Learn365 v.3.74 アップデート情報(2026年6月8日)
Learn365 バージョン 3.74 の更新内容をお知らせします。
1.Learn365 インストール
Learn365 のインストール機能が改善され、利用開始までに必要な操作や権限が削減されました。主な変更点は次のとおりです。
💠ユーザーロール
これまでは Microsoft 365 のグローバル管理者のみが Learn365 をインストールできましたが、現在は組織内の任意のユーザーがインストールできるようになりました。
💠アクセス許可
インストール時に必要な承諾は、基本的な 2 つのアクセク許可のみになりました。Microsoft 365 のグローバル管理者は、組織全体に対してこれらの権限を承諾することも可能です。
💠Microsoft Entra ID および SharePoint との連携
従来は、Learn365 のインストール時に Microsoft Entra ID および SharePoint との連携が既定で有効になっていましたが、現在は以下の場所から個別に有効化できます。
Learn365 管理センター「すべてのカタログ」> グローバル設定 > LMS 設定 「Microsoft 365 連携」
なお、この設定は本リリース以降に Learn365 をインストールしたテナントでのみ表示されます。また、これらの連携を有効にせずに Learn365 を利用することも可能です。
💠サブスクリプションの有効化
サブスクリプションに Perform365 または Engage365 が含まれている場合、Learn365 管理センターからサブスクリプションを有効化すると、自動的に Perform & Engage 365 のインストールが開始されます。
インストールはバックグラウンドで実行され、コースカタログ管理ページにリダイレクトされると完了します。
インストール完了後は、Learn365 管理センターの左側ナビゲーションメニューに Perform と Engage の設定が表示されます。
💠Microsoft Entra 管理センターのアプリケーション
Learn365 をインストールすると、Microsoft Entra 管理センターのエンタープライズアプリケーションの一覧に以下が追加されます。
- Zensai
- LMS365 API
また、Microsoft Entra ID および SharePoint と連携すると、以下も追加されます。
- Zensai User Management
- Zensai SharePoint Integration
💠既存テナントへの影響
これらの変更は、すでに Learn365 をインストール済みのテナントには影響しません。
ただし、短縮リンク(例:ne-lms.365.systems)から Learn365 にアクセスする場合、基本的なアクセス許可の承諾を求められる可能性があります。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
- Learn365 インストール
- Learn365 と Microsoft Entra ID の連携設定
- Learn365 と SharePoint の連携設定
- Learn365 サブスクリプションの管理と設定
- Learn365 における Microsoft Entra ID アーキテクチャ
2.Learn365 管理センター
Learn365 管理センターのグローバル設定では、サブスクリプションに応じて、ナビゲーションメニューに以下の項目が表示されます。
- Perform & Engage 設定:サブスクリプションに Perform365 または Engage365 が含まれている場合に表示されます。
- Automation Center:サブスクリプションに Automation Center のサービスが含まれている場合に表示されます。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
3.学習時間のカテゴリ
学習時間のカテゴリを使用すると、受講者がさまざまなトレーニングに費やした時間を組織として把握し、レポートできます。
多くの組織、特に規制のある業界では、コンプライアンス、監査、技術スキルなどの分野ごとに学習時間を管理することが重要です。学習時間のカテゴリを活用することで、学習時間を意味のある分類ごとに整理できます。
学習時間は、受講者がコースを完了した際に自動的に記録されるほか、外部研修や非公式な学習を手動で記録することも可能です。これにより、社内外を問わず、すべての関連する学習活動を一元的に管理できます。
学習時間カテゴリを設定すると、次の用途で利用できます。
- Learn365 のコースに割り当てることで、コース完了時に該当カテゴリへ学習時間を記録できる
- 自己申告による外部研修の記録に使用でき、修了証明書の添付も可能
- トランスクリプト(学習履歴)やレポートに含めることで、進捗やコンプライアンス管理に活用できる
詳細については、以下のリンク先をご参照ください。
- この機能を有効にする方法については、こちらをご参照ください。
- 学習時間のカテゴリの作成と管理については、こちらをご参照ください。
- 学習時のカテゴリをトレーニングに割り当てる方法については、各トレーニングの設定ガイドをご参照ください。
