Learn365、Perform365、Engage365 では、AI機能を有効にすることができます。
ここでは、弊社が AI 搭載機能におけるデータ管理、プライバシー確保、セキュリティ維持のために用いている手段について詳しく説明します。
- AI の使用における GDPR や法令の遵守
- Zensai の AI 機能のシステム
- AI データの保存場所
- AI データが処理される場所
- Zensai、Azure OpenAI によるデータの使用
- ソースデータや AI で生成されたコンテンツ
- Zensai による有害なコンテンツのフィルタリング
- AI 機能を利用できるお客様
- 現在の契約の範囲外となるプライバシーとセキュリティ
- AI 搭載サービスの利用制限
- Learn365、Perform365、Engage365 の現在のAI機能
- ご意見・ご質問に ついて
AI の使用における GDPR や法令の遵守
Zensai は、AI に関する GDPR 規制と法令を遵守しています。
Zensai はプロンプトに基づいて動作する Microsoft Azure OpenAI Service を使用しています。
ここで大事なことは、Zensai はこのサービスに学習データを一切転送しないということです。
Microsoft Azure OpenAI Service の詳細については、Microsoft のドキュメント「Data, privacy, and security for Azure OpenAI Service」をご参照ください。
お客様のデータを保護するために Zensai が行っているセキュリティ対策については、「ヘルプセンター>セキュリティーとプライバシー」に掲載の記事をご参照ください。
Zensai の AI 機能のシステム
Zensai は、AI を搭載した機能には Azure Azure OpenAI Service を使用しています。
ChatGPT は使用していません。
Microsoft Azure OpenAI Service の詳細については、Microsoft のドキュメント「Data, privacy, and security for Azure OpenAI Service」をご参照ください。
GPT は、API を通じてインタフェースできる基礎的な AI テクノロジーとして機能します。
ChatGPT とZensai の AI 搭載サービスとの違いは、以下の点にあります。
- ChatGPT は GPT の上に構築され、GPT パラメータのセットに依存する AI チャット ボット アプリケーションです。
ChatGPT はチャット用に特別に訓練され、コンテンツフィルターやプラグインなどの追加機能が組み込まれています。 - Zensai の AI 搭載サービスは、最も広範なニューラル ネットワークの1つである GPT 大規模言語モデル(LLM)を使用しています。
GPT 大規模言語モデルは数千億のパラメータで構成され、AI アプリケーションにテキストコンテンツを生成する能力を与えます。
AI データの保存場所
AI に関連するデータは、他の Zensai データと同様に Microsoft Azure データセンター内に保管されます。
これらのデータセンターの具体的な場所は、Learn365 インストール時にお客様が選択したリージョンによって決まります。
Zensai データストレージの詳細については、データ処理 セキュリティとプライバシー「個人データとデータの保存」をご参照ください。
AI データが処理される場所
AI のデータ処理センターは、 Microsoft Azure 内にありますが、Zensai(Learn365、Perform365、Engage365)の地域データセンターと同じではありません。
ユーザープロンプトは、次の表のマッピングに従って、特定のリージョンで処理されます。
Zensai region in Azure | Corresponding AI region in Azure |
North Europe | West Europe |
UK South | UK South |
German West Central | German West Central |
Switzerland North | Switzerland North |
Central US US Gov Virginia |
East US |
Australia East | Australia East |
Japan East | Japan East |
Canada Central | Canada East |
Zensai、Azure OpenAI によるデータの使用
Zensai ならびに Azure OpenAI は、モデルの再トレーニングを目的として、お客様のデータ、ソースコンテンツ、または生成されたコンテンツは一切使用しません。
Zensai を通じて送信されたフィードバックは、その後のいかなる分析においても Azure OpenAI 側に保存されません。
これは、お客様のデータの保護とセキュリティのためにとられる措置です。
ソースデータや AI で生成されたコンテンツ
- テキストからコンテンツを生成した場合、Azure OpenAI サービスは、タスクが完了した直後にデータを削除します。
- ビデオからコンテンツを生成した場合、Azure OpenAI サービスは、タスクが完了した直後にビデオ、トランスクリプト、および生成された内容を削除します。
- AI を使用してコースを作成し、ユーザーがアップロードされたファイルからラーニング モジュールの生成を選択した場合、ラーニング モジュールは SharePoint 内の当該ラーニング モジュール フォルダにアップロードされます。
- トレーニングのお勧めサービスを強化するため、トレーニング ダッシュボードでユーザーが入力した目標は保存されます。
Zensai による有害なコンテンツのフィルタリング
Zensai はAzure OpenAI サービスのフィルタリングを使用して、有害、攻撃的、または潜在的に危険なコンテンツを検出し、その生成を未然に防いでいます。
もし有害なコンテンツが検出された場合、サービスはそのコンテンツの生成を拒否します。
また、そのような場合は管理者に通知されます。
Azure OpenAI サービスのフィルタリングについては、こちらの Microsoft のガイドをご参照ください。
AI 機能を利用できるお客様
Zensai では、すべてのお客様に最高のユーザー エクスペリエンスを提供するために、AI を活用した機能を無料でご利用いただけるよう努めています。
ただし、ご契約のサブスクリプションプランによって、利用できる範囲は異なります。
アプリケーションがはじめてインストールされたときは、AI 搭載機能は既定で有効になっていますが、インストール後、必要に応じてに無効にすることもできます。
Learn365、Perform365、Engage365 の AI 機能がお客様の組織にもたらす効果をご確認いただき、ご感想やご意見をお聞かせください。また、組織内の多くの方々に、この機能を試していただきたいと思います。
現在の契約の範囲外となるプライバシーとセキュリティ
現在の Zensai の契約において、AI モデルがデータを処理する Azure リージョンが、Zensai サービスがインストールされている Azure リージョンに必ずしも一致しないということが考えられます。
詳しくは「AI データが処理される場所」をご参照ください。
また、AI 搭載サービスを利用する場合、お客様は AI の利用に関する追加の利用規約に同意する必要があります。
AI 搭載サービスの利用制限
すべてのお客様は、Zensai 製品すべてで AI 搭載機能を利用できますが、Learn365 では、サブスクリプション プランによって利用できる機能に制限があります。
各サブスクリプション プランで利用できる AI 搭載機能については、こちらのガイドをご参照ください。
技術的な制限として、コンテンツ生成に使用できる最大文字数、最大動画ファイルサイズ、アップロード可能な PDF ファイルのページ数などがあります。このような制限の一部は、ご契約のサブスクリプション プランによって決まります。
Learn365、Perform365、Engage365 の現在のAI機能
Learn365、Perform365、Engage365 で現在利用可能なAI 搭載機能については、各ガイドをご参照ください。
ご意見・ご質問に ついて
AI 搭載サービスの利用に関するご質問やご意見、またはコンプライアンスやプライバシーに関するご質問は、dataprotection@elearningforce.com(英語)または、株式会社ソフィアサポートsupport@lms365.jp にご連絡ください。
AI によるサービス向上についてのご提案、ご要望、ご意見などがございましたら、サポートにお寄せいただくか、カスタマーコミュニティ(英語)にご参加いただくか、NPSアンケートにご協力ください。