コースで使用するコンテンツ パッケージ(SCORM・AICC)は、教材を構成するファイルをまとめたZIPファイルでインポートします。コンテンツはサード パーティーにより提供されたものでも構いません。
Learn365 コンテンツ パッケージ機能では、管理者はコンテンツ パッケージをアップロードし、受講者にコンテンツ パッケージへのアクセス権を与え、コンテンツ パッケージの進捗を追跡し、受講者によるコンテンツパッケージの閲覧、レビューを可能にし、その試行を削除することができます。
ここでは、コンテンツ パッケージのアップロード、コースでコンテンツ パッケージを使用する方法、コンテンツ パッケージの管理について説明します。
Learn365 でサポートされている規格
Learn365 は、SCORM(Sharable Content Object Reference Model)と AICC(Aviation Industry Computer-Based Training Committee)のインポートをサポートしています。
SCORMとAICCは、eラーニングコースと学習管理システムの連携を定義する標準規格です。
SCORMは、システム間で共有できるオンライントレーニング教材ユニットを作成するために使用されます。NETg、Macromedia、Microsoft、Skillsoftなどの主要な e-learning ベンダーが採用しています。
SCORMには大きく分けて以下の3つの水準があります。:
- 経済的水準:SCORM はコンテンツとコンテキストの分離により、コース全体または個々のコンテンツユニットを異なる LMS(学習管理システム)上で再利用することができます。
- 教育的水準:SCORMは、前提条件またはシーケンス(例えば、 第1章に合格するまで、第2章に進むことができない)概念を取り入れています。
- 技術的水準:SCORM はコンテンツや LMS の外側で、抽象化レイヤーとしてコンテンツテーブルを生成します。これにより、コンテンツと LMS が相互通信(コミュニケーション)することをサポートします。このコミュニケーションは、ブックマーク(John は今コースのどの部分にいるか?)、スコア(Johnはこのテストでどれくらいの理解を示しているか?)、そして時間(John は第 1 章にどれくらいの時間をかけているか?)によって行われます。
Learn365で扱うSCORMデータ要素
Learn365 は、以下の4つのSCORMデータ要素を処理することができます。
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lesson_status:これは「未試行」「閲覧済み」「合格」「完了」「失敗」「未完了」のオプションを持ち、ユーザーが学習オブジェクト(SCO)を完了したかどうかを判断するために使用されます。
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cmi.core.score.raw:パッケージの最終的なスコアです。
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cmi.suspend_data:ユーザーが試行を停止した場合、試行を再開する際にパッケージが使用します。
- cmi.core.student_name:通常、パッケージ内に受講者の名前を表示する場合に使用します。ここではその値をパッケージレンダリングに設定します。
Learn365 が扱うSCORMデータ要素の詳細については、こちらを参照してください。
コースへのコンテンツ パッケージのアップロードと追加
Learn365は、現在サポートされている以下のバージョンの SCORM と AICC コンテンツ パッケージをアップロードすることができます:
- SCORM 1.2 と1.3
- SCORM 2004 第1、第2、第3、第4 版
- AICC バージョン4.0(2004)
重要:
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Learn365では、以下の4つの場所からコンテンツ パッケージを追加することができます。
- コース管理パネル
- コース作成(編集)パネル
- ラーニング モジュール エディター
- コンテンツ パッケージ ストレージ(コースカタログ管理者のみ):コンテンツ パッケージ ストレージでは、コースカタログにアップロードされたすべてのコンテンツパッケージの概要を取得できます。新しいコンテンツパッケージをコンテンツパッケージストレージに直接アップロードするには、Learn365 管理センター>コンテンツ>コンテンツ パッケージ ストレージに移動します。
コースにコンテンツ パッケージを追加またはアップロードするには、以下の手順で行います。
1.Learn365 管理センター>トレーニング管理でコースを選択します。
2.開いたパネルで「コースコンテンツ管理」を選択します。コース設定パネルの「コンテンツ」セクションが開きます。
3.「+学習項目の追加」でドロップダウンリストから「コンテンツ パッケージ」を選択します。
4.コンテンツ パッケージ パネルが開き、既存のコンテンツ パッケージのリストが表示されます。
コンテンツ パッケージ パネルでは、以下のことができます。
- 既存のコンテンツ パッケージからコンテンツ パッケージを選択しコースに追加します。