- 受講者が外部または非公式のトレーニングを手動で記録する方法については、こちらをご参照ください。
- ライン マネージャー、プロキシ マネージャー、代理人による外部学習時間の承認については、こちらをご参照ください。
- 管理者および受講者は、学習時間のカテゴリが割り当てられたトレーニングに費やした時間を確認できます。
4.セッションおよびセッショングループの登録
集合トレーニング コースで、登録タイプが「すべてのグループとセッション」の場合、管理者はコース設定パネルの「セッション」セクションから、セッショングループに属するメンバーの回答(セッションへの招待への返答)を確認できるようになりました。
5.グループでの登録
トレーニングにグループが登録されている場合、管理者はそのグループを展開して、所属メンバーを確認できるようになりました。
この変更は、Learn365 のさまざまな箇所に適用されています。主な対象は以下のとおりです。
- トレーニング設定パネル>「ユーザー」セクションの「受講者」タブ
- 「受講者の管理」パネル
- 「受講者の表示」パネル(新規追加)
6.Go1 連携
Learn365 と Go1 の連携強化に伴い、2026年6月8日以降、Go1 コースのインポート方法は、Go1 が提供する Learn365 コンテンツハブからのみとなります。これに伴い、Learn365 のユーザーインターフェースから Go1 コースをインポートするオプションは廃止されます。
すでに Learn365 コンテンツハブ(Go1 ベース)へ切り替えている場合、従来の Learn365 UI を使ったインポート方法へ 戻すことはできません。
2026年6月8日時点でまだ Learn365 コンテンツハブ(Go1 ベース)へ切り替えていない場合は、自動的に移行されます。この場合も同様に、従来の Learn365 UI を使ったインポート方法へは戻せません。
詳細については、以下の該当をご参照ください。
7.AI アシスタンス
Learn365 プレイヤーの AI チューターが提供する回答について、受講者がフィードバックを送信できる機能が追加されました。
受講者からのフィードバックは、AI モデルやプロンプトの改善などに活用され、Zensaiの製品やサービスの品質向上に役立てられます。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
8.カタログ間でのコースコピー
コースを複数のカタログ間でコピーする際のコンテンツパッケージの扱いが改善され、共有設定が適切に反映されるようになりました。
これにより、カタログ間でコースをコピーしても、コンテンツパッケージが重複して作成されることはありません。
カタログ間でのコースコピーの詳細については、以下のガイドをご覧ください。
9.評価
カタログ管理者およびコース管理者は、コース完了条件の設定で、採点対象の評価に対して合格に必要な最低スコアを設定できるようになりました。
この設定を有効にすると、学習者の承認済みスコアが、評価スケール上で定められた基準を満たす(または上回る)場合にのみ、コースが完了とみなされます。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
10.レポート
受講者にとって、どのトレーニングが必須かをより分かりやすくするため、以下のレポートの内容が改善されました。
これらのレポートでは、「必須」列が新たに追加されるか、既存の列(例:「コースの要件」)が「必須」に名称変更されています。
この列の値は、トレーニング設定の「設定」セクションにある「必須として表示」オプションの設定に基づいています。
「全員に対して必須にする/ 選択されたユーザーに対して必須にする」が選択されている場合、この列には「必須」と表示されます。
「必須にしない」が選択されている場合は、「任意」と表示されます。
トレーニングを完了した受講者には、完了時の設定内容が表示され、完了していない受講者には、現在の設定内容が表示されます。
例:
- ユーザーA がトレーニングを完了した時点では「全員必須」に設定されており、その後「特定のユーザーのみ必須」に変更された場合、レポートでは、ユーザーA は「必須」と表示されます。
- ユーザーB がトレーニングを完了した時点では必須ではなく、その後設定が必須に変更された場合、レポートでは、ユーザーB は「任意」と表示されます。
- ユーザーC がまだトレーニングを開始していない、または進行中の場合は、レポートには現在のトレーニング設定に応じて、「任意」または「必須」のいずれかが表示されます。
11.Learn365 API
新たに、POST Enrollments/GetMandatoryStates エンドポイントが追加され、リクエストで指定した受講登録(Enrollment)が必須かどうかを取得できるようになりました。
また、評価(Assessments)に関する新しいエンドポイントが追加され、従来のエンドポイントは非推奨となりました。
従来のエンドポイントについては、今後の Learn365 のリリースで削除されるまでは引き続き利用できます。
以下のエンドポイントは現在、非推奨となっています:
-
GET /odata/v2/Assessments
POST /odata/v2/Assessments
GET /odata/v2/Assessments({Id})
