コースセッションの作成と管理

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コースセッションの作成

セッションは、インストラクター主導型コースで作成できます。
コースにセッションを追加するには、次の2つの方法があります。

1.「トレーニング作成」パネルの「基本情報」セクションで、インストラクター主導型を選択します。
eラーニングを選択したり、この段階を省略した場合は「セッション」セクションは表示されません。

2.タイムラインの「セッション」をに移動します。

3.「+コースセッション作成」ボタンを選択します。

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既存のコースにセッションを追加する

1.LMS365管理センターのトレーニング管理ページに移動します。

2.コースを選択し、コース管理パネルの「コースセッションの管理」を選択します。

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3.トレーニング作成パネルの「セッション」セクションが編集モードで開きます。「+コースセッション作成」ボタンを選択します。

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4.「コースセッション作成」パネルのフィールドに入力します。(既存のセッションを編集する場合は、フィールドを更新します。)アスタリスク()が付いているフィールドは入力必須です。

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5.「保存」を選択して、コースセッションを作成または更新します。


フィールドの入力

コースセッション作成パネルには次のフィールドがあります。

名前セッションの名前を入力します。

開始日セッションの開始日時を設定します。

終了日セッションの終了日時を設定します。

セッションの開始と終了の日時は、コースの公開日とは連動していません。コースが公開されている期間内に設定してください。

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タイムゾーンタイムゾーンを選択します。既定では、現在のサイトの地域設定に従って設定されます。

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登録期限:セッションへの登録期限を設定します。設定した日時を過ぎると、受講者はセッションに登録することができなくなります。このオプションを設定した場合でも、管理者が受講者を登録することはできます。既定は空欄です。

セッションの「登録期限」フィールドは、登録タイプ「受講者を個別に各セッションに登録する」と「ユーザーを複数のコースセッションに登録」のコースセッションにのみ表示されます。登録タイプ「受講者を一括して全てのセッションに登録する」では、コースの「基本情報」でコースの登録期限を設定することができますが、特定のセッションの登録期限を設定することはできません。

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詳しくはこちらの登録期限をご参照ください。

LMS365によるTeams会議のスケジュール:このオプションをONにするとLMS365がTeams会議をスケジュールします。LMS365がTeams会議をスケジュールすることで、参加者は予定されているセッション(会議)の招待状をTeamsアプリのカレンダーで見ることができます。また、Teamsから直接セッションに参加することができます。オンライン会議のURLはセッションの保存時に自動的に生成されます。

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詳しくはこちらのセッションでTeams会議を作成するにはをご参照ください。

次の場合「LMS365によるTeams会議のスケジュール」オプションは無効になります。

  • クラシック認証が使用されている

  • 旧式の同意を伴うモダン認証が使用されている

  • Microsoft 接続設定で通知が無効になっている 

    設定は、管理センター>設定>通知の「Microsoft 365 接続設定」で確認できます。

「LMS365によるTeams会議のスケジュール」オプションでは、セッションタイプのトレーニングに関連する通知が有効になっている場合にのみ通知を送信します。「LMS365によるTeams会議のスケジュール」が変更されると、変更内容に応じた通知が届きます。

オンライン会議のURL:受講者がセッションに参加するためのURLを指定します。受講者は、コースホームページ、トレーニングダッシュボード、Outlookカレンダーの招待状、受講登録の通知にあるリンクから参加できます。

「LMS365によるTeams会議のスケジュール」オプションがオンの場合、オンライン会議のURLはセッションの保存時に自動的に生成されます。

「LMS365によるTeams会議のスケジュール」オプションがオフの場合、オンライン会議のURLは手動で入力する必要があります。

オンライン会議のURLが空の場合、セッションを保存することはできません。警告「この項目は入力必須です」が表示されます。

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会議室:オンサイトでセッションを行う場合、会場を設定します。新しい会議室を作成するか、LMS365 Exchange Onlineで作成された会議室を選択します。

会議室を追加するには、次の2つの方法があります。

a)会議室のフィールドに名前を入力して[Enter]をクリックします。この場合、会議室は現在のコースに作成され、LMS365 Exchange Onlineには作成されません。場所、定員、URLなどの情報を持つことはできません。

b)「会議室を選択」からLMS365 Exchange Onlineで作成された会議室を選択します。最大100の会議室が表示されます。詳しくは「会議室の作成と設定をご参照ください。