- Go1または LinkedIn Learning からインポートされたコンテンツ パッケージには、雲アイコン列にブランドアイコンが付きます。この列(雲アイコン)は Go1または LinkedIn Learningの統合が設定され、これらからコースが Learn365にインポートされた場合のみ表示されます。
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ローカルデバイスから.ZIPファイルをドラッグ&ドロップして、新しいコンテンツ パッケージ アップロードします。開いたフォームに入力して設定を保存します。アップロードを中止する場合は「キャンセル」を選択します。
- 「+コンテンツ パッケージのアップロード」を選択し、新しいコンテンツ パッケージをアップロードします。開いたフォームに入力して設定を保存します。アップロードを中止する場合は「キャンセル」を選択します。
ここでアップロードしたコンテンツ パッケージは、コンテンツ パッケージ ストレージにも追加されます。
5.必要なコンテンツパッケージを選択し、「保存」してコースに追加します。
注記: 新たにコースに追加したコンテンツ パッケージは、コースの完了に必須の項目として自動的に登録されます。コース完了設定を変更するには、コース管理パネル>「コース完了設定」に移動し、コース完了に必要な学習項目を定義してください。 |
コンテンツ パッケージの設定
コンテンツ パッケージには、一般的な設定と詳細設定があります。SCORMとAICCの一般的な設定は同じですが、詳細設定は規格ごとに異なります。
アップロードした、コンテンツ パッケージのタイプ(SCORMまたはAICC)はシステムが自動的に識別します。
基本設定
アップロードをする際、関連するフィールドに記入して、基本的なコンテンツパッケージの設定を定義します。
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タイトル:SCORM パッケージの名前を入力します。この名前はサイト全体で、この SCORM のリンクや見出しに表示されます。
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説明:受講者に表示するコンテンツ パッケージの説明を入力します。
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タイプ:SCORMまたはAICC のいずれかが表示されます。
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接続するコース(またはコース カタログ):コンテンツ パッケージがアップロードされた場所(コース名/ カタログ名)が表示されます。Go1 コースの一部としてインポートされたコンテンツパッケージには表示されません。
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共有タイプの選択:コンテンツ パッケージの共有領域を定義します。ドロップダウンリストから選択します。Go1 コースの一部としてインポートされたコンテンツパッケージには表示されません。
- 共有しない:アップロードしたコースまたはコースカタログのみで使用できます。
- コースに共有:選択したコースで使用(閲覧・編集)できます。コース選択フィールドで共有するコースを選択します。
- コースカタログに共有:選択したコースカタログで使用(閲覧・編集)できます。コースカタログ選択フィールドで共有するコースカタログを選択します。
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すべてに共有:テナントすべてのコースカタログで使用(閲覧・編集)できます。
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アクセスの種類:共有タイプで「共有しない」を選択した場合は表示されません。
- 読み取り専用:設定の変更はできません。
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表示と編集:コンテンツ パッケージの設定を変更することができます。
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最大試行回数/1人:1人のユーザーがコンテンツ パッケージを試行できる回数を設定します。空欄の場合は無制限です。既最大 10桁まで入力できます。
LinkedIn ラーニングの AICC パッケージでは、最大試行回数は常に 1 に設定されます。このパッケージに一度合格したユーザーは、再度合格することはできません。
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タイムアウト:試行間の制限を設定します。秒、分、時間、日、週で設定できます。
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別ウィンドウでコンテンツを開く:このオプションは既定では OFF になっており、コンテンツ パッケージは Learn365 プレーヤー内で開かれます。コンテンツ パッケージを別のウィンドウで開くには、このオプションを ON にします。ON に切り替えると、詳細設定のうち次のオプションが自動的に非表示になります。
- ノードの完了ステータスを表示