PUT /odata/v2/Assessments({Id})
DELETE /odata/v2/Assessments({Id})
POST /odata/v2/Assessments/Approve
リクエストのレスポンスボディには、DELETE /services/learn/v2/Assessments/{Id} を除き、以下のパラメーターが新たに追加されました。
- scoringMethod
- gradeScaleSetId
評価で評価スケールが有効になっている場合、scoringMethod の値は "Direct" となります。
評価スケールが有効でない場合は、scoringMethod の値は "None" となり、gradeScaleSetId は null になります。
以下のAPIリクエストでは、scoringMethod と gradeScaleSetId のパラメーターを指定できるようになりました。
-
Create a new assessment via POST /services/learn/v2/Assessments
Update an assessment via PUT /services/learn/v2/Assessments/{Id}
POST /services/learn/v2/Assessments/approve で評価を承認する際、scoringMethod パラメータが "Direct" の場合は、リクエストボディに gradeScaleId を指定する必要があります。
詳細については、以下のガイドをご参照ください。
12.監査証跡
監査証跡に記録されるイベントに、学習時間カテゴリに関するイベントが追加されました。:
- 学習時間のカテゴリが作成されました
- 学習時間のカテゴリが削除されました
- 学習時間のカテゴリが更新されました
詳細については、以下の関連ガイドをご参照ください。
13.新しい UI
トレーニングダッシュボード>「コースカタログ」、コースカタログ ホームページで、トレーニングカード上のスキルにカーソルを合わせると、スキル名とレベルが表示されるようになりました。、カード上の「+<数字>」を選択すると表示が展開され、すべてのスキルを確認できます。
14.不具合の修正
- コース進捗ダッシュボードおよびトレーニング設定パネルの「ユーザー」セクションに表示される受講者リストが、正しく並び替えられるようになりました。以前は、一部のケースでウムラウト(ä、ö など)を含む文字で始まる名前が、ドイツ語のルールに従って正しく並び替えられない問題がありました。
- 受講者がトレーニング セッションから削除された際、「集合トレーニングの開催について: 予定の招待状」がすべての参加者に送信されることはなくなりました。以前は、一部のケースでこの通知が全員に送信されていました。
- ネストされた Microsoft Entra グループからユーザーを削除してから、その変更が Learn365 管理センターに反映されるまでの時間が短縮され、パフォーマンスが改善されました。以前は、一部のケースで反映に遅延が発生していました。
- トレーニング プラン内のいずれかのコースに対して外部トレーニングの記録がインポートされ、かつ他のコースがすべて完了している場合、受講者の進捗ダッシュボード上のステータスが正しく「完了」に更新されるようになりました。以前は、一部のケースで「進行中」のままになっていました。
- Learn365 プレイヤー内のクイズにおいて、受講者のスコアおよび合格スコアの割合が正しく表示されるようになりました。以前は、一部のケースで誤った割合が表示されていました。
- Learn365 管理センターの グローバル設定 >LMS 設定「ライン管理者設定」で「登録とトレーニング記録の管理」オプションがオフに設定されている場合、ライン マネージャーは部下にスキルを付与できなくなりました。以前は、この設定がオフでも付与できてしまうケースがありました。
- 受講者は、インターネット接続の切断やブラウザーの終了などにより中断された直近のクイズ試行を再開できるようになりました。以前は、一部のケースで再開できませんでした。
- 集合トレーニングで「強制再受講」が有効な場合や、管理者が受講者を再受講にした場合でも、受講者が自動的にセッションに登録されることはなくなりました。今後は、受講者に「セッションへの登録申請」通知が送信されます。
- 従来の UI において、コースカタログの説明文を編集するリッチテキストエディタ( Webパーツ設定> 説明)が正常に機能するようになりました。以前は、一部のケースで説明パネルにエディタが表示されない問題がありました。
- 新 UI において、ライン マネージャー ダッシュボード で対処の受講者の「受講の履歴を閲覧」が正しく表示されるようになりました。以前は、一部のケースで情報が読み込まれませんでした。
- 新 UI において、トレーニングのホームページおよびプレビューパネルが正しく読み込まれ、関連情報が表示されるようになりました。 以前は、一部のケースで情報が表示されませんでした。
- ライセンス数を超過している組織のユーザーに対し、新旧 UI の両方で、「トレーニング ダッシュボード」「コースカタログ ホームページ」「トレーニング ホームページ」で、一貫したライセンス関連のメッセージ(エラー)が表示されるようになりました。