目次
はじめに
Learn365 管理センターでは、Learn365 でのコンテンツの作成において AI アシスタンスを利用できます。
ここでは、Learn365 の AI アシスタンス機能を使った、eラーニング コース、学習コンテンツ、関連するクイズの作成について説明します。
管理者は、AI アシスタンス機能が有効になっていても、通常の方法で (AI 機能を使わずに) コースを作成できます。
AI 機能におけるデータ管理、プライバシー確保、セキュリティ維持のために Learn365 で採用している対策や方法については、こちらを参照してください。
注記:
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AI アシスタンスを有効にする
必要なロール:LMS 管理者またはMicrosoft 365 グローバル管理者
AI アシスタンスで eラーニング コースを作成するには、AI 拡張機能を有効にする必要があります。
Learn365 AI アシスタンス機能を有効にする方法については、こちらを参照してください。
AI で eラーニング コースを作成する
必要なロール:カタログ管理者。コース管理者は、作成されたコースを編集、管理することができます。
このセクションでは、「コースの生成」パネルから eラーニング コース、学習コンテンツ、クイズを作成する方法について説明します。
注記: AI 機能では、テキスト(段落、箇条書き、表内に表示されたコンテンツを含む)、またはアップロードしたビデオからコースを生成できます。現時点では、画像からコースを生成することはできません。 |
1.Learn365 管理センター>トレーニング管理 に移動し、「AI でコースを作成」を選択します。「コースの生成」パネルが開きます。
2.コースの生成方法を選択します。
テキストでコンテンツ(ソース)を追加するには:
① 「テキスト」タブを選択します。
注記:
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② 次の中から1つ以上の方法を使って、 「ソースのテキスト」フィールド にテキストを追加します。
- フィールドにテキストを手動で入力します。また、トピックだけを入力すると、AI がそれを使用してコースや関連するクイズを生成します。
- リソースからテキストをコピーしてフィールドに貼り付けます。
- 「ファイルからテキストを挿入」オプションを使用して、PDFファイル(原本300ページ以内)、Word、Excel、PowerPoint ファイルからテキストを追加することができます。
ファイルの内容が「ソースのテキスト」フィールドにアップロードされ、そこで編集することができます。
レガシーの Word、Excel、PowerPoint (拡張子が.doc、.xls、.ppt)ファイルからはテキストを挿入できません。
ビデオ からコンテンツ(ソース)を追加するには:
① 「ビデオ」タブを選択します。
スタンダード サブスクリプション プランの場合、「ビデオ」タブは表示されません。
注記:
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② 「ビデオをアップロード」を選択し、ビデオを選択します。アップロードしたビデオを削除するには、削除 ✖ アイコンを選択します。
次のファイル タイプがサポートされています。
- mp4
- .avi
- .3gp
- .3gpp
- .wmv
- .m4a
- .m4v
- .dvr-ms
- .mkv
- .wav
- .mov
3.「出力言語」ドロップダウン リストから、生成するコースの言語を選択します。
既定の設定 (入力言語) のままにしてソース コンテンツと同じ言語でコースを生成するか、ドロップダウンからMicrosoft がサポートする言語を選択します。
詳細については、こちらを参照してください。
4.必要に応じて、「生成されたコンテンツを個別のファイルとしてダウンロード」トグルをオンにします。
生成されたコースに関する情報をすべて含んだファイルのダウンロードが可能になります。これにより、生成されたコースの構成要素をそれぞれ個別に確認するのではなく、いつでも1か所でコースを検証することができます。また、コースを作成して公開する前に、必要な変更がないか確認することもできます。
このオプションをオンにしコースを生成すると、ローカルデバイスのダウンロードフォルダにファイルが作成されます。ファイル名は、AIによって生成されたコースの既定のタイトルと同じになります。
ダウンロードしたファイルに含まれる情報については、こちらを参照してください。
5.アップロードしたファイルまたはビデオを新しいラーニング モジュールとして追加するかどうかを設定します。
アップロードしたファイルまたはビデオを新しいラーニング モジュールにとしてコースに追加するには、「アップロードしたファイルでラーニング モジュールを生成」トグルをオンにします。
コースが生成されると、新しいラーニングモジュールにタイトルと説明が設定され、自動的にコースに追加されます。追加されたラーニング モジュールは通常の方法で管理できます。
6.必要に応じて、「学習コンテンツの生成 (プレビュー)」トグルをオンにします。学習コンテンツを生成しない場合は、手順 12 に進みます。
「ソースのテキスト」フィールドの内容、またはアップロードされたビデオに基づいて学習コンテンツ (たとえば、コースと学習計画、成果、ラーニング モジュールの概要など) を生成することができます。
「学習コンテンツの生成 (プレビュー)」オプションをオンしコースを生成すると、学習コンテンツが生成され、ラーニング モジュールとして追加されます。
「生成されたコンテンツを個別のファイルとしてダウンロード」トグルをオンにした場合は、これらの学習コンテンツもダウンロード ファイルに含まれます。
7.コースに追加する「ラーニング モジュール数」をドロップダウン リストから選択します(最大 5 つ)。「AI に任せる」で、AI にリクエストすることもできます。
- 数を選択した場合、AI は指定した数のラーニング モジュールを作成します。
- 「AI に任せる」を選択した場合、生成されるラーニング モジュールの数は AI が決定します。
8.必要に応じて、「教材を含める」トグルをオンにします。
「ソースのテキスト」フィールドの内容、またはアップロードされたビデオに基づいて教材を生成することができます。
