ここでは、ライン マネージャー ダッシュボードの概要とその機能について説明します。

ライン マネージャー ダッシュボードでのユーザー管理については「ライン マネージャー ダッシュボード のユーザー管理」で説明しています。

目次

• ライン マネージャー ダッシュボーへのアクセス
• カタログの選択
• カタログにアクセスできるユーザーを確認する
• 検索とフィルタリング機能
• コースフィルター
• エクスポート
• ユーザーの管理
• レポート

ライン マネージャー ダッシュボーへのアクセス

重要！

ライン マネージャー ダッシュボードのすべての機能を使用するには、組織の階層が適切に設定されている必要があります。

組織の階層の設定方法については、こちらを参照してください。

ライン マネージャー は、Learn365 管理センターのライン マネージャー ダッシュボードから、部下のトレーニング活動の閲覧と管理を行うことができます。

ライン マネージャー は、以下の方法でライン マネージャー ダッシュボードにアクセスします。

1．トレーニングダッシュボードに移動します。

2．左ナビゲーションメニューから「ライン マネージャー ダッシュボード」を選択します。

このカタログに関連する Learn365 ライン マネージャー ダッシュボードが開きます。

カタログ名はページ上部のカタログセレクタに表示されています。

ライン マネージャー ダッシュボードのトップバーから次の機能が利用できます。

• ライン マネージャー の「直属の部下」と「直属の部下の部下」の情報を表示することができます。
• ライン マネージャー ダッシュボードに表示される情報をエクスポートできます。
• コースフィルターを使用してページにフィルターを適用します。
• 「受講申請」では、承認待ちの受講申請があるユーザーのみを表示します。受講申請の管理については「ライン マネージャー ダッシュボード：ユーザー管理＞受講申請」をご参照ください。

• 「評価」では、学習項目の「評価」のレビューが必要なユーザーのみを表示します。評価の管理については「ライン マネージャー ダッシュボード：ユーザー管理＞評価-レビュー待ち」をご参照ください。

• 「スキル申請」では、スキルの申請を行っているユーザーのみを表示します。スキルの申請の管理については、「ライン マネージャー ダッシュボード：ユーザー管理＞スキル申請」をご参照ください。

カタログの選択

カタログのトレーニングダッシュボードからライン マネージャー ダッシュボードにアクセスすると、カタログに関連する Learn365 ライン マネージャー ダッシュボードが開きます。
カタログ名は、ページ上部のカタログセレクタに表示されています。

カタログセレクタのドロップダウンリストには、ライン マネージャー が次のいずれかの条件に当てはまり、アクセスができるカタログが表示されます。

• このカタログのカタログ管理者である。
• このカタログのユーザーリストに追加されている。
• LMS 管理者である。この場合、このライン マネージャー は、テナントのすべてのカタログを表示できます。
• カタログ内のコースのコース管理者である。
• カタログのコースに登録している受講者である。
• カタログのコースのセッション講師である。
• カタログ内のコースまたはトレーニングプランの対象ユーザーである（グローバル設定＞LMS 設定＞コースの対象者設定でオプションがで有効になっている場合)。

ライン マネージャー ダッシュボードには、ドロップダウン リストから選択したカタログにおける部下の学習情報の概要が表示されます。

「すべてのカタログ」を選択すると、このライン マネージャー がアクセス権を持つすべてのカタログを集約した、部下の情報を表示することができます。

この場合、ユーザーを一部の機能は使用できなくなります（グレーアウトします）。

カタログにアクセスできるユーザーを確認する

Learn365 ライン マネージャー ダッシュボードのユーザー名の横に表示されるアイコンは、このユーザーが、Learn365 管理センターの「ユーザー」リストの「ユーザーの追加または招待」により現在のカタログに追加されていないか、個別のコースまたはトレーニングプランに登録されていないことを示します。

この場合、このユーザーの学習情報はLearn365 ライン マネージャー ダッシュボードに表示されません。
ライン マネージャー がこのユーザーを選択した場合、直属の部下の管理パネルの一部の操作は使用できません。ユーザーの学習を管理するには、現在のカタログの「ユーザー」リストに追加します。

列フィルターでアクセス権の有/ 無 によるフィルタリングができます。

検索とフィルタリング機能

注記：

Microsoft Entra ID (Azure Active Directory) アカウントを無効にしているユーザーは、部下としてLearn365 ライン マネージャー ダッシュボードに表示されません。

直属の部下/ 直属の部下の部下 セレクター

ライン マネージャー ダッシュボードを開くと、既定ではライン マネージャー の直属の部下の情報が表示されます。

直属の部下が「部下」をもつ場合、それら情報を見ることもできます。この場合、トップバーの「直属の部下」を展開し、「直属の部下の部下」を選択します。

部下を持つユーザーには展開ボタンが付きます。展開して「直属の部下の部下」の情報を表示します。

検索フィールド

検索フィールドにユーザー名またはその一部を入力することで、ユーザーを検索することができます。検索条件に一致するユーザーのみが表示されます。「名前」列のフィルターも同じ機能を持ちます。