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会議室の選択にはユーザー権限に従ってLMS365 Exchange Onlineで作成された会議室が表示されます。

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カレンダーmceclip8.pngに指定されている日時がセッションの日時となります。アイコンをクリックして他の日時の部屋の空き状況を確認することができます。

タイトル:会議室の名前を表示します。

場所:会議室の場所を表示します。

空室:開始時間と終了時間に空室の場合「はい」とマークされます。空室でない会議室は選択できません。

会議室を選択して「選択」をクリックすると、セッションの会議室フィールドに追加されます。

LMS365 Exchange Onlineで作成された会議室を表示するには、会議室にアクセスするアカウントを設定する必要があります。詳しくは「LMS365 の通知:概要と管理」をご参照ください。Microsoft365接続設定が設定されていない場合や、適切な権限がない場合は検証メッセージが表示されます。capture11.pngcapture12.png

コースまたはセッションの編集中に会議室が変更された場合、以前の会議室の予約はキャンセルされ、新しい会議室が予約されます。受講者のカレンダーには更新された予定が表示されます。

出席者が変更された場合、新しく追加されたユーザー、または削除されたユーザーのみに通知メールが届きます。

定員:登録タイプ「受講者を個別に各セッションに登録する」と「ユーザーを複数のコースセッションに登録」でのみ利用できます。値は正の整数で入力します。

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インストラクター:コースセッションを担当するユーザーを指定します。社内のユーザーやサイトコレクションに招待されたゲストから選択することができます。インストラクターの名前はコースのホームページに表示されます。

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インストラクターはコースおよび割り当てられたすべてのセッションへのアクセス権を持ちます。出席者の登録、QRコードのダウンロード、出席者のサインインシートの印刷を行うことができます。インストラクターに割り当てられると、セッションの情報をメールで受け取ります。

インストラクターへの割り当て、または割り当て解除はメールで通知されます。セッションに変更があった場合、インストラクターは更新されたメール通知を受け取ります。コースやセッションが削除された場合や、インストラクターの割り当てが解除された場合には通知を受け取ります。

社内コスト:1セッションあたりのコストを設定します。右側に使用する通貨の記号が表示されます

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すべてのコースおよびコースカタログのサマリーと計算に一貫性を保つため、すべてのコースセッションで同じ通貨を使用します。

コストは、出席が登録された受講者に対してのみ計算されます。出席が「不在」または「不在(報告済)」とされた受講者については、コストは計算されません。
受講者1人あたりのコストは、セッションに参加した受講者の総数によります。(セッションの社内コストを、出席登録された受講者数で除算します。)受講者毎の社内コストは、LMS365 API を使って確認できます。

既定値の通貨は米国ドル(USD)です。グローバル設定>設定>LMS設定の「社内コスト通貨」で変更できます。

セッション情報:必要に応じてセッションの追加情報を入力します。この情報はコースホームページの「追加情報」をクリックして表示できます。

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受講者によるモバイルアプリからの出席登録を許可する:このオプションをONにすると、受講者はLMS365モバイルアプリから出席を登録することができます。

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登録開始日:出席の登録を開始する日時を設定します。

登録終了日:出席の登録を終了する日時を設定します。

※ 既定では、登録開始日はセッションの開始日、登録終了日はセッションの終了日と同じになります。

QRコード:受講者はLMS365モバイルアプリでQRコードを読み取り、出席を登録することができます。

署名:受講者はLMS365モバイルアプリで署名を入力して、出席を登録することができます。

受講者のQRコード、署名による出席登録についてはこちらの「モバイルアプリによる出席登録」をご参照ください。


セッションセクションの概要

コースのセッションを管理するには、LMS365管理センター>トレーニング管理でコースを選択し、コース管理パネルの「コースセッションの管理」を選択します。トレーニング編集パネルの「セッション」セクションが表示されます。

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以下の情報が表示されます。各列をクリックして、セッションの表示順を変更することができます。

  • 名前:セッションの名前
  • 開始日:セッションの開始日時を表示します。
  • 終了日:セッションの終了日時を表示します。
  • タイムゾーンセッションのタイムゾーンを表示します。
  • 場所:会議室の名前/所在地、またはオンライン会議のURLを表示します。
  • 定員:セッションに設定されている定員数を表示します。(「受講者を個別に各セッションに登録する」」「ユーザーを複数のコースセッションに登録」タイプのコースにのみ表示されます。)
  • インストラクター:セッションに割り当てられているインストラクターを表示します。

