またはライン管理者が、電子メールまたはMicrosoft Teams経由で受信した通知から、登録申請の承認または却下を選択すると、LMS365管理センターでこのページが開きます。このページから、ライン管理者とコース管理者は、LMS365管理センターで自分のロールが権限を持つ部分にのみにアクセスすることができます。
承認のページ:
却下のページ:
コースやトレーニングプランが削除された場合やURLが変更された場合など、登録承認・却下ページが使用できない場合は、次のページが表示されます。
クイズのフィードバックメッセージの変更
クイズの回答時に表示するフィードバックに既定メッセージ表示します。
受講者の回答が正解の場合「素晴らしい! それは正しいです。」、 不正解の場合「良い試みですが、それは正しくありません。」 というメッセージを表示します。また、記述タイプの設問であと一息の場合「ほぼ完璧ですが、より良い答えがあります。」 と表示します。
既定のテキストは、クイズの管理者が入力したカスタムフィードバックテキストの上部に表示されます。
ユーザーピッカーに、候補者の部署が表示されます。
LMS365ユーザーピッカーに候補者の所属部署を表示します。これは、組織に同姓同名の人が複数人いる場合、所属する部署により選択するユーザーを判別することができます。
コースからクイズを簡単に編集できるようになりました
今回のリリースでは、コース作成(編集)パネルの「コンテンツ」セクションに、コース管理者がクイズを編集するためのダイレクトリンクが追加されました。
コースコンテンツの一覧から該当するクイズを選択し、アクションパネルの「クイズを編集」を選択すると、クイズ編集ページが開き、管理者はそのクイズを編集することができます。
6.対応言語の追加
LMS365で使用可能な言語のリストにリトアニア語を追加しました。
これにより、デスクトップとモバイルの両方でLMS365をリトアニア語で表示することができます。
7.LMS 365 Microsoft Teams アプリ
LMS365 Microsoft Teamsアプリの名前と説明をカスタマイズできるようになりました。
アプリに学習システム用に適した名前を付け、オリジナルの説明でユーザーをガイドできます。
カスタマイズはMicrosoft Teamsの管理センターで行います。Microsoft TeamsまたはMicrosoft365グローバル管理者はアプリを管理でLMS365を選択し、「カスタマイズ」をクリックして開いたサイドパネルで情報を変更できます。
Microsoft Teamsでコースやトレーニングプランのホームページにアクセスするユーザーにも、トレーニングのバナー画像が表示されるようになりました。
バナー画像がLMS365の 「コースホームページ」 のWebパーツに配置されるため、2022年1月リリース以降に作成されるコース・トレーニングプランについては、LMS365 Microsoft Teamsアプリではコースまたはトレーニングプランのホームページで表示するコンテンツの一部となります。
8.LMS 365モバイルアプリ
LMS365モバイルアプリの新しいバージョンが利用可能になった時点で、ユーザーに通知します。
LMS365をより快適にご利用いただくためには、モバイルアプリは常に最新のバージョンにアップデートしてください。以前のバージョンをご使用の場合、動作が不安定になったり、最新の機能や改善の効果を得られないことがあります。
そこで、LMS365アプリのユーザーに可能な限り最新の機能を提供するために、アプリのユーザーが利用可能な最新バージョンにアップデートしていない場合は通知をします。
この通知は、ユーザーがLMS365アプリを開いたときに表示され、Google Play StoreまたはAppleのApp Storeにアクセスしてアップデートを実行するように促します。
ご注意ください:
これらの通知を受け取るには、ユーザーはLMS365モバイルアプリを2021年11月30日以降にリリースされたバージョンにアップデートする必要があります。
LMS365モバイルアプリのリリースは、一般的なLMS365製品のリリースとは別に、並行して行われます。この更新プログラムは2021年11月30日にリリースされています。