- すべてのノードでコントロールモードのフローを使用
- Learn365 ナビゲーションコントロールを表示
- Learn365 目次を表示
外部パッケージ(LinkedIn Learning パッケージなど)で「別ウィンドウでコンテンツを開く」オプションを選択した場合、コンテンツ パッケージの詳細設定は表示されません。
詳細設定
コンテンツパッケージの詳細設定を行うには、「詳細設定」リンクを選択します。
入力フォームが拡張され、詳細設定の項目が表示されます。
詳細設定はSCORM と AICC で異なります。
SCORM パッケージの詳細設定:
SCORMコンテンツパッケージの詳細設定は以下の通りです。
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受講者の統計情報を表示する:既定は OFF です。このオプションを ON にすると、コンテンツ パッケージの試行が完了すると後に結果のページを表示します。
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完了を合格として扱う:既定は OFF です。このオプションを ON にすると、完了したSCORMパッケージは合格とみなされます。
-
レッスンステータスによる完了:既定は ON です。ON の場合、すべての要素のレッスンステータスが設定されたときに試行が終了したとみなされます。
以下の2つアクションをコントロールすることができます。- 完了したときに統計ページに移動する:既定は ON です。SCORM が完了すると、受講者は自動的に Learn365 プレイヤーの統計ページにリダイレクトされます。コンテンツ パッケージの最後のSCO要素にのみ適用されます。
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自動的に次のSCOに移動する:既定は ON です。つまり、要素が中間の場合、システムは自動的に次の SCO 要素に移動します。システムが LMS から完了を確認するステータス(完了/合格)を受信した場合、自動的に次の SCO 要素に移動します。システムが他のステータスを受信したときは、何も行われません。
- 完了ステータスが No の場合、ユーザーに未完了の試行の再開を許可する:このオプションは、ユーザに未完了の試行を継続することを許可します。SCORM パッケージによっては受講者に前回の試行を続けるのではなく、新しい試行を開始するように要求する場合があります。
以下の表ではステータスによって試行が継続できるかどうかを示します。
Completion Status | Success Status | 試行の継続 |
Yes | Yes | 継続できません。試行は成功しています。 |
Yes | No / Empty | 継続できません。これは SCORM 2004で「完了を合格として扱う」が OFF になっている場合にのみ発生します。 |
Empty | Any Status | 継続できます。このような試行は未完了であり、試行は終了していないため、試行を中断することができます。 |
No | Any Status | 継続できます。 |
注記: 「続ける」ボタンは「Incomplete」と「Incomplete with completion status=No」の最後の試行のみを開きます(順序によって異なります)。「続ける」ボタンを選択すると、ユーザーは前回中断した SCO 要素にリダイレクトされます。 |
- バックグラウンドで結果を Learn365 に送信:コンテンツ パッケージが結果をサーバーに非同期的に送信できるため、試行が中断されることがありません。
注記: コンテンツ パッケージが iSpring Suite によって構築されている場合、パッケージを正しく動作させるためにも、「バックグラウンドで結果を Learn365 に送信」オプションを ON にしてください。 |
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ノードの完了ステータスを表示: このオプションを ON にすると、SCORM アイテムの現在の完了ステータスを表示します。
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すべてのノードでコントロールモードのフローを使用 :既定は ON です。これは様々な種類のSCORM パッケージでより快適なエンドユーザエクスペリエンスを提供するために用いられます。このオプションが ON の場合、SCORMを受けようとすると、直接 SCORM (問題または説明) にリダイレクトされます。
このオプションが OFF の場合、シーケンス コントロール フローが既定で「False」に設定されている SCORM では、シーケンス フローに違反する可能性があります。この場合、対応するメッセージが表示されます。SCORM の中身は、ツールメニューから手動で選択しなければなりません。
シーケンシングの実装方法に応じて、このオプションのON/OFF を設定してください。
重要:
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- Learn365 ナビゲーション コントロールを表示:このオプションを ON にすると、SCORM の各アイテム間を操作するボタン(「次へ」「前へ」「中断」)を表示することができます。3つのボタンは自動的にONになりますが、個々に OFF にすることもできます。