通知エリアには、以下の情報が表示されます。

「受講者を一括して全てのセッションに登録する」の場合、定員と空席数が表示されます。

登録期限が設定されている場合、登録期限の情報が表示されます。

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インストラクターによるフィルタリングができます。(既定はすべてのインストラクター)

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セッションにインストラクターが割り当てられていない場合、フィルターには既定の「すべてのインストラクター」のみ表示されます。

出席者のサインインシートを印刷:コース管理者とインストラクターはサインインシートを印刷できます。

コースがまだ作成中の場合やセッションが設定されていない場合「出席サインシートの印刷」ボタンは利用できません。

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「出席サインインシートを印刷」を選択すると:

「受講者を一括して全てのセッションに登録する」の場合、すべてのセッションのサインインシートが入ったWord.docファイルが自動的にダウンロードされます。ダウンロードされたファイルには、コースの各セッションごとに別々の出席シートが入っています。

「受講者を個別に各セッションに登録する」の場合、コースセッションの一覧が表示されます。既定ではすべてのセッションのサインインシートを印刷します。必要なセッションを選択して印刷することもできます。括弧内に選択したセッション数が表示されます。

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サインインシートには以下の情報が記載されています。

  • コース:コース名
  • セッション:セッションの名前
  • 開始日/終了日セッションの開始日/終了日
  • タイムゾーン:セッションのタイムゾーン
  • 場所/会議URL:会議室/オンライン会議のURL
  • 開催者:セッションのインストラクターの名前
  • 日付:サインインシートの出力日
  • 名前:「受講者を個別に各セッションに登録する」のコースでは、セッションに登録されている受講者の名前を表示します。「受講者を一括して全てのセッションに登録する」のコースでは、コースに登録されている受講者の名前を表示します。
  • 署名:受講者が署名する欄です。受講者が MLS365 モバイルアプリで出席登録を署名で行った場合、その署名が表示されます。それ以外の場合、このフィールドは空欄です。

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セッション管理のアクション

登録タイプとセッションの設定に応じて、管理アクションは次のようになります。

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※「受講者を一括して全てのセッションに登録する」の場合、アクションパネルには「受講者を管理する」アクションはありません。

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出席者登録:

出席は現在開催中、または既に開催されたセッションのみ登録が可能です。開催予定のセッションの出席を登録することはできません。この場合、アクションパネルの「出席者登録」は利用できません。

コース管理者またはインストラクターは「出席者登録」から受講者のセッションの出席を登録できます。出席を登録するには、受講者を選択して左下の[出席者登録]ボタンをクリックします。

ドロップダウンリストから該当する値100%、75%、50%、25%、不在(報告済)、不在 のいずれかを選択します。選択した値はすぐに適用されます。値を変更するには、別の値を選択します。値は必要に応じて何度でも変更できます。出席が登録されると、コースの進捗と受講者の進捗パネルに表示されます。

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  • 名前:受講者の名前を表示します。

  • Eメール:受講者のアカウントを表示します。

  • 部署:受講者の所属部署を表示します。(ユーザー情報から取得されます)

  • 管理者:Azure ADで管理者として設定された名前を表示します。

  • 出席状況:登録されている場合は、受講者の出席状況を表示します。(100%、75%、50%、25%、不在(報告済)、不在)登録されていない場合、このフィールドは空欄です。

  • 更新者:出席登録情報を最後に更新したユーザーの名前を表示します。

  • 最終変更日:出席者登録情報が最後に更新された日時を表示します。 (現在のサイトの地域設定に従います。)

コース完了に最低限必要な基準が満たされると、受講者はコース完了となります。その後、受講者の出席を登録、変更しても、コースの完了日は変更されません。

「エクスポート」ボタンで出席者登録のレポートを出力します。

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Excelのレポートがローカルコンピューターにダウンロードされます。詳細は「出席の登録、追跡、レポート」をご参照ください。

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コースセッションの編集:

選択したセッションを編集します。

「コースセッションの編集」パネルで、必要な変更を行います。更新や変更を保存するには、「保存」をクリックします。

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コースセッションの各フィールドについては、「フィールドの入力」をご参照ください。

