ここでは、Zensai Global Delivery 部門が提供する Updater 管理ソリューションの概要と一般的な手順について説明します。
Updater 管理ソリューションは、Success Plus と Success Premium のお客様のみが利用できます。
前提条件とアクセス
- Success Plus または Success Premium Subscriptions
- Learn365 API キー(フル コントロール キー)
サポートとメンテナンス
このソリューションの使用中に問題が発生した場合は、カスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。
フィードバックやご提案は、カスタマーサクセスマネージャーにお願いします。
概要
Updater 管理ソリューションでは、複数のコースのプロパティを一度にまとめて更新することができます。また、更新はすぐに実行するだけでなく、今後の予定として設定することもできます。
ここでは、以下について説明します。
Updater へのアクセス
Updater ソリューションにアクセスするには、次の手順を実行します。
1.Automation Center ページ にアクセスします。
2.左側ナビゲーション メニューで「Updater」セクションを選択します。
重要!
GCCH のお客様は、別のログイン ページにアクセスする必要があります。
GCCH Automation Center ページにアクセスしてください。
注記:
初回ログインでは、テナントの Automation Centerへのアクセスがアカウントに設定できていないことを知らせるメッセージが表示されることがあります。 アクセスとアクセス許可については、組織のテナント管理者に問い合わせる必要があります。
Automation Center のアクセス許可については、こちらを参照してください。
注記:
初回ログイン時は、以下 のいずれかになります。
- ユーザーはそのままログインできます。
これは、これまでに組織内のユーザーが組織全体を代表して同意している場合に発生します。
- お客様は、お客様自身でアクセス許可に同意することを求められます。
これは、これまでにいずれのユーザーも組織内で組織全体を代表して同意を提供していない場合に発生します。
- 組織を代表して同意するよう求められます。
これは、ユーザーが組織の Entra ID (Azure AD) 内で管理者権限レベルが割り当てられている場合に発生することがあります。
- ログインするには、管理者の承認が必要です。
Automation Center は、組織の Entra ID 内にアプリをインストールします。組織のポリシーによっては、IT 担当者 (グローバル管理者) による承認が必要な場合があります。
Updater の設定
- Contact email address:更新が正常に完了したとき、またはレポートの取得中にエラーが発生した場合、ここで指定したアドレスに通知を送信します。通知で参照される時間はすべて UTC 時間が使用されます。
-
Learn365 API キー:初回ログイン時に入力されます。Updater はこれを使用して Learn365環境にアクセスします。
テナントで Learn365 API キーを生成する方法については、こちらを参照してください。
Courses
必要なロール:前提条件とアクセスで説明されている権限を持つユーザー
Updater のメイン画面でもある「Courses」ページには、テナント内でこれまでに実行された更新や予定されている更新のリストが表示されます。ここでは更新の検索、新しい更新の作成、更新の削除をすることができます。
Courses ページには、以下の情報が表示されます。
- Name:更新の名前。名前は、新しい更新を作成するときに指定できます。
-
Status:更新の現在のステータスが表示されます。ステータスは次のいずれかになります。
- Scheduled:今後更新が予定されている場合
- In Progress:継続的に更新されている場合
- Completed:更新が完了した場合
- Failed:更新が失敗した場合
- Start Date:更新が開始された日時
- End Date:更新が完了した日時
- Creation Date:更新が作成された日時
- Modified Date:更新が最後に変更または編集された日時
Courses Update
Courses Update の作成は、次の手順で行います。
1.左側ナビゲーション メニューで「Updater」>「Courses」を選択します。
2.「Create new」を選択します。作成パネルが開きます。
3.必要な情報を入力します。作成パネルには 3 つのセクションがあります。
Basic Details
- Name:更新の名前を入力します。このフィールドは入力必須です。
-
Schedule:更新を予定する場合、トグルをYesに切り取ります。
日付フィールドで更新を実行する日時を指定します。
注記:
予定された更新は、5 分ごとに自動的にチェックされます。つまり、予定された更新時刻から遅くとも5分以内には更新が開始されます。
Courses to update
更新の対象となるコースを利用可能なリストから選択します。
ツールバーの検索フィールドを使用して、コース名またはコースカタログ名でコースを検索できます。
「Select Filter 」を選択すると Filters パネルが開き、Title, Catalog, Tags, Categories, Admins で利用可能なコースを絞り込むこともできます 。
選択したコースは、右側の「Selected Courses」に表示され、チェックを外して選択を解除することができます。
Update operations
オプション操作を追加できます。
1.「+ Add Update Operation」を選択します。
2.「Select field」でフィールドを選択します。(リストには利用可能なフィールドが表示されます。)
3.「Select an action」フィールドで操作を選択します。2.で選択したフィールドに基づいて、利用可能な操作のリストが表示されます。
以下の操作があります。
- Add Before:現在存在するテキストの前にテキストを追加します。
- Add After:現在存在するテキストの後にテキストを追加します。
- Delete:削除
- Delete All:選択したフィールドのすべての情報をコースから削除します。
- Delete Selected:選択した項目のみをコースから削除します。
- Replace:現在存在するテキストを置き換えるます。
- Update:既存の項目を新しい項目で更新します。
4.「submit」で更新を実行、または更新を予定します。
Users
Updater の「Users」では、ユーザーをマージ(統合)することができます。
これは、1 つのユーザー アカウントのすべてのレコードとデータを、別のアカウントに統合します。
これを使用する最も一般的な例は、Learn365 に重複するアカウントが存在するケースです。
ユーザーが組織を離れる際 Microsoft 環境から削除され、再び組織に戻ったことで、同じアカウントが再作成されたとき、Learn365 でアカウントの重複が発生します。このような場合、Updater を使用して、以前のアカウントのレコードやデータを、新しいアカウントに統合できます。
注記:
アカウントの統合は、Learn365 のデータにのみ適用されます。この操作は元に戻せません。
User Merge
ユーザーの統合は、以下の手順で行います。
1.左側ナビゲーション メニューで「Updater」>「Users」を選択します。
2.「Create new」を選択します。
3.開いたパネルで「Name」フィールド統合の名前を入力します。
4.「+ Add Update Operation 」または「Suggest Merge」で統合するアカウントを選択します。
5.準備ができたら「Merge」で統合を確定します。
注記:
統合のプロセスが完了するまでに時間がかかる場合があります。
統合のプロセスが開始されると、Updater から通知が送信されますが、レコードが正しいアカウントに引き継がれるには、さらに時間がかかります。
統合するユーザーの選択
ユーザーの統合では、統合するアカウントを手動で選択するか、システムから提案を受けることができます。
Add Update Operation
統合するユーザーを手動で選択します。
マージするユーザーを手動で選択するには、「+ Add Update Operation」を選択します。
左側の「Users to merge」では、転送元となるアカウント(ユーザー)を指定します。
右側の「Target user」には、左側のアカウントからすべてのレコードを引き継ぐアカウント(ユーザー)を指定します。
フィールドの横にある アイコンを選択すると、ユーザーの詳細情報を含む画面が開きます。これにより、ユーザーを正確に特定して選択することができます。
ユーザーの選択に問題がなければ、下部にある「Merge」で統合を開始できます。
Suggest Merge
Updater が統合が必要なユーザーを提案します。
提案を受けるには「Suggest Merge」を選択します。
これにより、統合の候補となるユーザーのリストが表示されます。
Updater が同じ Eメールアドレスを持つユーザーを検出し、そのうちの1つがすでに削除されている場合、統合が提案されます。
該当する提案を選択し、「Add」を選択します。選択した内容が Update Operation として追加されます。