LMS365 のクイズを使用して、学習プロセスの最後または、学習の途中で理解度をより深めるための確認テストなどを実施することができます。

ここでは、LMS365でクイズを作成する方法についてご説明します。

クイズを作成する場所

必要なロール：カタログ管理者、またはコース管理者

LMS365では、次の場所からクイズの作成を開始することができます。

LMS365管理センター＞コンテンツ＞クイズ

開いたクイズの画面には、現在のコースカタログにあるすべてのクイズが表示されます。
ここではクイズのタイトル、説明、公開ステータス、クイズを作成したユーザ名、クイズの作成日を確認することができます。

「＋クイズ作成」を選択します。

既存のコースの設定パネルのコンテンツセクション

１．LMS365 管理センター＞トレーニング管理＞コースを選択します。

２．コース管理パネルで「コースコンテンツ管理」を選択します。

３．「＋学習項目の追加」ドロップダウンメニューから「クイズ」を選択します。

４．開いたクイズパネルで「＋クイズ作成」を選択します。

コース作成の過程で

１．LMS365 管理センター＞トレーニング管理 ＞「＋トレーニング作成」でトレーニングの作成を開始します。

２．トレーニング作成パネルの「コンテンツ」セクションに移動します。

３． 「＋学習項目の追加」ドロップダウンメニューから「クイズ」を選択します。

４．開いたクイズパネルで「＋クイズ作成」を選択します。

上記何れかの場所から「＋クイズ作成」選択すると、クイズ作成画面が開きます。

クイズの作成画面には「設問」と「詳細と設定」の２つのタブがあります。

クイズに設問を追加する

「設問」タブでは次の方法でクイズに設問を追加することができます。

• クイズエディターで設問のタイプを選択し、開いたパネルで入力する。
• 設問プールから追加する。
• Question and Test Interoperability (QTI) パッケージを使用して追加する。

設問タイプを選択して作成する

クイズエディターの一覧から設問のタイプを選択し、開いたパネルに入力して設問を作成し、クイズに追加することができます。

各設問タイプの詳細を作成については「クイズ：設問の作成」をご参照ください。

設問プールから追加する

設問プールはテナントのすべてのコースカタログで使用することができる設問のリポジトリです。

設問プールから問題を追加するには

１． クイズエディターで、「設問プール」を選択します。設問プールの一覧が表示されます。

利用可能なすべての設問プールが表示されます。検索フィールドで、目的の設問プールを検索します。検索は、設問プールパネルの各列名で行われます。

２．目的の設問プールを選択します。

３．設問の選択パネルが開きます。設問を追加する方法を「特定」か「ランダム」で選択します。

特定：この設問プールから、すべての受講者に同じ設問が出題されます。

特定を選択した場合、少なくとも１つの設問を選択する必要があります。

「設問タブ」に表示されている中から、クイズに追加する設問のチェックボックスを選択します。すべての設問を選択するには、列名「タイトル」のチェックボックスを選択します。
「選択中」タブには、選択している設問が表示されます。選択した設問の数が表示されています。

ランダム：設問プールから指定した数の設問がランダムに選ばれ出題されます。同じクイズでも、毎回異なる設問が出題されます。受講者が、クイズを再試行しても同じ設問は出題されません。

このオプションを選択すると、出題する設問の数を入力するフィールドが表示されます。既定では設問プール内にある設問の数が設定されています。

目的の設問を検索するために、問題プール内の問題をフィルタリングすることができます。

ポイント：設問に設定された得点の最低点／最高点を指定します。指定された範囲内の得点が設定された設問のみが表示されます。

タグ：設問に設定されたタグで検索することができます。指定したタグの「いずれかを含む」または「すべてを含む」を選択します。

「すべてリセット」ボタンで選択内容をリセットすることができます。

４．「保存」して選択した設問をクイズに追加します。

設問プールからクイズに設問が追加されると、クイズエディターで設問を管理することができます。

特定で追加した設問は、１つの設問として追加されます。編集  で設問を編集することができます。行った変更は設問プールの設問には反映されません。削除  で設問をクイズから削除します。

ランダムで設問を追加した場合、設問はグループ化されています。
括弧内に設問プールからクイズに出題される設問数が表示されます。編集を選択すると、設問の選択パネルが表示されます。
削除を選択すると、設問グループが削除されます。