コースセッションのコピー:

既存のセッションをコピーして、新しいセッションを作成することができます。

「コースセッションのコピー」を選択すると、選択したセッションがコピーされた「コースセッション作成」パネルが開きます。開始日と終了日フィールドは空欄になっています。開始日と終了日を入力し、必要に応じてその他のフィールドを変更します。

[保存]して新しいセッションを作成するか、[キャンセル]をクリックして作成を破棄します。

受講者を管理する:

「受講者を個別に各セッションに登録する」と「ユーザーを複数のコースセッションに登録」タイプのセッションに、受講者を登録・解除することができます。
「受講者を一括して全てのセッションに登録する」タイプには「受講者を管理する」アクションは表示されません。

「受講者を個別に各セッションに登録する」と「ユーザーを複数のコースセッションに登録」タイプでは、特定のセッションに登録しなくてもコースの「ユーザー管理」で受講者をコースに追加することもできます。コースに追加された受講者は、通知のリンクから、またはコースホームページに直接アクセスした必要なセッションを選択することができます。

「ユーザー管理」パネルが開きます。「+受講者登録」 を選択して、セッションに受講者を登録します。

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単一または複数のユーザー、Active Directory、Microsoftグループ(Microsoft365グループ、メールが有効なセキュリティグループ、セキュリティグループ)を追加できます。カンマ、またはセミコロンで区切られた、電子メールまたは名前を入力するか、作成したテキストファイルをコピー&ペーストできます。

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Active Directoryグループ名の括弧内には、そのグループに属するユーザー数が表示されます。定員が設定されている場合、Active Directoryグループ内の各ユーザーが出席者(定員の1人)としてカウントされます。例えば、定員5のセッションに3人のメンバーで構成されたActive Directoryグループを追加した場合、残りの席は2つになります。登録、解除を行うと空席数は自動的に更新されます。

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登録する受講者が、セッションに設定された定員を超えていると、メッセージが表示されます。

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セッションの登録を解除するには、受講者を選択し 「登録解除」を選択します。列名「名前」をチェックするとすべての受講者を選択できます。

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「登録解除」ボタンの括弧内には選択している受講者の数が表示されます。(グループは1としてカウントされます。)

受講者にメール:

セッションの受講者にEメールメッセージを送信することができます。

選択したセッションに登録されているすべての受講者が表示されます。メッセージを送信する受講者を選択し、「メッセージの送信」を選択します。

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「件名」と「本文」のフィールドに入力して「送信」をクリックします。

既定では、本文にコースページへのリンクとセッションの情報が表示されます。このメッセージは編集、削除することができます。

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メッセージはTO欄に選択したすべての受講者が記入された1通のメールとして送信されます。

多数の受講者に同じメールを送信すると、メールクライアントやスパムフィルターによるメッセージの拒否や、重要度の低いメールや迷惑メールに分類される可能性が高くなりますので、ご注意ください。

電子メールが指定されていない受講者の場合、「メッセージの送信」は使用できません。

複数の受講者を選択し、その中に電子メールが指定されていない受講者がいると警告メッセージ「選択されたユーザーの中にメールアドレスが指定されていないユーザーがいます。そのユーザーにはメールが届きません。続行しますか?」が表示されます。[続行]をクリックすると電子メールが指定されている受講者にのみメッセージが送信されます。

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メッセージの送信は、コース管理>「受講者にメール」とユーザーセクション>「メッセージの送信」でも行うことができます。この場合、コースに登録されているすべての受講者にメッセージを送信することができます。

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出席用QRコードをダウンロード:

「出席用QRコードをダウンロード」は、セッションの設定で「受講者によるモバイルアプリからの出席登録を許可する」オプションがONの場合のみアクションパネルに表示され、利用できます。

コース管理者およびインストラクターはセッションのQRコードをダウンロードすることができます。受講者はこのQRコードをスキャンして出席を登録することができます。

QRコードはPDF形式でダウンロードされます。印刷や、メールで共有したり、プレゼンテーションに挿入して、セッション中に受講者がスキャンすることもできます。

コースセッションの削除:

選択したセッションを削除します。

確認メッセージが表示されます。「削除」ボタンで削除します。中止する場合は「キャンセル」ボタンをクリックします。

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