LMS 設定(コース カタログの設定と管理)

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カタログ管理者は、カタログ設定の「LMS設定」セクションを通じて、カタログに関わる設定を行うことができます。

ここでは、これらの設定について説明します。

 

目次

 

設定を行うには

必要なロール:カタログ管理者

設定は、Learn365 管理センター>カタログ設定>LMS 設定から行います。

LMS 設定では、カタログに対して以下の設定を行うことができます。

コース評価

コース評価では、カタログ内のコースとトレーニング プランの評価機能を有効または無効にできます。

1.「コース評価」を選択します。「コース評価」パネルが開きます。

2.「評価を表示する」トグルを ONまたは OFF にします。

3.「保存」で設定を保存します。

LMS configuration-1.png

 

「評価を表示する」トグルを OFF にすると、受講者はコースやトレーニング プランに評価を付けることができなくなります

この場合、コース カタログ Webパーツの上位ランクのトレーニングオプションは使用できなくなり、コース管理 /トレーニング プラン管理パネルの「評価の管理」は表示されません。

「評価を表示する」トグルを ON にすると、受講者は星の数でコースやトレーニング プランを評価できます。

 

表示セッションの数

集合トレーニング コースのホーム ページで、既定でセッション リストに表示するセッション / セッション グループの数を定義します。

1.「表示セッションの数」を選択します。「表示セッションの数」パネルが開きます。

2.「セッションの既定表示数」フィールドに任意の数値を入力します。既定値は 1です。

コース内のセッションとセッション グループの数がこの値よりも多い場合、ユーザーはコース ホーム ページで「>他のセッションを表示」を選択してすべてのセッションを表示できます。

3.「保存」で設定を保存します。

LMS configuration-2.png

コースに は3 つのセッションがあります。LMS 設定>「セッションの既定表示数」の設定は です。
この場合、コース ホーム ページには 1 つのセッションが表示されます。「>他のセッションを表示」で、残りのセッションが表示されます。

LMS configuration-3.png

 

登録フロー

登録フローでは、カタログ内のコースとトレーニング プランで使用できる登録フローを設定することができます。既定では、「外部承認 (Webhook)」を除くすべての登録フローが有効になっています。

1.「登録フロー」を選択します。「登録フロー」パネルが開きます。

2.該当する登録フローのトグルを ON または OFF にします。

  • 自動承認:登録は、ユーザーがコースまたはトレーニングプランを登録した時点で自動的に完了します。

  • ライン マネージャーの承認:ユーザーの登録申請を、ライン マネージャー(Microsoft Entra ID(Azure AD)でのユーザーのマネージャー)が承認、または却下する必要があります。

  • 管理者の承認:ユーザーの登録申請を、コース管理者またはカタログ管理者が承認、または却下する必要があります。

  • 外部認証 (Webhook)「EnrollmentApprovalRequest (登録承認申請)」 Webhook イベントを使用して、Microsoft Power Automate などでカスタム承認フローを作成できます。詳細については、こちらを参照してください。

3.「保存」で設定を保存します。

LMS configuration-4.png

 

地域の設定

地域の設定では、現在のコース カタログで使用するタイム ゾーン、地域、週の最初の曜日を指定できます。既定では、コースとトレーニング プランはコース カタログの地域の設定を継承します。

1.「地域の設定」を選択します。「地域の設定」パネルが開きます。

2.「タイム ゾーン」、「地域」、「週の最初の曜日」の各フィールドで値を選択します。

  • タイム ゾーン:カタログ内の通知とレポートに使用されるタイム ゾーンを定義します。

  • 地域:カタログ内の通知とレポート、および数値、日付、時刻のフォーマットで使用する言語を定義します。選択した地域によって、「週の最初の曜日」が自動的に設定されます。

  • 週の最初の曜日:コース カタログ内で作成されるコース/ トレーニング プランの「週の最初の曜日」を設定します。週の最初の曜日は、今週のランキングを表示する場合に使用されます。

ここで設定する地域の設定は、カタログ内のすべてのコース/トレーニング プランの地域の設定の既定値になります。 ただし、それぞれのコース/トレーニング プランで変更することができます。

3.「保存」で設定を保存します。

LMS configuration-5.png

 

トレーニングバナー画像

トレーニングバナー画像では、カタログレベルでバナー画像ライブラリにアップロードし、その中から現在のカタログのコース/ トレーニング プランの既定バナー画像として設定することができます。