QTIパッケージから追加する

QTIインポートを選択すると、Question and Test Interoperability（QTI）パッケージから次のタイプの設問をインポートできます。

単一選択問題、複数回答問題、〇✕問題、並び替え問題、組み合わせ問題、画像内領域選択問題、穴埋め題、記述問題、自由記述問題

QTIパッケージから小テストに問題を追加するには、

１． クイズエディターで、「QTIの読み込み」を選択します。

２．ローカルデバイスから、アップロードする QTI パッケージを選択します。QTIの読み込みパネルが表示されます。
選択したパッケージのバージョンがサポートされていない場合、メッセージが表示され、アップロードを続行することができません。

３．設問タブでは、インポート可能なすべての設問が「サポートされる設問」セクションに表示されます。これらの設問のステータスは有効で「ステータス」列に緑色のチェックマークが表示されます。既定では、インポート可能なすべての設問が選択されています。

インポートできない設問（たとえば、設問のタイプがサポートされていない）は、「サポートされていない設問」セクションに表示されます。これらの設問のステータスは無効で、「ステータス」赤い十字マークが表示されます。

検索フィールドで、目的の設問を検索できます。検索は、設問のタイトルで実行されます。

選択済みタブでは、選択した設問が表示されます。選択した設問の数が表示されています。

４．インポートしない設問のチェックボックスを外します。

５．「インポート」ボタンで選択した設問インポートします。

インポートされた設問が、クイズエディターに表示されます。

必要に応じて、インポートした設問を編集、削除、また並び替えを行います。

クイズエディター

クイズエディターでは、クイズに設問を追加したり、追加した設問の編集や削除、設問の順序を並び替えることができます。

• 設問を選択し、クイズに新しい設問を追加します。
• ドラッグ＆ドロップを使用して、設問を並べ替えます。
• 編集  で設問を編集します。
• 削除   でクイズから設問を削除します。

詳細と設定

詳細および設定タブでは、クイズの基本情報を設定します。アスタリスク＊が付いたフィールドは入力必須です。

基本情報

タイトル＊：クイズのタイトルを入力します。このタイトルはコースホームページやLMS365プレイヤーに表示されます。同じタイトルのクイズを作成することもできます

説明：クイズの説明や、クイズを試行する受講者に役立つ情報を入力します。この説明はコースホームページやLMS365プレイヤーに表示されます。右下隅をドラッグして、フィールドを拡大して入力できます。

クイズの合格スコア：クイズに合格するために、受講者が獲得しなければならないスコアをパーセンテージで設定します。値は０%から１００%の間で設定します。スコアは、受講者がクイズに回答している間に獲得したポイントに基づいて計算されます。

設問のポイント付与については「クイズ：設問の作成」をご参照ください。

最大試行回数：受講者がクイズに合格するために、クイズを試行できる回数を指定します。既定は「制限なし」です。受講者がクイズを開始するとき、またクイズを完了したとき、LMS365プレイヤーに残りの試行回数と最大試行回数が表示されます。

共有先：このクイズが使用できる範囲を設定します。

コースカタログ：このクイズは現在のコースカタログのすべてのコースで使用することができます。すべてのカタログ管理者とコース管理者がこのクイズを閲覧、編集、削除することができます。新しく作成したクイズはサイトコレクション内のすべてのサイトで利用することができます。

コース：コースを選択フィールドでドロップダウンリストより、クイズを共有するコースを選択します。

• コースの設定パネルのコンテンツセクションからクイズを作成した場合、自動的に共有先はコースに設定され、コースを選択フィールドに当該コースが追加されます。必要に応じて、他のコースを追加することができます。
  また、自動的にこのコースのコンテンツセクションに追加され、コース完了に必須の学習項目として設定されます。
• LMS365管理センター＞コンテンツ＞クイズからクイズを作成する場合、コースを選択フィールドでクイズを共有するコースを選択します。共有したコースのコース管理者は、コンテンツセクションで、このクイズを学習項目に追加することができます。

クイズをコースに共有すると、このクイズは共有されたコースでのみ使用することができます。
カタログ管理者と当該コースの管理者は、コース設定パネルのコンテンツセクション、またはLMS365管理センター＞コンテンツ＞クイズから、このクイズを管理することができます。

