Learn365では、「コース完了セット」を使用して、受講者がトレーニングを完了するために満たすべき要件(達成条件)を設定できます。
コース完了セットとは、コース全体が完了したとみなされるために、受講者がクリアしなければならない学習項目の組み合わせです。
ここでは、コース完了セットの概要、設定・管理方法、既定のセットの指定、および運用上の注意点について説明します。
概要と仕組み
コースには、複数のコース完了セットを作成できます。コース完了セットはコースを完了するために、ユーザーが完了しなければならない学習項目で構成されます。
コース作成時、システムによって既定のコース完了セットが自動生成されます。既定のセットにはコースに追加されたすべての学習項目が含まれます。したがって、既定ではこの完了セット内のすべての項目を完了することが、コース完了の条件となります。
システムによって自動生成されたコース完了セットは編集可能です。名前の変更や完了に必須となる学習項目の組み合わせをカスタマイズできます。
集合トレーニング コースの場合、「完了に必要な最低出席率」が設定されている場合は、セッションの出席もコース完了の条件となります。
登録タイプが「1つのグループまたはセッション/複数のグループまたはセッション」において、「セッション登録なしでの受講登録を許可する」オプションが有効であっても「完了に必要な最低出席率」が設定されている場合、出席はコース完了の条件として扱われます。
コース完了セットは必要に応じていくつでも作成できます。複数の完了セットを作成することで、コースを完了するにあたり、受講者にいくつかの異なる方法を提示できます。
複数のコース完了セットがある場合、受講者がいずれか1つのコース完了セットに含まれるすべての必須項目を達成した時点で、コース全体が「完了」となります。受講者に特定のパターンでのみ完了させたい場合は、完了セットを複数作らず、既定のセット1つのみで運用してください。
例:学習項目を動画版とテキスト版で提供しているコースで、受講者がどちらか一方を見れば完了としたい場合、2つの完了セットを用意します。
- セット1: 動画のみを必須項目に指定
- セット2: テキストのみを必須項目に指定
これにより、受講者は自分の好きな学習スタイル(動画またはテキスト)を選択してコースを完了できます。
「コースの進捗」および「受講者の進捗」ダッシュボードでは、完了セットに含まれる学習項目に星アイコン「☆」が付いています。
コースに複数のコース完了セットが設定されている場合、受講者が各完了セットの必須項目に対してどれだけ進捗しているかによって、星アイコン☆が付く学習項目が変わります。この場合、星アイコン☆は、受講者が最も進捗しているコース完了セットに含まれる学習項目に表示されます。
例:コースには4つの学習項目(A、B、C、D)があり、2つのコース完了セットが用意されています。
- 完了セット1の必須学習項目は、AとBです。
- 完了セット2の必須学習項目は、CとDです。
受講者の学習項目に対する現在の進捗率は、「完了セット1」では50%、「完了セット2」では70%です。
この場合、受講者は「完了セット2」の要件に対してより高い進捗を達成しているため、コースの進捗および受講者の進捗 ダッシュボードでは完了セット2に設定された学習項目(CとD)に☆が表示されます。
コース完了セットへのアクセスと管理画面
コース完了セットは、Learn365管理センターで設定・管理します。
対象のカタログのLearn365管理センター>「トレーニング管理」ページで対象のコースを選択し、「コース管理」パネルの[コース完了設定]からアクセスできます。
「コース完了設定」パネル(管理画面)には、コースに設定されているすべてのコース完了セットが表示されます。
各完了セットを展開すると、そのセットに含まれる学習項目を表示できます。
画面には、以下の情報が表示されます。
- 名前:完了セットの名前。展開して、このセットに含まれるすべての学習項目を確認できます。
- タイプ:完了セットが既定のセットである場合、「既定値」と表示されます。
- 項目:完了セットに含まれている学習項目の数を表示します。
「検索」フィールドを使って必要な完了セットを検索することができます。
列の見出し「名前」と「項目」をクリックして、列の情報による並べ替えができます。
コース完了セットの作成
手順:
- 対象のコースの「コース完了設定」パネルを開き、画面の[+コース完了セットの追加]をクリックします。「コース完了セットの追加」パネルが開きます。
- 項目を入力、設定します。
- 名前*:新しいコース完了セットの名前を入力します。
- 既定のコース完了セット:このコース完了セットを既定の完了セットに設定する場合はトグルをオンにします。既定セットに設定できるのは、コースに対して1つのみです。新しいコース完了セットを既定に設定すると、これまで既定として設定されていた完了セットは既定ではなくなります(トグルが自動的にオフになります)。
- 「学習項目」 タブ:コース内に含まれるすべての学習項目が表示されます。完了の条件となる学習項目を選択します。
-
「選択中」タブ:「学習項目」タブで選択されている学習項目のみを表示します。
「学習項目/選択中」タブ画面には、学習項目に関する以下の情報が表示されます。
- 名前:学習項目の名前
- タイプ:学習項目のタイプ(コンテンツパッケージ、クイズ、ラーニングモジュール、出席、評価、外部アプリ)
- 必要な結果≥:コースを完了するための最低出席率 (集合トレーニングの場合)、または評価の合格に必要なスコア。ドロップダウンリストから選択します。
- 公開:受講者がこの学習項目を利用可能かどうかを示します。
- [保存]をクリックして新しいコース完了セットを作成します。操作を中止する場合は[キャンセル]をクリックします。
既定のコース完了セットの変更
コースには必ず1つのコース完了セットが必要です。ただし、既定として設定できるコース完了セットは1つだけです。
コース完了セットを新たに既定に設定すると、これまで既定として設定されていた完了セットは既定ではなくなります(トグルが自動的にオフになります)。