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Learn365 目次を表示:このオプションを ON にすると、Learn365プレーヤーに SCORM の目次を表示します。
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SCORMを閉じるとき進捗を自動で保存する:このオプションを有効にすると、ユーザーがブラウザのウィンドウを閉じたり、コースの別の項目に移動するなど、今いるSCORMパッケージから離れた場合でも、進捗や完了ステータスを正確に記録します。
Go1 コースの SCORM コンテンツ パッケージでは、このオプションは既定で ON になっています。
AICCパッケージの詳細設定:
AICC コンテンツパッケージの詳細設定は以下の通りです。
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送信ボタンを表示する:このオプションを ON にすると、Learn365 プレイヤーに「送信」ボタンが表示されます。また、「プレイヤーを自動的に閉じる」オプションが自動的に無効になります。
- プレイヤーを自動的に閉じる:このオプションを ON にすると、AICC パッケージに合格するとLearn365 プレイヤーを自動的に閉じます。また、「送信ボタンを表示する」オプションは自動的に無効になります。
コンテンツ パッケージの管理
コンテンツ パッケージストレージ からの管理
Learn365 管理センター>コンテンツ>「コンテンツ パッケージ ストレージ」ではカタログ内のすべての利用可能なコンテンツパッケージの概要を見ることができます。
「コンテンツ パッケージ ストレージ」ページにはフィルターやソート機能があり、目的のコンテンツパッケージを見つけることができます。
- コンテンツ パッケージ フィルター:コンテンツ パッケージのタイプ「SCORM/ AICC/すべて」によりフィルタリングします。
- 権限 フィルター:アクセス許可「表示/ 編集/ フルコントロール」によりフィルタリングします。
- 雲アイコン:Go1 および LinkedIn Learning コースでインポートされたコンテンツ パッケージは、関連するブランド アイコンによって識別できます。
- 検索フィールド:タイトル、ファイル名による検索ができます。
コンテンツ パッケージを選択すると、開いたパネルに利用可能な操作が表示されます。利用可能な操作はコンテンツ パッケージの規格(SCORMまたはAICC)によって異なります。
選択したパッケージの権限(アクセス許可)とパッケージの規格(SCORMまたはAICC)に応じて、利用可能なオプションが異なります。
- フルコントロール:SCORMまたはAICCコンテンツ パッケージへのフルコントロールアクセス権を持つユーザーは、コンテンツ パッケージを表示、編集、削除、ダウンロードすることができます。
- 編集:SCORMまたはAICCコンテンツ パッケージへの読み取り/ 編集許可を持つユーザーは、コンテンツ パッケージを表示および編集することができます。
- 読み取り専用:SCORMまたはAICCコンテンツ パッケージへの読み取り専用アクセス許可を持つユーザーは、コンテンツ パッケージに関する情報を表示することができます。
コンテンツ パッケージ 表示
コンテンツ パッケージを表示します。コンテンツ パッケージは新しいタブで開きます。
このオプションはAICCパッケージではサポートされていません。
コンテンツ パッケージの編集
「コンテンツ パッケージの編集」は、基本設定で読み取りと編集のアクセス許可が設定されている(つまり編集、ダウンロード、および削除が可能な)コンテンツ パッケージに対してのみ表示されます。
このようなコンテンツ パッケージを見つけるには、権限フィルターで「フルコントロール」を選択します。
コンテンツ パッケージを編集するには、リストから目的のコンテンツ パッケージを選択し、開いたパネルで「コンテンツ パッケージの編集」を選択します。
「コンテンツ パッケージ設定」パネルが開き、ここで、タイトル、説明、ユーザーの試行回数など変更や、新しいバージョンをアップロードすることができます。
コンテンツパッケージ情報
「コンテンツ パッケージ情報」は、基本設定でアクセスの種類が「読み取り専用」に設定されているコンテンツ パッケージで表示されます(ユーザーの Learn365 ロールに基づきます)。
このようなコンテンツパッケージを見つけるには、権限フィルターで「表示」を選択します。
コンテンツパッケージ情報では、コンテンツ パッケージ設定パネルが開きますが、編集はできません。
読み取り専用のコンテンツ パッケージには、コンテンツ パッケージの編集は表示されません。
コンテンツ パッケージの削除
「コンテンツ パッケージの削除」は、基本設定で読み取りと編集のアクセス許可が設定されている(つまり編集、ダウンロード、および削除が可能な)コンテンツ パッケージに対してのみ表示されます。
このようなコンテンツ パッケージを見つけるには、権限フィルターで「フルコントロール」を選択します。
コンテンツ パッケージを削除するには、リストから目的のコンテンツ パッケージを選択し、開いたパネルで「コンテンツ パッケージの削除」を選択します。