設定

ナビゲーションの許可：このオプションを ON にすると、受講者はクイズの回答中に設問間を移動することができます。既定はオフに設定されています。

このオプションを ON にすると

• 「クイズ中にスコアを表示」オプションは自動的に無効になります。受講者はクイズの回答中に、得点を確認することはできません。
• 受講者は回答しても、フィードバックを見ることができません。
• 受講者は、LMS365 プレイヤーの右下にある「送信」ボタンで回答を、いつでも提出することができます。

このオプションを OFF にすると

• 受講者が設問に回答すると、既定のフィードバックが表示されます。設問にカスタムフィードバックが設定されている場合、両方のフィードバックを表示することもできます。
• 「クイズ中にスコアを表示」オプションを ON にすると、受講者は設問に回答後、得点を確認することができます。この場合、受講者は次の設問には進めますが、回答した前の設問に戻ることはできません。

クイズ中にスコアを表示：受講者に設問の得点を表示する場合はこのオプションを ON にします。このオプションが ON の場合、「ナビゲーションの許可」オプションは使用できません。

完了時にスコアを表示：このオプションを ON にすると、受講者はクイズの結果画面で自分の獲得したスコアをパーセントと点数で確認することができます。また、クイズの合格スコアもパーセンテージと点数で表示されます。

設問のポイントを表示：このオプションを ON にすると、受講者は設問に付与されているポイント数を確認することができます。ポイントは各設問の獲得ポイントフィールドに設定されます。

ランダム化：このオプションを ON にすると、クイズにある設問をランダムに出題します。

レビュー

回答の表示方法：クイズ終了後、受講者に自分の回答のレビューを許可します。レビューが許可されている場合、クイズの結果画面に「回答をレビューする」リンクが表示されます。既定では「レビューできません」設定されています。

該当するラジオボタンを選択してください。

• レビューできません：受講者は自分の回答を見直すことができません。
• 回答のみ表示：受講者は自分の回答を確認できます。
• 回答の正解または不正解を表示：受講者は自分の回答と、それが正解か不正解か、または未回答でないかを確認できます。
• 正解を表示：受講者は自分の回答と、その回答の正解を見ることができます。

時間制限

時間制限：このオプションを ON にすると、クイズの回答に時間制限を設定することができます。受講者がクイズの試行を開始すると、タイマーが作動します。既定では OFF になっています。

このオプションを ON にすると、次の２つのオプションが表示されます。

• 期間：制限時間を秒、分、時間、日、週単位で指定します。
• プレーヤーにタイマーを表示する：このオプションを ON にすると、受講者にタイマーを表示します。

クイズを公開する

公開する 新しいクイズは作成されると、公開に設定されます。右下にステータス「公開」と緑色のチェックアイコンが表されています。

公開時には、コースカタログのサイト地域設定タイムゾーンが使用されています。コースカタログのタイムゾーンの設定については「コースカタログ・コース・トレーニングプラン・セッションのタイムゾーンを設定するには？」をご参照ください。

公開オプションを開いて、公開開始日と終了日を設定できます。

開始日：クイズを公開する日時を選択します。

終了日：クイズの公開を中止する日時を選択します。

既定では現在の日付と現在時刻が、開始日として設定されます。受講者にクイズの利用期間を制限する場合は、終了日を設定します。

コースのコンテンツセクションの公開列では、クイズが公開されている場合「はい」、未公開の場合は「いいえ」と表示されます。

クイズの作成を完了する

必要なフィールドがすべて入力されたら「作成／作成して閉じる」を選択してクイズの作成を完了します。

入力必須のフィールドが入力されていない場合、該当フィールドに「この項目は入力必須です」と表示されます。

コースのコンテンツセクションからクイズを作成した場合、クイズが作成されるとコース編集パネルのコンテンツセクションに戻り、作成したクイズが学習項目の一覧に表示されます。

LMS365管理センター＞コンテンツ＞クイズ から作成した場合、クイズが作成されるとクイズ画面にリダイレクトされ、作成したクイズが一覧に表示されます。

クイズの管理

作成したクイズの編集、削除、受講者のクイズの進捗確認、設問統計、コース内のクイズの管理については「クイズ：編集と管理」をご参照ください。