このオプションをオンにした場合、コースが生成されると、教材がラーニング モジュールとして「コンテンツ」セクションに追加されます。コースプランを基に、週単位でタイトル、解説、要点、内容を含む学習教材が生成されます。
生成する教材は、この後の手順で説明する「難易度」、「文体」、「ストーリーテリング モードを許可する」の設定を優先します。
「生成されたコンテンツを個別のファイルとしてダウンロード」トグルをオンにした場合は、これらの教材もダウンロード ファイルに含まれます。
9.「複雑度」を選択します。該当するラジオボタン(初級、中級、上級)を選択して、対象者に合った学習内容にします。
10.「文体」フィールドのドロップダウンリストから、生成する学習教材の語調(「プロフェッショナル」「ストレート」「インスピレーション」「ユーモラス」)を選択します。
「AI に任せる」で、AI にリクエストすることもできます。
- 特定のスタイルを選択すると、AI はそれに合わせた文章を書きます。
- 「AI に任せる」を選択すると、AI はニュートラルでバランスの取れた形で、明確でわかりやすい文章の作成を目指します。
11.「ストーリーテリング モードを許可する」トグルをオンにすると、コースを通して受講者をガイドする架空の人物を追加して、コンテンツをより魅力的なものにすることができます。
12.「例のセクションを含める」、「用語集セクションを含める」トグルをオンにすると、学習教材に「例」や「用語」を解説したセクションを追加することができます。
13.コースにクイズを追加する場合は、「クイズの追加」トグルをオンにします。クイズを追加しない場合は、手順 16 に進みます。
14.「クイズの合格スコア」フィールドに、受講者がクイズに合格するために必要なパーセンテージを設定します。値は、0% から 100% の範囲で指定します。受講者のスコアは、クイズに解答して獲得したポイントに基づいて計算されます。
15.選択した問題タイプで、問題の数と答えの数を定義します。すべての問題タイプを合計して 20 個まで生成できます。
- 「問題の数」フィールド:このフィールドは入力必須です。
- 各問題タイプで生成する問題の数を指定します。「単一選択」、「複数選択」、「正誤」の場合、一度に 10 個まで生成できます。「組み合わせ」の場合、一度に 5 個まで生成できます。
- 生成しない問題タイプは、フィールドを規定値の「0」のままにします。
- 「答えの数」フィールド:このフィールドは入力必須です。
- 各問題で、2 ~ 5 の数値を指定します。既定の設定は 3 です。このフィールドは、「正誤」問題では利用できません。
- 「問題の数」フィールドが 0 (生成しない問題タイプ)の場合でも、「答えの数」フィールドに2~5 の値を入力する必要があります(既定の値のままにします)。この場合、問題と答えは生成されません。
現在、AI は次の問題タイプを生成できます。
- 単一選択
- 複数選択
- 正誤問題
- 組み合わせ
16.「生成」ボタンを選択して、コースや関連するクイズを生成します。操作をキャンセルするには、「閉じる」を選択します。
コースとクイズの生成にかかる時間は、作成するコンテンツの量と内容によって異なります。
組織の月間 AI リクエスト数が上限に達した場合、コンテンツを生成することはできません。
この場合、「生成」ボタンはグレーアウトします。組織での AI 使用状況を管理する方法については、こちらを参照してください。
「生成」ボタンを選択すると:
- eラーニング コース、学習コンテンツ、クイズ (学習コンテンツとクイズ生成することを選択した場合) が生成されます。
- 「生成されたコンテンツを個別のファイルとしてダウンロード」をオンにした場合、生成されたコースの構造と内容が記載されたファイルが生成されます。
- AI によってタイトル、概要説明、詳細説明、関連するカテゴリーが入力され、その他は既定の設定で生成されます。
- テキストから生成されたコースの場合、保存する前に、トレーニング タイプを「集合トレーニング」または「トレーニング プラン」に変更することができます。
- コースを生成したカタログ管理者は、自動的にコース管理者として割り当てられます。
- 関連するクイズやラーニング モジュールの生成を選択した場合、それらはコースに直接追加されます。eラーニング コース、クイズ、ラーニング モジュールは、通常の方法で管理できます。
- 生成されたコースは未公開として設定されます。
- 生成されたクイズは初期値のタイトルと説明が設定されます。その他のフィールド、たとえばタグ、正解および不正解のフィードバック等には入力されません。
- 提供したコンテンツ(ソース)の量により、生成されたクイズの問題数やラーニング モジュール数が定義した数よりも少ない場合があります。
eラーニング コースをテキストから生成した例
ラーニング モジュールとクイズを追加して生成された eラーニングコースの「コンテンツ」セクションの例
AI コンテンツ検証
「生成されたコンテンツを個別のファイルとしてダウンロード」を選択した場合、このファイルはコースが生成されるとローカル デバイスのダウンロード フォルダーに作成されます。ファイル名は AI が設定したコースのタイトルと同じになります。
この情報により、生成したコースの構成要素をそれぞれ確認することなく、いつでも1か所でコースを検証できます。また、コースを作成して公開する前に必要な変更がないか確認するのにも役立ちます。
ダウンロード ファイルに含まれる情報の例
AI がサポートする言語
AI アシスタントは、Microsoft がサポートする言語を理解します。 生成されるコンテンツは、提供したコンテンツ(ソース)と同じ言語にすることも、異なる言語にすることも可能です。
複数の言語でコンテンツ(ソース)を提供した場合や、コンテンツ(ソース)の提供が不十分な場合、AI は予期しない言語でコンテンツを生成することがあります。
ご意見・ご質問について
AI 機能を利用する際のご質問やご意見、コンプライアンスやプライバシーに関するご質問は、Learn365 サポート にお問い合わせください。
また、AI 機能拡充に関するご提言、ご提案、ご意見がございましたら、Learn365 サポート 、または担当者にお寄せください。
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