受講者がSCORMコンテンツパッケージの受講を終える際、次のステップに進むことができないという問題が起きることがあります。その結果、コンテンツパッケージのステータスが「完了」にならず、プレイヤーの「次へ」 ボタンは利用できません。
このような場合、 SCORMそのもの、または SCORM の「詳細設定」に原因がある可能性があります。
ここでは、原因を確認するために、SCORMと、SCORMの詳細設定を確認する方法についてご説明します。
SCORMの動作を確認する
コンテンツパッケージ自体に問題があり、SCORMが正しく動作しない場合があります。
Learn365 にアップロードする SCORM が正しく動作するかどうかわからない場合は、以下の方法で確認することをお勧めします。
ファイル(この場合、コンテンツパッケージ)が正しく動作するかを確認する方法として、「SCORM Cloud」のようなサードパーティの SCORM テストソフトウェアを使用することができます。
1.SCORM Cloud にアクセスし、開いた画面で「Library」>「Import a SCORM, AICC, xAPI or cmi5 package」で確認する SCORM をアップロードします。
アップロードが完了したら、Success ステータスを確認します。
Success ステータスが「unknown」の場合、SCORMパッケージが正しく動作する可能性は低い、もしくは正常に動作しないことを示しています。
この場合、コンテンツパッケージのベンダーに連絡して、詳細をご確認ください。
SCORMの詳細設定を確認する
SCORM自体に問題はないが、「完了」ステータスに移行しない、「次へ」ボタンが利用できない場合は、当該 SCORMの「詳細設定」を確認します。
1.Learn365 管理センター>コンテンツ>コンテンツパッケージストレージで SCORMを選択し、アクションパネルの「コンテンツパッケージの編集」を選択します。
2.詳細設定を開きます。
3.以下の設定を確認します。
SCORM が完了ステータスに移行しない場合:
「完了すると合格として扱う」オプション を有効にします。
重要! 場合によっては、「詳細設定」に関わらず、SCORMパッケージの転送ステータスが「Incomplete(未完了)」となることがあります。これはブラウザの開発者ツール「PostState」項目で確認できます。 |
「次へ」ボタンが表示されない場合:
「ナビゲーションコントロールを表示」で「次へ」ボタンの表示オプションがオンに設定されているか確認します。
SCORMパッケージによっては、Learn365で閲覧したときにナビゲーションコントロールを非表示にする設定になっている場合があります。 |
正常に完了した後、LMS365コースプレイヤーを離れる際にSCORMが完了ステータスに移動しない場合:
「SCORM 終了時の自動保存の進捗」オプションが有効になっているか確認してください (特にGo1コースのコンテンツパッケージの場合)。
このオプションを有効にすると、ブラウザウィンドウを閉じたり、別のコースアイテムに移動するなど、現在のSCORMパッケージから移動した場合、ユーザーの進行状況または完了ステータスが正しく記録されます。Go1コースのSCORMコンテンツパッケージでは、このオプションは既定で有効になっています。
コンテンツパッケージの詳細設定については、こちらを参照してください。