列のソート

Learn365 ライン マネージャー ダッシュボードには「名前」「進行中」「未開始」「完了」「期限切れ」「期限切れの認定証」「CEU」 に関する情報が各列で表示されます。

各列にはソート機能があり、これを行うには列見出しをクリックします。列の情報に応じて昇順、降順で並べ替えることができます。

注記：

• ライン マネージャー ダッシュボードには、コースに関する情報のみを含みます。トレーニングプランはここには含まれません。すべてのコースおよびトレーニングプランに関する部下の進捗の概要は、直属の部下の管理パネルの「受講の進捗を閲覧」を選択します。受講の進捗ダッシュボードで確認できる情報については「受講者の進捗ダッシュボードとレポートの見方」をご参照ください。
• 未公開のコースに関する情報は含まれません。

ライン マネージャー ダッシュボードには、次の情報が表示されます。

• 名前：ライン マネージャー の直属の部下またはその部下の名前が表示されます。検索フィルター機能があります。
• アイコン：現在のカタログに追加されていないユーザーにはアイコンが付きます。
  列見出しの選択フィルターでフィルタリングができます。
   
• 進行中：現在公開されているコースのうち、ユーザーが受講中（開始したが、まだ完了していない）コースの数。
   
• 未開始：現在公開されているコースのうち、ユーザーがまだ受講を開始していないコースの数。
   
• 完了：ユーザーの現在のコース登録ステータス、コースの公開ステータスに関わらず、ユーザーが既に完了したコースの数。
   
• 遅延：現在公開されているコースのうち、ユーザーが現在登録されており、コースに設定された期限までに完了していないコースの数。以下のコースが、「遅延」としてカウントされます。
  • ユーザーが期限を過ぎて完了したコース（コースの完了ステータス：完了）
  • コースの期限が過ぎても進行中のコース（コースの完了ステータス：進行中）
  • コースの期限が過ぎても開始されていないコース（コースの完了ステータス：未開始）
     
• 期限切れの認定証：期限切れの認定証とユーザーが取得した認定証 。
  例えば、1 / 4と表示されている場合、ユーザーが取得した4つの認定証のうち、1つが期限切れであることを示します。ユーザーが同じコースまたはトレーニングプランで複数の有効期限切れの認定証を持つ場合、ここでは最新のものだけがカウントされます。
   
• CEU：ユーザーが取得した CEUの合計数。カタログセレクタで「すべてのカタログ」が選択されている場合、この列はすべてのカタログにおいてユーザーが獲得したCEUの合計数を表示します。

フィルターとソート（並べ替え）は併用できます。
例えば、ユーザーをフィルタリングし、CEUs昇順で情報を並べ替えができます。

コースフィルター

コースフィルターを使って、特定のコースまたはトレーニングプランに登録されているユーザーを表示することができます。

「コースフィルター」を選択するとフィルターパネルが開きます。既定では現在のカタログ内のすべてのコースとトレーニングプランが表示されます。

目的のコース、トレーニングプランのチェックボックスを選択し、パネルの下部にある「フィルター」ボタンを選択すると、ライン マネージャー ダッシュボードがフィルタリングされ、選択したコース / トレーニングプランに登録されているユーザーを表示します。

フィルターパネルでは リストされたコース / トレーニングプランを、検索やフィルターを使って絞り込むことができます。

検索フィールド

検索フィールドを使用して、目的のコースまたはトレーニングプランを表示することができます。検索はトレーニング名と、関連するカテゴリーとタグを対象に実行されます。

フィルターを解除するには、入力した検索ワードの横にある「✖」を選択します。

期間 フィルター

コースの公開「開始日」と「終了日」によるフィルタリングを行います。

１．パネルのトップバーにある「期間」を選択します。

２．現在の日付は青が表示されています。カレンダーの開始日と終了日で期間を指定します。

３．期間フィルターが適用されます。

フィルタリングの結果はトレーニングのタイプにより次のようになります。

eラーニングコースとトレーニングプランの場合：

次のいずれかの項目に該当しているコース / トレーニングプランを表示します。

• コースまたはトレーニングプランの開始日と終了日の両方が指定された期間の範囲内である。
• コースまたはトレーニングプランの開始日は指定された期間の範囲内に設定されているが、終了日が設定されていない。
• コースまたはトレーニングプランの開始日は設定されていないが、終了日は指定された期間の範囲内である。
• コースまたはトレーニングプランには開始日と終了日が設定されていない。