確認メッセージが表示されます。選択したコンテンツ パッケージがコースで使用されている場合、その旨がメッセージに表示されます。この操作を元に戻すことはできません。
「削除」ボタンでコースカタログからコンテンツパッケージが削除されます。
複数のコンテンツパッケージを削除する場合、それぞれ行う必要があります。
コンテンツ パッケージのダウンロード
「コンテンツ パッケージのダウウンロード」は、基本設定で読み取りと編集のアクセス許可が設定されている(つまり編集、ダウンロード、および削除が可能な)コンテンツ パッケージに対してのみ表示されます。
このようなコンテンツ パッケージを見つけるには、権限フィルターで「フルコントロール」を選択します。
コンテンツパッケージをデバイスにダウンロードするには、リストから目的のコンテンツ パッケージを選択し、開いたパネルで「コンテンツ パッケージのダウウンロード」を選択します。
コンテンツパッケージは .ZIPファイルとしてコンピューターにダウンロードされます。
コースからの管理
コースに追加されたコンテンツ パッケージを表示するには
1.Learn365 管理センター>トレーニング管理で目的のコースを選択します。
2.開いたパネルで「コース コンテンツ管理」を選択し、コース設定パネルの「コンテンツ」セクションに移動します。
「コンテンツ」セクションには、コンテンツ パッケージを含む、現在のコース内のすべての学習項目が表示されます。
Go1 または LinkedIn Learning からインポートされたコンテンツパッケージは、雲アイコン列の関連するブランドアイコンで識別することができます。この列は Go1 または LinkedIn Learning の統合が設定され、これらからコースが Learn365 にインポートされた場合のみ表示されます。
コースページ上の学習項目の順序を変更する場合は、ドラッグ&ドロップで並べ替えます。
コース完了列は、コースの完了にコンテンツ パッケージの完了が必要があるかどうかを表示しています。コースの完了設定は「コース完了設定」で行います。
目的のコンテンツ パッケージを選択すると、開いたパネルに利用可能な操作が表示されます。
利用可能な操作は、選択したパッケージの権限(アクセス許可)とパッケージの規格(SCORMまたはAICC)に応じて異なります。
- コンテンツ パッケージに対してフルコントロールのアクセス許可を持つユーザーは、コンテンツ パッケージの表示、編集、削除、ダウンロード、コースからの削除、コンテンツパッケージに関連する受講者の詳細を閲覧することができます。
- コンテンツ パッケージに対して表示と編集のアクセス許可を持つユーザーは、コンテンツ パッケージの表示、編集、コースからの削除、コンテンツパッケージに関連する受講者の詳細を閲覧することができます。
- コンテンツ パッケージに対して読み取り専用のアクセス許可を持つユーザーは、コンテンツ パッケージの表示、情報の表示、コースからの削除、コンテンツパッケージに関連する受講者の詳細を閲覧することができます。
受講者の詳細を閲覧
「受講者の詳細を閲覧」では、現在コースに登録されている受講者の選択したコンテンツ パッケージの進捗、および個々のユーザーによる試行と統計情報を見ることができます。
登録解除されたユーザーの詳細を閲覧するには、管理者がコースに再登録する必要があります。
「受講者の詳細を閲覧」を選択すると、受講者の詳細パネルが開き、現在のコンテンツパッケージにおける受講者の進捗が表示されます。
このパネルには、ダッシュボードと現在登録されている受講者のリストという2つのブロックがあります。
ダッシュボードは以下の情報を提供します。
- コンテンツ パッケージ内のアクティブな受講者合計:このコースのこのコンテンツ パッケージへのアクセスを持つ現在登録されている受講者の数が表示されます。
- コンテンツ パッケージを完了した受講者合計:このコンテンツパッケージを完了した学習者の合計数が表示されます。学習者がこのコンテンツ パッケージを完了し、その後コースから登録解除された場合でも、ここにはカウントされます。学習者が完了後にコンテンツパッケージを再度受けた場合、新しく完了した試行はここではカウントされません。
- コンテンツ パッケージの平均スコア:コンテンツ パッケージを完了したすべての試行の平均スコアを表示します。
- 完了:現在登録されている受講者のうち、コンテンツ パッケージを完了した受講者の数を表示します。
- 進行中:現在登録されている受講者のうち、コンテンツ パッケージを開始したがまだ完了していない受講者の数を表示します。
- 未開始:現在登録されている受講者のうち、コンテンツ パッケージを開始していない受講者の数を表示します。
- 失敗:現在登録されている受講者のうち、コンテンツ パッケージを完了できなかった受講者の数を表示します。
ダッシュボードの下にある現在登録されている受講者のリストには、次の情報が表示されます。
- 名前:受講者の名前を表示します。
- 進捗ステータス:現在の受講者の試行の進捗を表示します。未開始(試行がまだ行われていない)、進行中(開始された試行が完了していない)、完了(試行が完了している)、失敗(試行は失敗したが、まだ試行が回数が残っている)、試行回数超過(試行が失敗し、残りの試行がない)。
- 完了:受講者の試行の完了ステータスを表示します。「はい」または「いいえ」のいずれかです。