 

バナー画像ライブラリへの追加は、以下の手順で行います。

1.「トレーニングバナー画像」を選択します。「トレーニングバナー画像」パネルが開き、現在のカタログにアップロードされているすべてのバナー画像が表示されます。

2.「アップロード」を選択して、デバイスから新しい画像をアップロードします。

 PDF、SVG、PNG、JPEG 形式で、幅 1236pxの画像の使用を推奨しています。

コースやトレーニング プラン ホーム ページに表示されるバナー画像のサイズは 1204 x 228 で、アスペクト比では 5.28:1 に相当します。

ページはデバイスにレスポンシブ対応(レイアウト、デバイス、使用される画面サイズによって拡縮)しているため、バナー画像のサイズも変化します。Learn365 が準拠するレスポンシブに関する原則については、こちらの Microsoft のドキュメントを参照してください。

アップロードされた画像は、カタログ全体で共有されるバナー画像ライブラリに追加されます。カタログ管理者やコース管理者は、これらの画像をコースやトレーニング プランのバナー画像として使用することができます。

トレーニング 設定パネルの基本情報セクション>「バナー画像」からアップロードした画像も、カタログ レベルのバナー画像ライブラリに追加されます。

3.「保存」で画像を保存します。

 

コース/トレーニング プランの既定のバナー画像の変更(設定)は、以下の手順で行います。

1.「トレーニングバナー画像」を選択します。「トレーニングバナー画像」パネルが開き、現在のカタログにアップロードされているすべてのバナー画像が表示されます。

現在適用されている画像は青色の枠で、青色のチェックマークが付いています。また、パネルの上部に画像が表示され、このコース カタログで新しく作成されるすべてのコース/トレーニング プランの既定のバナー画像であることを示しています。

2.既定のバナー画像として設定する画像を選択します。

選択した画像の枠が青色になります。

3.「保存」で変更を適用します。

LMS configuration-6.png

 

既定のバナー画像を設定しない場合は、以下の手順を行います。

1.現在の既定のバナー画像を選択します。選択が解除され、画像の青色の枠が消えます。

パネルの上部には「画像が選択されていません」と表示され、このコース カタログで新しく作成されるすべてのコース/トレーニング プランの既定のバナー画像が選択されていないことを示しています。

2.「保存」して変更を適用します。

この場合、新しく作成するコース/ トレーニング プランのバナー画像は、管理者が設定しないかぎり表示されません。

 

バナー画像ライブラリからの画像の削除は、以下の手順で行います。

1.画像を選択し、「削除」を選択します。

2.確認ダイアログで「削除」を選択して削除を確定します。この操作は元に戻すことができません。操作を中止する場合は「キャンセル」を選択します。

画像が現在コースやトレーニング プランで使用されている場合は削除できません。

「この画像は使用中のため削除できません」というメッセージが表示されます。

 

xAPI 設定

xAPI (Experience API)設定では、インポートされた外部トレーニングを除き、受講者が現在のカタログ内のトレーニングを開始および完了すると、Learn365 が xAPI シグナルを介して外部 LRS (Learning Record Store) にステートメントを送信することができます。Experience APIの詳細と、統合については、こちらを参照してください。

既定では、xAPI 設定オプションは OFF に設定されています。

 

xAPI を通じてサードパーティの Learning Record Store (LRS) による受講者のアクティビティの追跡を許可するには、以下の手順を行います。

1.「xAPI 設定」を選択します。「xAPI 設定」パネルが開きます。

2.「外部 LRS に xAPI シグナルを送信」トグルを ON にします。追加フィールドが表示されます。

3.フィールドに入力します。

  • LRS エンドポイント:LRS のエンドポイントの完全な URL を入力します。これは、受講者のステートメントを送信する LRS から取得することができます。
  • ユーザー名:LRS で使用しているユーザー名、または LRS への認証に使用するアクセス キーを入力します。
  • パスワード:LRS で使用しているパスワード、または LRS への認証に使用するシークレット キーを入力します。

LMS configuration-7.png

 

4.「保存」で設定を完了します。入力された資格情報でテスト接続が実行されます。操作を中止する場合は「キャンセル」を選択します。

アクティビティのトラッキングを無効にするには、「外部 LRS に xAPI シグナルを送信」オプションをオフに切り替えます。これまでに保存された情報は、すべて保持されます。