ライン マネージャー ダッシュボード のすべての機能を使用するには、組織の階層を設定する必要があります。
ライン マネージャー ダッシュボードは、マネージャーとの関係を決定するために Microsoft Graph API を使用します。そのため、マネージャのプロパティが Microsoft Entra ID(Azure Active Directory)に設定されていなければなりません。
ここでは、マネージャのプロパティの設定について説明します。
Microsoft 365 Exchange 管理センターからラインマネージャーを指定する
1.Microsoft 365 グローバル管理者として Microsoft 365にログインし、「Exchange 管理センター」を開きます。
2.左のナビゲーション メニューから、 受信者>メールボックス に進み、リストで管理対象(部下)となるユーザーを選択します。
3.開いたサイドバーで「組織」タブ >「組織情報の管理」をクリックします。
4.「組織を編集する」パネルが開きます。「マネージャー」フィールドにこのユーザーのマネージャー(上司)を設定します。
5.[保存]をクリックして設定を保存します。
Microsoft 365 Exchange 管理センターでは、Microsoft メール ボックスからのみライン マネージャーを割り当てることができます。 |
ライン マネージャーとして割り当てられたユーザーは、Learn365 管理センター>「ユーザー」ページの管理者列に表示されます。
Microsoft Entra ID(Azure AD)からユーザーのライン マネージャーを直接指定する
1.管理者として Microsoft Azure portal にログインし、「Microsoft Entra ID の管理」を選択します。Microsoft Entra ID 概要 ページが開きます。
2.左のナビゲーション メニューから 管理> ユーザーを選択します、
3.ユーザー ページが開きます。
検索フィールドで、ユーザーを検索するか、リストで管理対象(部下)となるユーザーを選択します。
4.選択したユーザーのページが開きます。「プロパティの編集」を選択します。ユーザーのプロパティページが開きます。
5.プロパティページで「ジョブ情報」タブに移動します。
ライン マネージャーが設定されていない場合は、マネージャー蘭に「+マネージャーの追加」と表示されます。これを選択すると、マネージャーの編集パネルが開きます。関連するマネージャーを検索して選択します。選択したマネージャーが「選択済み」に表示されます。
「選択」ボタンで設定を保存します。
すでにライン マネージャーが設定されている場合は、マネージャーの名前と編集アイコンが表示されます。
編集アイコンを選択して、マネージャーの編集パネルを開きます。関連するマネージャーを検索して選択します。選択したマネージャーが「選択済み」に追加されます。
マネージャーは1人しか設定できません。現在の管理者を削除して、新しいマネージャーに置き換えます。
「選択」ボタンで設定を保存します。
注記:
詳細は以下を参照してください。 SharePoint 管理センターから SharePoint Online ユーザー プロファイルを管理する 組織階層が Microsoft Entra ID (Azure AD) で設定されると、Learn365 アプリケーションと同期されます。 既定では、同期は10分ごとに実行されます。同期後、ライン マネージャー ダッシュボードで部下を表示できるようになります。ダッシュボード アプリ パーツを配置したサイトで、部下には少なくとも閲覧者のアクセス許可が必要です。 |