- 試行の成功:受講者の試行の成功ステータスが表示されます。「はい」または「いいえ」のいずれかです。AICC コンテンツパッケージでは、最後の試行が正常に完了したものとして処理された場合、この列に「はい」が表示され、それ以外の場合、空欄になります。
- スコア:SCORMパッケージによってスコアが提供される場合、1回の試行で獲得した受講者のスコアが表示されます。
- スケール:1 回の試行で取得した受講者のスケールを表示します。スケールが設定されている場合、スケールは SCORM パッケージに対して提供されます。AICC コンテンツパッケージは、最後の試行が正常に完了したものとして扱われた場合、「スケール」列に100%が表示します。
- 完了日:試行が完了した日付けを表示します。
「受講者の詳細」パネルに表示される情報をダウンロードするには、「レポートのダウンロード」を選択します。
レポートは、Excelファイルでデバイスにダウンロードされます。
コンテンツ パッケージに対する受講者の試行は以下の手順で見ることができます。
1.受講者の詳細 パネルで受講者を選択します。
2.開いたパネルで、「受講者の試行を表示」を選択します。Learn365プレイヤーにリダイレクトされます。
3.Learn365 プレイヤーでは、受講者のコンテンツパッケージの試行を追跡できます。
注記:
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コンテンツ パッケージに対する受講者の試行は以下の手順で削除することができます。
1.受講者の詳細 パネルで受講者を選択します。
2.開いたパネルで、「受講者の試行を削除」を選択します。
3. 確認メッセージで「削除」を選択すると、受講者の試行が削除されます。
選択した受講者の最後の試行が削除されると、「受講者の詳細」パネルのこの受講者の進捗ステータスは「未開始」になります。
コンテンツ パッケージ表示
このオプションは、SCORMコンテンツパッケージでのみサポートされます。
コンテンツパッケージが Learn365 プレイヤーの新しいタブで開きます。
コンテンツ パッケージの編集
コンテンツパッケージ設定パネルが開きます。ここから、コンテンツパッケージのタイトル、説明、ユーザーごとの試行回数、およびその他の設定を変更できます。
コンテンツパッケージ情報
このオプションは SCORM コンテンツパッケージ に表示されます。コンテンツ パッケージの設定を見ることができます。
コンテンツパッケージの設定が表示されますが、編集はできません。
コンテンツパッケージの表示設定
Learn365 では、コース内の学習項目の表示を制御できます。
各学習項目の表示ステータスは、学習項目の名前の横で確認できます。非表示の項目には、非表示アイコン が表示されます。
コンテンツ パッケージを非表示にするには、「コンテンツパッケージを非表示」を選択します。
確認メッセージでは、コース ホームページと Learn365 プレイヤーに学習項目が表示されず、受講者が使用できなくなることが通知されます。
「非表示」ボタンを選択すると、コンテンツ パッケージは非表示になります。
「コンテンツパッケージを非表示」オプションは「コンテンツパッケージを表示」に置き換わります。
コースの受講(前提条件)、または完了するために必須と設定されている学習項目を非表示にした場合、受講者は受講の継続、コースを完了することができません。
非表示のコンテンツ パッケージを表示するには、「コンテンツパッケージを表示」選択します。
コースからコンテンツパッケージを削除する
コースからコンテンツパッケージを削除します。確認メッセージで「削除する」ボタンを選択すると、コースからコンテンツ パッケージが削除され、コース設定パネルの「コンテンツ」セクションから消えます。
注記:
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SCORM のトラブルシューティング
すべてのSCORMは、それぞれのコンテンツと設定によりユニークです。そのため、Learn365 テクニカルサポートでは、SCORMのパッケージに関する問題を特定するためのトラブルシューティングをお手伝いしています。
Learn365 テクニカルサポートでのトラブルシューティングをご希望の際は、SCORMのコピーをご提供いただきます。
サポートが行うトラブルシューティングは次のプロセスで行われます。
- 最初に、弊社の環境で問題を再現し、その問題が Learn365 プレイヤーに起因するものであれば、適切にサポートします。
- 次に、サードパーティーの SCORM テストソフトウェア「SCORM Cloud」にファイルをアップロードし、問題を再現します。
- 弊社環境または「SCORM Cloud」で問題を再現できない場合、問題の原因はパッケージ自体にあると判断します。その場合、パッケージを購入したベンダーに連絡することをお勧めします。
SCORMのアップロードが失敗する原因として、よくある原因には以下のようなものがあります。
- ファイルサイズが1GBより大きい
- .ZIPファイルの中にある.ZIPファイル:この場合、SCORMラッパーを新しいファイルに1つの.ZIPとして取り出す必要があります。
- SCORM を新しいウィンドウで開く設定はコンテンツ パッケージの保存する際、設定でオフにすることができます。
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