変更方法:
- 対象のコースの「コース完了設定」パネルを開き、既定に設定する完了セットを選択します。
- 開いたパネルで[コース完了セットの編集]を選択します。
- 「既定のコース完了セット」トグルをオンに切り替えます。
- [保存]して変更を適用します。
新しいコース完了セットを作成する際に、その完了セットを既定として設定することもできます。この場合、既存の完了セットの既定設定は解除されます(トグルが自動的にオフになります)。
コース完了セットの編集
補足:
コース完了セットを変更しても、すでにコースを完了している受講者のステータス(完了)には影響しません。
手順:
- 対象のコースの「コース完了設定」パネルを開きます。
- 編集するコース完了セットを選択します。
- 開いたパネルの[コース完了セットの編集]を選択します。
- 必要な変更を行い[保存]します。操作を中止する場合は[キャンセル]します。
コース完了セットの削除
手順:
- 対象のコースの「コース完了設定」パネルを開きます。
- 削除するコース完了セットを選択します。
- 開いたパネルの[コース完了セットの削除]を選択します。
- 確認ダイアログが表示されます。この操作は元に戻すことはできません。[削除]で操作を確定します。
注記:
- 既定として設定されたコース完了セットは削除できません。既定のコース完了セットに対しては[コース完了セットの削除]は使用できません。削除するには、別の完了セットを既定に変更します。
- 受講者がコース完了となるには、コースに設定されたコース完了セットのいずれかにおいて、少なくとも1つ以上の学習項目が完了に必須として設定されている必要があります。
評価のレベルの設定
「評価」にグレード スケールが設定されている場合、完了に必要なレベルを設定できます。
受講者がコースを完了するためには、設定されたレベル以上の結果を取得する必要があります。
手順:
- 対象のコースの「コース完了設定」パネルを開きます。
- 新しい完了セットを作成または既存のコース完了の編集画面を開きます。
- 学習項目の一覧で、該当する評価の「必要な結果≥)」列にあるドロップダウンリストから、合格に必要なレベルを選択します。
- [保存]します。
注記:
コース完了設定で、評価に対して合格に必要なレベルが設定されている場合、以下の設定は編集できなくなります。
- この評価に関連するグレードスケールに設定された各レベルの「最小 %」値と「最大 %」値
- この評価の「グレード スケールの設定」
コース完了の条件として特定のレベル(合格ライン)が紐付けられるため、途中でスケールのパーセンテージ範囲やスケール自体が変更されないよう、システムでロックされる仕様になっています。
補足:
評価にグレードスケールが設定されている場合、コース管理者およびカタログ管理者は、「コースの進捗ダッシュボード」から評価の採点を手動で設定(変更)できます。また、カタログ管理者は「受講者の進捗ダッシュボード」からも同様の操作を行うことができます。
グレードスケールが設定されている場合、通常はシステムが評価の採点結果から合格/不合格(完了/未完了)を自動判定しますが、管理者が手動で設定した採点は、完了条件の設定(「必要な結果≥)」)よりも優先されます。
管理者は「グレードなし」を選択することもできます。これを選択した場合、この評価に設定されていたコース完了の必須条件自体が適用されなくなります。
出席の設定
集合トレーニングの場合、コースで「完了に必要な最低出席率」が設定されている場合は、セッションの出席も既定のコース完了セットで完了に必須と設定されます。
必要に応じて、コース完了セット内で出席に関する条件を調整できます。
登録タイプ「1つのグループまたはセッション」と「すべてのグループとセッション」の場合:
- コースで「出席は必要ありません」と設定されている場合、出席必須に変更できます。(選択して、必要な結果をドロップダウンリストから選択します。)
- コースで「いずれかの完了に必要な最低出席率」が設定されている場合、出席不要に変更できます。(選択を解除します。)
- コースで設定した「コース完了の最低出席率」を変更できます。(必要な結果をドロップダウンリストから選択します。)
登録タイプ「複数のグループまたはセッション」の場合:
- コースで「出席は必要ありません」と設定されている場合、出席必須に変更できます。(選択して、必要な結果をドロップダウンリストから選択します。)
- コースで「いずれかの完了に必要な最低出席率」が設定されている場合、出席不要に変更できます。(選択を解除します。)
-
出席要件の対象となるセッション・セッショングループを指定できます。
「登録したすべてのグループまたは単独セッション」または 「定義されたグループまたは単独セッション」 のいずれかを選択します。
既定値は、「登録したすべてのグループまたは単独セッション」で、コースで設定された「完了に必要な最低出席率」が適用されます。受講者が自身で登録したすべてのセッションやセッショングループを確実に完了(出席)させるための条件として機能します。「完了に必要な最低出席率」はここで変更することもできます。
「定義されたグループまたは単独セッション」 を選択した場合は、受講者がコースを完了するために出席しなければならないセッションまたはグループの数を指定し、必要な結果として平均出席率を選択します。
[保存]して変更を適用します。操作を中止する場合は[キャンセル]します。
出席登録と出席率の計算については、「セッションの出席登録と管理」を参照してください。
出席の進捗が、集合トレーニング コース全体の進捗率の計算にどのように反映されるかについては、「コースの進捗ダッシュボードとレポートの見方>コースの進捗の計算」をご参照ください。
補足:
登録タイプ「1つ、および複数のグループまたはセッション」の集合トレーニングで、コースに「完了に必要な最低出席率」が設定されている場合、「セッション登録なしでの受講登録を許可する」オプションが有効であっても、出席はコースの完了に必須となります。