以下のコース / トレーニングプランは表示しません。

• 未公開のもの。
• コースまたはトレーニングプランの開始日が指定された期間の開始日より前であり、終了日は指定された期間の範囲内である
• コースまたはトレーニングプランの開始日が指定された期間の範囲内で、終了日は指定された期間の範囲外である。
• コースまたはトレーニングプランの開始日と終了日が指定された期間の範囲外である。

集合 トレーニングコースの場合、コースのセッション / セッショングループの開始日と終了日に基づきます。開始日と終了日の両方が指定された期間内に設定されているセッション / セッショングループが少なくとも1つあるコースを表示します。

期間フィルターを解除するには、指定期間の横にある「✖」を選択します。

公開ステータスとタイプ フィルター

トレーニングの公開ステータスとタイプによるフィルタリングができます。

1．パネルのトップバーにある「すべて トレーニング」を選択します。

2．公開ステータスとトレーニングタイプがドロップダウンリストで表示されます。必要な項目を選択します。

公開トレーニングとEラーニングのように組み合わせることが可能です。既定の設定は「すべて トレーニング」です。

公開ステータスとタイプ フィルターを解除するには、選択を解除するか、「すべて トレーニング」を選択します。

スキルフィルター

フィルターパネルのコース とトレーニングプランをスキルフィルターで絞り込むことで、次のようなユーザーを表示できます。

• 特定のスキルが付与されるコースやトレーニングプランに登録されているユーザー。
• スキルが付与されないコースやトレーニングプランに登録されているユーザー。

1．パネルのトップバーにある「スキル」フィルターを選択します。

2．「スキルフィルター」パネルが開き、現在のカタログにあるすべてのスキルがリストで表示されます。

検索フィールドを使用して、目的のスキルを検索できます。検索は、名前、カテゴリー、またはタグで実行されます。

3．目的のスキルを選択します。

リストに表示されたすべてのスキルを選択するには、列見出し「名前」のチェックボックスを選択します。

スキルが選択されていない場合、パネルの下部にある「スキル無でフィルター」が利用できます。これにより、スキルが付与されないコースとトレーニングプランをフィルタリングすることができます。

４．「スキルフィルター」パネルで「フィルター」ボタンを選択すると、選択したスキルが付与されるコースとトレーニングプランが表示されます。

スキル フィルター解除するには、「スキルフィルター」パネルを開き、「リセット」ボタンを選択します。

ライン マネージャー ダッシュボードをフィルタリングする

検索やフィルターでコースとトレーニングプランをフィルタリングした結果から、目的のコース / トレーニングプランを選択します。

リストのすべてのコースとトレーニングプランを選択するには、列見出し「名前」のチェックボックスを選択します。

パネル下部の「フィルター」ボタンを選択すると、ライン マネージャー ダッシュボードがフィルタリングされ、選択したコース/トレーニング プランに登録されているユーザー（直属の部下/表示している場合は直属の部下の部下も）が表示されます。

集合 トレーニング コースの場合、セッションまたはセッショングループの登録にかかわらず、選択したコースおよびトレーニング プランに現在登録されているユーザーが表示されます。

トレーニングなしでフィルター

フィルターパネルでコースまたはトレーニングプランが選択されていない、またはフィルターや検索でリストがフィルタリングされていない場合、「トレーニングなしでフィルター」を選択できます。

これを選択すると、ライン マネージャー ダッシュボードには、コースカタログ内のコースまたはトレーニングプランに現在登録されていないユーザーを表示できます。

コース フィルターパネルを閉じるには、パネル右上の「✖」またはパネルの外側をクリックします。

パネルを閉じても、ライン マネージャー ダッシュボードに適用されたフィルタリングは保持されます。

コース フィルターのアイコンが青色で塗りつぶされ、フィルターが適用されていることを示します。

コース フィルターを解除する

コース フィルターでライン マネージャー ダッシュボードに適用したフィルタリングを解除するには、「コースフィルター」を選択し、開いたフィルター パネルの下部にある「リセット」を選択します。

エクスポート

ライン マネージャー ダッシュボードに表示されている情報は、トップバーにある「エクスポート」でダウンロードすることができます。Excelファイルで作成されたレポートがダウンロードされ、ファイルには現在のビューに表示されている情報が含まれます。

レポートは、ブラウザの言語がLearn365 でサポートされている場合、その言語で表示します。そうでない場合は、英語（米国）で表示されます。

ユーザーの管理

ライン マネージャー ダッシュボードでは、カタログ、コース、トレーニングプランにアクセスできる直属の部下に対して、さまざまな管理アクションを実行できます。「直属部下の管理」パネルで利用できる操作については、こちらをご参照ください。

レポート

ライン マネージャ ダッシュボードの「レポート」ページでは、ライン マネージャーがダウンロード可能なレポートを一元的に利用できます。直属の部下と直属の部下の部下の学習の進捗を追跡するのに役立ちます。

詳細については、こちらを参照してください。